Macでコピー&ペーストする方法|基本のショートカットから書式なし貼り付け、iPhoneとの連携まで徹底解説
文章の一部や画像、その他のオブジェクトを、ドキュメント内の別の場所へ移したり、アプリ間で移動させたいときに使うのが「コピー(またはカット)」と「ペースト」です。MacやMacBookでは、Windowsとは異なるキーボードショートカットを使用するため、Windowsから乗り換えたばかりの方は戸惑うかもしれません。
この記事では、Macでカット・コピー・ペーストを行うための手順をわかりやすく解説します。MacBookでのコピー&ペーストに役立つヒントもあわせてご紹介します。
WindowsとMacの最大の違いは「Command(⌘)キー」
WindowsとMacの主な違いは、使用するキーです。Macでは「Command(コマンド)キー」を使います。このキーには⌘マークが付いており、スペースバーの隣に配置されています。
また、状況によっては「Option(オプション)キー」も必要になります。機種によっては「Alt(オルト)」と表記されている場合もあるので覚えておきましょう。
Mac・MacBookでコピーする方法
Macで何かをコピーしたいときは、以下の手順で行います。
- コピーしたいテキストやオブジェクトを選択する:単語であればダブルクリック。文や段落全体であれば、先頭でクリックしてからShiftキーを押しながら末尾をクリックするか、ドラッグして範囲を選択します。
- コピーを実行する:「Command + C」を押します。切り取りたい場合は「Command + X」です。どちらも選択した内容をクリップボードに保存しますが、コピーは元の位置にそのまま残し、カットは元の位置から削除する点が異なります。
Mac・MacBookで貼り付け(ペースト)する方法
- まず、コピーまたはカットしたいテキストやオブジェクトを選択し、「Command + C」(コピー)または「Command + X」(カット)を押します。
- 貼り付けたい場所にカーソルを置き、「Command + V」を押してペーストします。
貼り付け先は同じドキュメント内である必要はなく、別のドキュメントやまったく別のアプリでも問題ありません。さらに、記事の後半で紹介する「ユニバーサルクリップボード」機能を使えば、MacとiPhoneの間でコピー&ペーストすることも可能です。
書式を引き継がずに貼り付ける方法
ドキュメント間やアプリ間でコピー&ペーストをすると、フォントなどの書式まで一緒にコピーされてしまうことがあります。作業中のドキュメントと書式が異なる場合、見た目が崩れてしまうのは困りますよね。
そんなときは、「ペースト先の書式に合わせて貼り付ける」コマンドを活用しましょう。これにより、コピー元ではなく貼り付け先の段落やドキュメントの書式に合わせた状態でテキストを挿入できます。
- コピーまたはカットしたいテキストやオブジェクトを選択し、「Command + C」(コピー)または「Command + X」(カット)を押します。
- 貼り付けたい場所にカーソルを置き、「Command + Option + Shift + V」を押します。
少し複雑なキーの組み合わせですが、慣れれば貼り付け先のドキュメントやアプリの書式に統一されたテキストを簡単に挿入できます。
なお、このショートカットはアプリによって異なる場合があります。「Command + Option + Shift + V」でうまくいかないときは「Command + Shift + V」を試してみてください。
コピー&ペーストのその他の方法
多くの人は上記のCommand系ショートカットを使いますが、実はほかの方法もあります。
マウスを使う方法
- コピーしたいテキストを選択します。
- 選択範囲を右クリックします。
- メニューから「カット」または「コピー」を選びます。
- 貼り付けたい場所で右クリックし、「ペースト」を選択します。
メニューバーを使う方法(アプリによる)
- コピーしたいテキストを選択します。
- メニューバーの「編集」をクリックします。
- 「カット」または「コピー」を選びます。
- 貼り付けたい場所にカーソルを置き、「編集」メニューから「ペースト」を選択します。
例えばPagesには「ペーストしてスタイルを一致させる」というオプションがあり、書式を引き継ぎたくないときに便利です。ほかの多くのアプリにも同様の機能が備わっています。
Macで複数の項目をコピーできる?
