Windows 10で仮想メモリを増やす方法【初心者向けかんたん設定ガイド】
Windowsパソコンの動作が重くなってきたとき、多くの人はまずSSD(ソリッドステートドライブ)やRAM(メモリ)を大容量のものへ買い替えることを考えます。確かに物理的な増設はメモリ不足の解決につながりますが、費用も手間もかかります。
そこで注目したいのが「仮想メモリ」の活用です。既存のRAMやSSDを交換しなくても、設定を少し変更するだけでシステムのメモリ領域を拡張できます。本記事では、仮想メモリの仕組みと、Windows 10での増やし方をわかりやすく解説します。
仮想メモリとは?
PCには主に2種類の記憶領域があります。
- SSD・HDD: ファイルやドキュメントなど、あらゆるデータを長期保存するためのストレージ
- RAM(メインメモリ): 起動中のプログラムのデータを一時的に保持し、システムの快適な動作を支えるメモリ
RAMはSSDよりもはるかに高速ですが、その分すぐに使い切られてしまうという特徴があります。RAMが不足すると、システムの動作が遅くなったり、フリーズしたりする原因になります。
この問題を解決するために用意されているのが仮想メモリ(ページファイル)です。仮想メモリとは、RAMが使い切られた際に、SSDやHDDの一部をメモリの代わりとして一時的に利用する仕組みのことです。例えば、搭載メモリが8GBで使い切った場合、システムは自動的に仮想メモリへデータを退避させ、動作を継続しようとします。
ただし、仮想メモリも無限ではありません。使い続ければいずれ上限に達してしまいます。そこでMicrosoftは、ユーザーが仮想メモリのサイズを手動で変更できるようにしています。数ステップの設定だけで仮想メモリを増やせば、より滑らかでストレスのないPC操作を実現できます。
Windows 10で仮想メモリを増やす手順
それでは、実際の設定方法を見ていきましょう。管理者権限のあるアカウントで作業することをおすすめします。
- スタートメニューを開き、「設定」(歯車アイコン)をクリックします。
- 検索ボックスに「パフォーマンス」と入力し、表示された候補から「Windows の外観とパフォーマンスの調整」を選択します。
- 新しいウィンドウ(パフォーマンス オプション)が開いたら、「詳細」タブに切り替えます。
- 「仮想メモリ」欄にある「変更」ボタンをクリックします。
- 現在の設定値が推奨値より大幅に小さい場合は、「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを解除し、「カスタム サイズ」を選択します。
- 「初期サイズ」に推奨値(RAM容量×1.5程度が目安)、「最大サイズ」にそれより大きい値(RAM容量×3程度が目安)を入力します。
- 「OK」をクリックして設定を保存し、PCを再起動すると変更が反映されます。
※ 推奨値は各ドライブ選択時にウィンドウ下部に表示されますので、そちらの数値を参考にすると安心です。
まとめ
以上が、Windows 10で仮想メモリを増やす方法です。仮想メモリを適切に設定することで、システムのメモリが最適化され、全体的なパフォーマンス向上が期待できます。RAMの増設前にまず試したい、コストのかからない有効な対策と言えるでしょう。
また、仮想メモリはストレージの空き容量を使用する仕組みのため、ディスククリーンアップを定期的に実行して空き容量を確保しておくことも大切です。設定見直しとディスク整理を組み合わせれば、Windows 10をより快適に使い続けられます。
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