Macでターボブーストを有効・無効にする方法【Intel Mac向け完全ガイド】
ターボブースト(Turbo Boost)は、Intelプロセッサを搭載した多くのMacに組み込まれている機能です。その存在を意識したことがない方も多いかもしれませんが、macOSはバックグラウンドで自動的にターボブーストのオン・オフを切り替えています。高いパフォーマンスが必要な場面では有効になり、アイドル状態など負荷の低い作業中は無効になります。ほとんどの場合、この仕組みは完璧に機能しますが、常にそうとは限りません。使用年数が経ったMacでバッテリー持ちを改善したいなら、ターボブーストを手動で制御して消費電力を抑えることができます。
自分のMacがターボブーストに対応しているか確認する方法
作業を始める前に、まずお使いのMacがターボブースト機能に対応しているかどうかを確認しましょう。
- MacのメニューバーにあるAppleロゴをクリックし、「このMacについて」を選択します。
- 「概要」タブにMacの正式なモデル名が表示されます。その情報を選択して Command + C を押し、クリップボードにコピーします。
- GoogleやDuckDuckGoなどお好みの検索エンジンを開き、コピーした情報を検索バーに貼り付けます。末尾に「technical specs(技術仕様)」という言葉を追加して Enter を押します。
- 検索結果の中から、support.apple.com へ移動するリンクをクリックします。通常は一番上に表示されています。
- Appleサポートのページで「プロセッサ」の項目を確認します。Macがターボブーストに対応していれば、ここにその記載があるはずです。
技術仕様にターボブーストの記載がない場合、お使いのMacはこの機能に非対応の可能性があります。また、M1チップ以降を搭載した新しいMacは、ターボブーストに対応していません。
ターボブーストを有効・無効にする方法
ターボブーストは、「Turbo Boost Switcher」というアプリケーションを使えば手動でオン・オフできます。Turbo Boost Switcherには無料版と有料版がありますが、このチュートリアルでは無料版を使用します。
Turbo Boost Switcherをインストールしたら、アプリを起動します。メニューバーに自動的に追加されたアイコンをクリックしてください。
ターボブーストが現在有効になっている場合は「Disable Turbo Boost(ターボブーストを無効にする)」という表示が出ます。逆に無効になっている場合は「Enable Turbo Boost(ターボブーストを有効にする)」と表示されます。これらの設定を使って、ターボブーストを手動で切り替えられます。
初めてターボブーストを手動で切り替える際、macOSが管理者のユーザー名とパスワードを求めてきます。
また、macOSがTurbo Boost Switcherの起動をブロックすることもあります。「セキュリティとプライバシー」に関するメッセージが表示された場合は、画面の指示に従ってTurbo Boost Switcherの実行を許可してください。
あるいは、「Appleメニュー → システム環境設定 → セキュリティとプライバシー」から手動でブロックを解除することもできます。ここに、Turbo Boost Switcherの解除を促すメッセージが表示されているはずです。
Turbo Boost Switcherでできるその他のこと
ターボブーストを手動で操作するときは、その変更がMacのCPU温度やバッテリーにどのような影響を与えているかを把握しておくとよいでしょう。
これらの指標はTurbo Boost Switcherのドロップダウンメニューで確認でき、「Charts…」を選択すれば数値の推移をグラフで分析できます。
これらのチャートには、ターボブーストの有効・無効によってMacのCPU温度やファンの回転数がどのように変動するかが表示されます。
チャートを見直すことで、自分のMacのモデルやノートPCの使い方に合わせて、最も良い結果をもたらすターボブーストの挙動を見つけられます。
Turbo Boost SwitcherのPro版にアップグレードすると、さらに便利な機能が使えるようになります。例えば、ファンの回転数、残りのバッテリー時間、電源への接続状況に応じて、ターボブーストを自動的に無効化する機能などがあります。
よくある質問
1. Turbo Boost Switcherは信頼できる?
長年にわたって多くのユーザーに利用されており、大きな問題の報告はありません。ただし、公式サイトがHTTPSに対応していない点は、多少のセキュリティ上の懸念として挙げられます。
2. ターボブーストを無効にするとパソコンが壊れる?
いいえ。むしろ低速で動作させることで、コンピューターの寿命がわずかに延びる可能性もあります。
3. Turbo Boost SwitcherはMacのパフォーマンスに影響する?
本来自動的に有効になる場面でターボブーストをオフにしている場合は、影響があります。ターボブーストを無効にすればバッテリーは節約できますが、状況によってはパフォーマンスの低下を実感することがあります。
4. Apple Silicon搭載Macでも使える?
いいえ。ターボブーストはIntelチップの機能です。Apple独自のチップでも似たような仕組みが使われている可能性はありますが、Turbo Boost Switcherでは制御できません。
ターボブーストを自分の手でコントロールしよう
これでターボブーストを手動で制御できるようになりましたが、常に手動で操作する必要があるわけではないことを覚えておきましょう。多くの場合、この機能は手を加えなくても問題なく動作します。
もしバッテリーの減りが速いことが主な理由でターボブーストを無効にしたいのであれば、それだけが原因とは限らない点にも注意してください。まずは使っていないアプリを強制終了してみて、バッテリー持ちが改善するかを確認しましょう。変化がなければ、改めてターボブーストを無効にしてみるとよいでしょう。
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