Windows 10でファイルをフォルダ間で自動移動する方法|Robocopyとタスクスケジューラを活用
パソコンを使っていると、フォルダ間でファイルを移動する作業は日常的に発生します。ドライブの整理や重要ファイルのアーカイブ、あるいは単なるデータのお片付けなど、その目的はさまざまです。しかし、手作業でのファイル整理には時間がかかるうえ、単調な繰り返しになりがちです。そんな面倒な作業から解放されたい方におすすめしたいのが、ファイル転送の自動化です。実は、Windows 10に標準搭載されているコマンドラインユーティリティ「Robocopy」を使ったスクリプトを利用すれば、フォルダ間のファイル移動を完全に自動化できるのです。
ファイル転送を自動化するには、Robocopyスクリプトを作成し、経過日数、移動元(ソース)フォルダと移動先(デスティネーション)フォルダのパスを指定します。さらに、タスクスケジューラでタスクを登録すれば、毎日決まった時刻にスクリプトを自動実行できます。
Windows 10でファイルを自動移動するスクリプトを作成する手順
ファイルの自動転送を行いたい場合は、まずスクリプトを作成する必要があります。以下の手順に従ってください。
ステップ1:タスクバーの検索ボックスに「メモ帳」と入力し、Enterキーを押してメモ帳を起動します。
ステップ2:空白のファイルが開いたら、以下のスクリプトをコピーして貼り付けます。
保存する前に、日数の設定値、移動元・移動先フォルダのパスを、ご自身の環境に合わせて必ず変更してください。
echo off
set X=<days>
set "source=C:\<Source Folder Path>"
set "destination=D:\<Destination Folder Path>"
robocopy "%source%" "%destination%" /mov /minage:%X%
exit /b

ステップ3:「ファイル」→「保存」を選択してファイルを保存します。
ステップ4:保存時に、デフォルトのファイル形式「テキスト文書(.txt)」を「すべてのファイル」に変更します。
ステップ5:ファイル名の欄に「<ファイル名>.BAT」と入力し、拡張子.BATで保存します。
ステップ6:「保存」をクリックしてファイルを保存します。
タスクスケジューラで実行タスクを作成する手順
移動元と移動先フォルダを指定したスクリプトが完成したら、次にタスクスケジューラを使って、Windows 10上でファイルを自動的に移動するタスクを設定しましょう。
- タスクバーの検索ボックスに「タスクスケジューラ」と入力し、Enterキーを押してタスクスケジューラを開きます。

- タスクスケジューラウィンドウ右側にある「タスクの作成」を見つけてクリックします。
- タスクにわかりやすい名前を入力します。

- タスク作成ウィンドウで「トリガー」タブをクリックします。

- 「新規」をクリックしてトリガーを作成します。

- 設定からトリガーの実行頻度を選択します。たとえば、「毎日」「1回」「毎週」「毎月」などが選択できます。
- タスクを実行したい時刻も指定し、「OK」をクリックして設定を保存します。

- 再びタスク作成ウィンドウに戻り、「操作」タブをクリックします。ここでトリガーにアクションを関連付けます。
- 「操作」タブ内の「新規」を見つけてクリックします。

- 表示されたウィンドウで「参照」をクリックし、先ほど作成した.BATファイルを選択して「OK」をクリックすれば完了です。あとはタスクスケジューラを閉じましょう。
これで設定はすべて完了です!もうフォルダ間のファイル移動を手動で行う必要はありません。以降は自動的にファイル転送が実行されます。
ファイルやフォルダを整理できるソフトウェア
この作業はタスクスケジューラとRobocopyスクリプトだけでなく、専用ソフトウェアを使っても自動化できます。時間と労力を節約したい方には、専用ツールの活用がおすすめです。
ファイルやフォルダの整理に役立つ優れたソフトウェアのひとつが「EaseUS Todo Backup」です。本来はバックアップツールですが、「ファイルバックアップ」機能を利用すれば、スケジュールを設定してフォルダ間でファイルをコピー・移動できます。
この機能を使うと、ツールが毎週・毎日など、設定した任意のタイミングで別フォルダへファイルのイメージ(複製)を作成します。イメージはいつでもプレビューできますが、編集を行う前に必ずコピーを作成しておくことをおすすめします。
ソフトウェアでファイルをフォルダ間で移動する手順:
- EaseUS Todo Backupをダウンロードしてインストールします。

- ツールを起動し、「ファイルバックアップ」を選択して、フォルダ間でファイルのコピーや移動を行います。

- コピーまたは移動したいファイルやフォルダを選択します。「宛先」をクリックして、希望するコピー先の場所を指定します。プラン名や説明を入力すれば、ファイルに関する情報をより詳細に記録することも可能です。

- 「スケジュール」をクリックすると、バックアップスキームの画面が表示されます。ここで、毎日・毎週・毎月など、ファイル移動のためのバックアッププランをスケジュール設定できます。

- 「実行」をクリックすると、フォルダ間でのファイル移動が開始されます。
以上が、ソフトウェアを使う場合・使わない場合それぞれの、ファイル転送を自動化する方法でした。いかがでしたか?この方法を活用して、ファイルやフォルダの移動を自動化し、日々の作業をもっと効率化してみませんか?ぜひコメント欄であなたのご意見をお聞かせください。
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