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iPhone・iPadのゲームの進行状況データを保存・復元する方法|iCloudとiExplorerの使い方

iPhoneやiPad向けのゲームには、かなり容量の大きいものが少なくありません。グラフィックやサウンドなどメディア要素の豊富なタイトルは、ダウンロード後の展開が完了するだけで、あっという間に1GB以上のストレージを消費することもあります。魅力的なiOSゲームをどんどんダウンロードしていけば、いずれデバイスの空き容量は一杯になります。ストレージは増設できないため、新しいゲームを追加するには何かを削除するしかありません。

さらにiOSでは、初期設定のままではアプリを削除すると設定情報やデータも一緒に消えてしまうという厄介な問題があります。つまり、何ヶ月もかけて進めてきたゲームをアプリごと削除すれば、その進行状況は一瞬で失われてしまうのです。ただし、iOS 11以降を実行している場合は話が変わります。この記事では、ほとんどのケースでこうした事態を防ぐための方法を紹介します。

デバイスのストレージ使用状況を確認する

iPhone・iPadのゲームの進行状況データを保存・復元する方法|iCloudとiExplorerの使い方

まず、本当にそのゲームを削除する必要があるのかを見極めましょう。タイトルによっては、数曲分の音楽程度のわずかな容量しか使っていないものもあります。探すべきは、もう遊んでいないのに容量だけを占有している「重い」ゲームです。「設定」アプリを開き、「一般」→「iPhoneストレージ」(旧称:使用状況)の順にタップします。インストール済みアプリの数によっては、リストが表示されるまで数分待つ必要があるかもしれません。アプリはストレージ使用量の多い順に並び、最も大きなものが一番上に表示されます。

空き容量を確保したい場合は、該当アプリをタップして「Appを削除」を選べば、アプリ本体とともに設定やデータも削除されます。しかし、iOS 11以降を使用しているなら、もうひとつの選択肢である「App取り外し(オフロード)」が利用できます。オフロードを実行すると、設定やデータを残したままアプリ本体だけを削除できるため、後でゲームを再ダウンロードしても進行状況は一切失われません。特にストレージ容量の少ないデバイスを使っている人には理想的な機能です。

可能ならiCloudを活用する

iPhone・iPadのゲームの進行状況データを保存・復元する方法|iCloudとiExplorerの使い方

プレイ中のゲームがiCloudへの進行状況の保存に対応しているなら、ぜひ活用しましょう。セーブも復元も格段に簡単になります。

一部のゲームでは、「Fallout Shelter」のように手動でiCloudへの保存を選択できる場合があります。また、「Crashlands」のように、iCloudへの自動保存に完全対応しているタイトルもあります。この場合、進行状況を復元するには、ゲームを再インストールして起動するだけでOK。さらに、別のデバイスで起動し直すだけで、進行状況を端末間で引き継ぐこともできます。

iExplorerを使う

iPhone・iPadのゲームの進行状況データを保存・復元する方法|iCloudとiExplorerの使い方

しかし、ほとんどのゲームはiCloudセーブに対応しておらず、そのようなケースでは「iExplorer」というツールを使うことになります。

ゲームデータをバックアップする手順

iExplorerをインストールし、USBケーブルでMacにデバイスを接続します。デバイスがiExplorerに読み込まれ、サイドバーに表示されます。デバイスを選択して「Apps」リストを開き、バックアップしたいデータを持つアプリを選択しましょう。「Documents」や「Library」など、いくつかのフォルダが表示されるはずです。

ハイスコアなどのセーブデータは「Documents」または「Library」フォルダ内のどこかにありますが、その場所やファイル名はゲームによって異なります。安全のため、データをバックアップしたいすべてのゲームについて、両方のフォルダを丸ごと保存しておくことをおすすめします。まずFinderで、ゲーム名・取得元のデバイス・日付を組み合わせた名前のフォルダを作成します(例:「Bit Pilot iPhone - 20160610」)。次にiExplorerで「Documents」と「Library」の両フォルダを選択し(Commandキーを押しながら順にクリック)、選択範囲をControlクリックして「Export to Folder(フォルダへ書き出し)」を選びます。保存先として、先ほど作成したフォルダを指定してください。

ゲームデータを復元する手順

iPhone・iPadのゲームの進行状況データを保存・復元する方法|iCloudとiExplorerの使い方

データを復元する際は、まず対象アプリをデバイスに新規インストールし、その状態でiExplorerに接続します。Finder内のバックアップフォルダからセーブファイルを見つけ、iExplorer上の同じ階層の場所へドラッグ&ドロップします。既存のファイルがある場合は上書きしてください。なお、デバイス上のアプリを一度でも起動したことがある場合は、新しいセーブデータを読み込ませるためにアプリを強制終了する必要があるかもしれません。ホームボタンをダブルクリックし、該当アプリを上方向にスワイプして終了させてから、再度起動します。

セーブファイルがどこにあるのか簡単に見つけられない場合は、「Documents」と「Library」フォルダ全体をまとめてコピーしてみるのも有効です。まれに、非常に古いデータを何度もアップデートされたアプリに復元した場合などに不具合が起こることがありますが、それはごく稀です。万が一問題が発生しても、アプリを再インストールして、今度はコピーするファイルを絞りながら試せば大丈夫です。

なお、この記事で紹介した方法は完全に万能というわけではなく、すべてのiOSタイトルで必ず成功する保証はありません。とはいえ、筆者はこれまで何百回とこの方法を使ってゲームの進行状況データの保存・復元に成功しているほか、クラウドセーブ非対応のゲームの続きを遊ぶために、iPhoneからiPadへとデータを移行することにも活用してきました。特定のゲームで不安がある場合は、手持ちの別のデバイスにアプリを新規インストールし、そこへデータを移してみて、正常に動作するかどうか確認すると安心です。


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