Windows 10の動作を劇的に軽くする!ラップトップを最適化してパフォーマンスを向上させる15のヒント【2022年版】
Windows 10は従来のOSと比べて、より高速で安全な設計になっており、定期的な更新によって新機能やセキュリティ改善、バグ修正が提供されています。しかし、互換性の問題やバグ、マルウェア・ウイルス感染、さらにはハードウェアの不調などにより、動作が遅くなることもあります。特にWindows 10 21H2アップデート以降、「ノートPCがフリーズする」「起動時に応答しなくなる」といった不具合を報告するユーザーが多く見られました。
もしあなたもPCの動作が重くて困っているなら、以下のヒントを実践してWindows 10の速度とパフォーマンスを改善してみてください。
Windowsを最適化してパフォーマンスを向上させる基本対策
Windows 10のパフォーマンスを手早く改善したいなら、まずジャンクファイルの掃除、システム設定の見直し、不要なスタートアップサービスの停止から始めましょう。これだけで体感速度に大きな違いが出ます。
- CCleanerなどの無料システム最適化ツールを導入し、ワンクリックでジャンクファイル・キャッシュの削除やレジストリエラーの修復を行う。
- 最新のウイルス定義に更新したアンチウイルスソフトでシステム全体をスキャンする。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」からWindows Updateを確認し、最新の状態にしておく。
スタートアップで起動するプログラムを無効化する
Windows 10の動きが鈍く感じられる最大の原因の一つが、バックグラウンドで動き続けるプログラムの多さです。ほとんど使わないアプリまで起動時に読み込まれていては、リソースを無駄に消費します。これらを停止すれば、動作が明らかにスムーズになります。
- Ctrl + Shift + Escキーでタスクマネージャーを開きます。
- 「スタートアップ」タブに切り替えます。
- 普段あまり使わない、自動起動させたくないプログラムを特定します。
- 該当項目を選択して「無効化」をクリックします。
- Microsoft Corporation発行のシステム関連プログラムは無効化しないよう注意してください。

不要なスタートアップサービスを無効化する
スタートアップアプリの次は、Windows起動時やバックグラウンドで動作し、システムリソースを消費して動作を遅くしている不要なサービスも無効化しましょう。
- Windows + Rキーを押し、「msconfig」と入力してOKをクリック。
- システム構成ウィンドウが開きます。
- 「サービス」タブに移動し、「すべてのMicrosoftサービスを隠す」にチェックを入れます。
- 無効化したい不要なサービスのチェックを外し、「適用」→「OK」で設定を保存します。
変更を反映するには再起動が必要です。作業中のデータを保存してからWindowsを再起動してください。これにより起動時間の短縮とWindows 10の高速化が期待できます。

視覚効果を無効化する
Windows Vistaや7から引き継がれた影やアニメーションなどの視覚効果は、Windows 10にも搭載されています。見た目は美しい反面、システムリソースへの負担を増大させる原因になります。新しい高性能PCでは問題になりませんが、古いPCや低スペック機では体感性能を大きく損ないます。
- Windows + Rキーを押し、「Sysdm.cpl」と入力してEnterキーを押します。
- システムのプロパティウィンドウが開きます。
- 「詳細設定」タブを開き、「パフォーマンス」欄の「設定」をクリック。
- 「視覚効果」タブで「パフォーマンスを優先する」を選択します。
- 「適用」→「OK」で変更を保存します。

ブロートウェア(不要ソフト)を削除する
Windows PCを遅くする最大要因のひとつが、プリインストールされた不要ソフト(ブロートウェア)です。CPUやメモリ、ディスク容量を無駄に占有し、他のアプリケーション本来のパフォーマンスを妨げます。
不要なアプリを削除するには、以下の手順に従ってください。
- Windows + Rキーを押し、「appwiz.cpl」と入力してOK。
- 「プログラムと機能」が開き、インストール済みアプリ一覧が表示されます。
- 使用していないアプリを選択し、「アンインストール/変更」をクリック。
- アンインストールダイアログの指示に従って削除を完了させます。
ディスククリーンアップを実行する
古いソフトや一時ファイル、ジャンクファイルを取り除くために、定期的なディスククリーンアップが有効です。完全にアンインストールされなかったソフトの残骸ファイルは、パフォーマンス低下の原因にもなります。「ディスククリーンアップ」ツールを使って整理しましょう。
- Windows + Eキーでエクスプローラーを開き、「PC」を選択します。
- Cドライブを右クリックして「プロパティ」を選択。
- 「全般」タブを開きます。
- 「ディスククリーンアップ」ボタンをクリック。
- リスト内の項目をすべて選択して「OK」を押せば完了です。

高速スタートアップ機能を有効にする
Windows 10には「高速スタートアップ」と呼ばれるハイブリッド起動モードが搭載されています。必要なリソースをハードディスク上の単一ファイルにキャッシュすることでシャットダウン後の起動時間を大幅に短縮できます。起動時にこのマスターファイルがRAMへ高速に読み込まれ、立ち上がりが格段に速くなります。
- コントロールパネルを開きます。
- 「電源オプション」を検索して選択。
- 「電源ボタンの動作の選択」をクリック。
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック。
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」にチェックを入れます。
- 「変更の保存」ボタンを押して完了です。

