Windows 10の「ディスクブートエラー」を解決する4つの方法|システムディスクを挿入してEnterキーを押すエラーの直し方
Windows 10でPCを起動する際、「ディスクブートエラー(Disk Boot Failure)」が発生することがあります。これは、起動に使用しているディスクに何らかの問題がある場合に起こるエラーです。PCがディスクを認識できないケースもあれば、ディスク上のファイルが破損しているために、選択したディスクから起動できなかったことを示す汎用エラーメッセージが表示されるケースもあります。
本記事では、このエラーの主な原因とともに、Windows 10パソコンで「ディスクブートエラー:システムディスクを挿入し、Enterキーを押してください」というメッセージが表示されたときの具体的な解決方法を詳しく解説します。
- 第1部:ディスクブートエラーの主な原因
- 第2部:Windows 10でディスクブートエラーを修正する方法
第1部:ディスクブートエラーの主な原因
対処法を試す前に、まずは自分のPCでなぜディスクブートエラーが発生しているのか、その原因を把握しておきましょう。エラーの背景には複数の要因が考えられます。以下に代表的な原因をまとめました。
原因1: 問題のある起動ディスクが光学ドライブに挿入されたままになっており、PCがそこから起動しようとしている可能性があります。不良ディスクのため、正常に起動できません。
原因2: ブートデバイスの優先順位が正しく設定されていない可能性があります。OSがインストールされている正しいドライブから起動するよう設定されているか確認しましょう。
原因3: ハードディスク自体が物理的に故障しており、ファイルを読み込めない状態になっている可能性があります。特に長年使用した古いPCや経年劣化したHDDで発生しやすいトラブルです。
原因4: 最近接続・増設した新しいハードウェアが原因となっているケースもあります。すべての機器がPCと互換性があるとは限らず、そのうちの一つが不具合の元になっていることがあります。
原因5: OSのシステムファイルの一部が破損している可能性があります。これにより、PCがディスクブートエラーを表示することになります。
原因が何であれ、次のセクションで紹介する方法を試せば、ディスクブートエラーを解消し、PCを正常に起動できるようになるはずです。
第2部:Windows 10でディスクブートエラーを修正する方法
ここでは、Windows 10パソコンのディスクブートエラーを修正する具体的な手順を紹介します。いずれの方法も比較的簡単に実行できるので、順番に試してみてください。
方法1:内蔵ハードディスクを最初の起動デバイスに設定する
PCの起動順序で、メインのハードディスク以外が最優先に設定されていると、OSが存在しないドライブから起動を試みるため、ディスクブートエラーが発生します。
この問題を解決するには、メインのハードディスクを最初の起動デバイスとして設定し、必要なファイルを正しいドライブから読み込ませるようにします。手順は以下の通りです。
BIOS画面が表示されたら、F10またはF12キーを押してBIOS設定メニューを開きます。IDE Primary Master(IDEプライマリマスター)の項目を探し、メインのハードディスクが選択されているか確認します。選択されていない場合は、ドロップダウンメニューから該当のハードディスクを選択してください。最後にF10キーを押して設定を保存し、BIOSを終了します。PCを再起動すると、問題が解決しているはずです。
方法2:新しく取り付けたハードウェアを取り外す
多くの場合、ディスクブートエラーの原因は最近追加したハードウェアにあります。最近PCに新しい機器を接続・増設した場合は、一度取り外してみて問題が解決するか確認しましょう。ケーブルを抜くだけで済むこともあります。
最近PCに接続したデバイスを見つけたら、そのケーブルをPCから外し、PCを再起動します。ハードウェアが原因だった場合は、その機器を取り外した状態でPCが正常に起動するはずです。
方法3:chkdskコマンドでディスクエラーやファイルシステムの破損をチェック・修復する
システムファイルが破損すると、ディスクからの起動時に問題が発生することがよくあります。これが原因の場合は、PC上の破損ファイルを修復する必要があります。その手段の一つとして、Windowsに標準搭載されているchkdskユーティリティを使う方法があります。
手順は以下の通りです。
● Windows 10の起動ディスクをPCに挿入し、そこからPCを起動します。画面に表示される「コンピュータを修復する」を選択します。
● 次の画面で「コマンドプロンプト」を選択し、コマンドプロンプトウィンドウに以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
chkdsk /f /r
コマンドを実行すると、システム上の破損ファイルがスキャンされ、自動的に修復されます。処理が完了したらPCを再起動してください。
方法4:Windows Boot Geniusでディスクブートエラーを修復する
まれに、上記のどの方法でも問題が解決しないケースがあります。そのような場合でも諦める必要はありません。「Windows Boot Genius」という便利なソフトウェアを使えば、今直面している起動トラブルを修復できる可能性があります。
ソフトウェアを使用して問題を解決する手順は以下の通りです。
● 別の正常なPCでソフトウェアをダウンロードして実行します。空のCD/DVDまたはUSBメモリをドライブに挿入し、ソフトウェア上でそのメディアを選択して「書き込み(Burn)」ボタンをクリックします。修復用のソフトウェアがメディアに書き込まれます。
● 作成したCD/DVD/USBを問題のあるPCに挿入し、そこから起動します。ソフトウェアが起動したら、上部のメニューバーから「Windows Rescue」を選択し、左側のパネルにある「Crash before loading bar(読み込みバー表示前のクラッシュ)」をクリックします。
あとは画面の指示に従って操作すれば、Windows 10 PCのディスクブートエラーを解消できるはずです。
以上、Windows 10 PCでディスクブートエラーを修正するための複数の方法を紹介しました。中には、多くのユーザーに実績のあるサードパーティ製ツールを活用する方法もあります。自分の状況に合った方法を選んで、ぜひ試してみてください。
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