Windowsからの乗り換えの方なら、「Macでもクリップボードに複数の項目をコピーしておいて、あとから好きなものを選んで貼り付けられるのか」と気になるかもしれません。
残念ながら、Macの標準機能ではクリップボードに複数の項目を保持することはできません。
一方、Windows PCではOfficeの「Officeクリップボード」機能により、最大24個の項目をOfficeドキュメントからコピーして保存し、作業ウィンドウから選んで貼り付けることができます。
Macのクリップボードはどこにある?
標準のクリップボードの中身を確認するには、以下の手順を行います。
- Finderを開きます。
- メニューバーの「編集」をクリックします。
- 「クリップボードを表示」を選択します。
- 直前にコピーした内容が表示されます。
ただし、過去にコピーしたすべての履歴が記録されるわけではない点には注意が必要です。
おすすめのMac用クリップボードツール
Apple純正の多機能クリップボードツールは提供されていませんが、サードパーティ製のツールを利用すれば複数のコピー履歴を保存・管理できます。
Alfred
おすすめは「Alfred」です。長年にわたり開発が続けられている受賞歴のある生産性向上アプリで、有料のPowerpack(シングルライセンス29ポンド)には「クリップボード履歴」機能が含まれています。
このツールを使えば、コピーした内容がすべて検索可能な履歴として保存され、いつでも呼び出せます。
また、よく使う定型文をスニペットとして登録すれば、素早く入力することも可能です。
クリップボード履歴の保持期間は、24時間、7日間、1ヶ月、3ヶ月から自由に選べます。
iPhone・iPad・Mac間でコピー&ペーストする方法
最後に、少し高度なテクニックをご紹介します。2016年のmacOS Sierraで「ユニバーサルクリップボード」が登場して以降、Macでコピーした内容をiPhoneに貼り付けること、そしてその逆も可能になりました。
各デバイスで機能が有効になっていれば、手順はいたってシンプルです。
- iPhoneで対象のテキストやオブジェクトを選択し、「コピー」をタップします。
- Macでドキュメントを開き、「Command + V」を押します。テキストの場合は3〜5秒程度、画像の場合は10秒以上かかることもありますが、しばらくするとコピーした内容が表示されます。
ユニバーサルクリップボードの利用条件
この機能はiOS 10およびmacOS Sierra(2016年)以降で利用可能です。最新のOSをお使いであれば問題ありませんが、古いバージョンの場合はアップデートが必要です。
また、ユニバーサルクリップボードに対応したデバイスである必要もあります。
iPhone・iPad・iPod touch側の対応機種:
- iPhone 5以降
- すべてのiPad Pro
- 第4世代iPad以降
- すべてのiPad Air
- iPad mini 2以降
- 第6世代iPod touch
Mac側の対応機種:
- 2015年以降のMacBook
- 2012年以降のMacBook Pro
- 2012年以降のMacBook Air
- 2012年以降のMac mini
- 2012年以降のiMac
- 2013年以降のMac Pro
さらに、以下の条件も満たしている必要があります。
- 両方のデバイスで同じApple ID(iCloudアカウント)にサインインしていること
- BluetoothとWi-Fiがオンになっていること
ユニバーサルクリップボードを有効にする設定手順
上記の条件が整っていれば、以下の手順で設定を確認・変更できます。
- Macで「システム環境設定 > 一般」を開きます。
- 画面下部の「このMacとお使いのiCloudデバイス間でHandoffを許可」にチェックが入っていることを確認します。
- iPhoneやiPadでは「設定 > 一般 > Handoff」を開き、Handoffのスイッチがオン(緑色)になっていることを確認します。
なお、macOS Ventura以降では「システム環境設定」が「システム設定」に名称変更されており、項目の場所も変わっている点にご注意ください。
まとめ
Macでのコピー&ペーストは「Command + C / X / V」が基本です。書式を消したいときは「Command + Option + Shift + V」、MacとiPhoneの間でデータを移すならユニバーサルクリップボードが便利です。標準機能では物足りない場合は、Alfredのようなクリップボード管理ツールの導入も検討してみてください。
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