バックグラウンドアプリを無効化する
Windows 10では、位置情報、入力傾向、アカウント情報などを収集するためのバックグラウンド処理が数多く動作しています。これらのアプリは必要なくても常駐してシステムリソースを消費し、PCを熱くして全体のパフォーマンスを下げる原因となります。不要なバックグラウンドアプリをオフにして、Windows 10を快適にしましょう。
- Windows + Xキーを押して「設定」を選択。
- 「プライバシー」→「バックグラウンドアプリ」をクリック。
- 不要なアプリのトグルスイッチをオフにします。
- また、「バックグラウンドでアプリを実行できるようにする」のトグル自体をオフにすれば、すべてのバックグラウンドアプリを一括停止できます。

検索インデックスを無効化する
Windows Searchのインデックス機能は、検索ツールの応答性を高め、Windows 10でのファイル検索を速くしてくれます。しかし、バックグラウンドで常時稼働し多くのシステムリソースを消費するため、パフォーマンスを犠牲にする側面もあります。検索を頻繁に使わないのであれば、無効化するのがおすすめです。
以下の手順で検索インデックスを無効化できます。
- Windows + Rキーを押し、「services.msc」と入力してOK。
- サービス一覧から「Windows Search」を見つけてダブルクリック。
- 表示されたウィンドウで「スタートアップの種類」を「手動」または「無効」に変更し、「OK」をクリックして保存します。
仮想メモリを調整する
Windowsには物理メモリ(RAM)と、ページングファイルとも呼ばれる仮想メモリの2種類があります。RAMが少ないと、Windows 10でのマルチタスク処理は困難になります。理想はRAMの増設ですが、それが難しい場合は仮想メモリを増量してWindowsのパフォーマンスを最適化するという選択肢があります。
- スタートメニューの検索で「performance」と入力し、「Windowsの外観とパフォーマンスの調整」を選択。
- パフォーマンスオプションのポップアップが開きます。
- 「詳細設定」タブに移動し、「仮想メモリ」欄の「変更」ボタンをクリック。
- 表示されたウィンドウで「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。
- 「C:」ドライブを選択し、「カスタムサイズ」のラジオボタンを選びます。
「初期サイズ(MB)」には搭載RAMと同じ値、「最大サイズ(MB)」にはRAMの2倍の値を設定します(例:RAMが4GBの場合、初期サイズは1024×4=4096MB、最大サイズは8192MB)。その後「設定」ボタン→「適用」→「OK」で保存します。再起動を求められるので、作業データを保存してWindowsを再起動してください。

Windowsトラブルシューティングツールを実行する
Windows 10には、パフォーマンス問題を自動的に検出して修復してくれる便利な(しかし意外と知られていない)ツールが備わっています。自分では原因を特定できないトラブルも、トラブルシューティングツールで簡単に見つけて修正できます。起動するには、コントロールパネルを開き、アイコン表示を「小さいアイコン」に変更して「トラブルシューティング」をクリックし、「システムとセキュリティ」配下の「メンテナンス タスクの実行」を選択します。
「コンピューターの問題をトラブルシューティングし、防止する」という画面が表示されるので「次へ」をクリックします。トラブルシューターは未使用のファイルやショートカットを検出し、PC上のパフォーマンス問題などを特定・報告して自動的に修復してくれます。あわせて同じ画面にある「Windows Updateの問題を解決する」「電力使用量を改善する」ツールも実行すると、より効果的です。
ドライバーを定期的に更新する
不完全なドライバーインストールや古いドライバーは、PCの動作を少しずつ遅くする深刻な要因です。デバイスメーカーは内部バグの修正やパフォーマンス改善のために更新をリリースしています。ドライバーをこまめに更新することで、PCのパフォーマンス維持につながります。手動でドライバーを更新する手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索に「device manager」(デバイスマネージャー)と入力してEnterキーを押すと、デバイスマネージャーとインストール済みドライバー一覧が開きます。
- 感嘆符(!)が付いているデバイスを探して右クリックします(各項目を展開すると黄色い感嘆符が見つかります)。
- 「ドライバーソフトウェアの更新」を選択します。
高パフォーマンス電源プランに切り替える
Windows 10には、デバイスの電力使用を最適化するための3つの電源プランが用意されています。「バランス」「省電力」「高パフォーマンス」の3つです。パフォーマンス重視なら、PCをフルスピードで動作させられる「高パフォーマンス」を選びましょう。
現在の電源プランを変更する手順は以下の通りです。
- コントロールパネルを開きます。
- 「ハードウェアとサウンド」をクリック。
- 「電源オプション」をクリック。
- 「高パフォーマンス」プランを選択します。

システムファイルを修復する
破損したシステムファイルが原因でパフォーマンスが低下している場合は、DISM(Deployment Image Service and Management Tool)というコマンドラインツールを使えば、Windows 10を再インストールせずに修復できます。DISMで修復できない場合でも、Windows 10にはSFC(システム ファイル チェッカー)が用意されており、Windows Update経由で破損したシステムファイルを置き換えてくれます。
DISMの使い方
- コマンドプロンプトを管理者として開き、以下のコマンドを実行します。
- DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth
- スキャンが100%完了するまで待ちます。
- 続けて「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押し、システムファイルチェッカーを実行します。
- スキャン完了後にWindowsを再起動すれば、違いを実感できるはずです。

高速なSSDにアップグレードする
古いPCの場合、最大のボトルネックとなるのはHDD(ハードディスクドライブ)です。回転プラッター式の従来型ドライブは、他のどのハードウェアよりも動作が遅くなりがちです。システムパフォーマンス向上のための最善策は、SSDへの交換と言っても過言ではありません。
以下はSSDとHDDの比較イメージです。

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