ファイル拡張子ガイド:拡張子の修正と一括変更(バッチリネーム)のやり方
拡張子が欠けていたり、文字化けしていて開けないファイルにお困りではありませんか?ファイルの種類が分かっていれば、正しい拡張子を付けるだけで、そのファイルが再び読み取れるようになることがあります。さらに、同じ問題を抱えたファイルが複数あるなら、拡張子の一括変更(バッチリネーム)が大きな時間の節約になります。
ファイル拡張子とは何か
ファイル拡張子とは、ファイル名のピリオド以降に続く文字列のことです。たとえば document.doc というファイルの場合、「DOC」が拡張子にあたります。拡張子はファイルの種類を識別する役割を持ち、OSはこれをもとに、そのファイルをサポートするソフトウェアとの関連付けを行います。
なお、多くの場合、単に拡張子を書き換えるだけではファイル形式の変換にはなりません。たとえばPDFをWord文書に変換するには、ファイル全体を新しい形式に書き出せる変換ツールが必要です。ただし例外もあり、DATファイルをWord文書として扱うケースなどは、拡張子の変更だけで対応できることがあります。
ファイル拡張子を表示する方法
拡張子の変更は、誤操作によってファイルを一時的に使えなくしてしまう恐れがあります。そのため、Windowsでは拡張子は初期設定で非表示になっています。隠れている拡張子を確認するには、対象のファイルを右クリックして「プロパティ」を選択します。「全般」タブにファイルの完全な名前(拡張子込み)が表示され、その下にはファイルの種類と、それを開くアプリケーションの名前が記載されています。
拡張子を常に表示させることも可能です。エクスプローラーを開き、拡張子を表示したいフォルダーへ移動してください。
Windows 8 および 10 の場合:「表示」タブを開き、「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。
Windows 7 の場合:左上の「整理」をクリックし、メニューから「フォルダーと検索のオプション」を選択します。「表示」タブに切り替え、「登録されている拡張子は表示しない」までスクロールしてチェックを外し、「OK」をクリックして変更を保存します。
ファイルの関連付けを修復する方法
ファイルの関連付けが壊れてしまうこともあります。これは、Windowsがあるファイル形式を、それをサポートしないプログラムと誤って結び付けてしまう状態です。たとえば、先ほどのDOCファイルがMicrosoft WordではなくVLCに関連付けられてしまったとしましょう。するとすべてのDOCファイルがVLCで開こうとしますが、メディアプレーヤーはDOCファイルを開けません。幸い、誤った関連付けは簡単に修復できます。
問題のファイルを右クリックし、メニューから「プログラムから開く」を選択します。関連付けを恒久的に変更するには、「別のプログラムを選択」をクリックします。次に正しいプログラムを選び、「常にこのアプリを使って .ext ファイルを開く」(EXTは該当する拡張子)にチェックを入れてください。
なお、LNK(ショートカット)ファイルの関連付けが壊れた場合には、レジストリの修正が必要になることがあります。
ファイルの種類を特定する方法
見慣れないファイル形式に出くわしたら、GoogleやWolframAlphaで調べると手がかりが得られることがあります。
また、拡張子のないファイルの分析には TrID が便利です。用意されているのは3つのバージョンで、コマンドラインユーティリティの「TrID File Identifier」、GUI付きの「TrIDNet」、そしてWeb版の「TrID Online」です。いずれもファイルのバイナリシグネチャを読み取り、TrIDのファイルタイプデータベースと照合します。一致が見つかれば、そのファイルが何であるかが判明します。
拡張子を一括変更する方法
拡張子の一括変更には、コマンドラインを使う方法とサードパーティ製ツールを使う方法の2通りがあります。拡張子だけでなくファイル名自体も変更したい場合は、サードパーティ製ツールの利用をおすすめします。
コマンドラインを使う方法
まず、編集したいファイルをすべて1つのフォルダーにまとめます。そのフォルダーを Shift キーを押しながら右クリックし、「コマンドウィンドウをここで開く」を選択します。
ファイル名を変更して上書きする場合
元のファイルを書き換えてよいなら、次のコマンドを入力し、「OLD」と「NEW」をそれぞれ実際の拡張子に置き換えてください。
ren *.OLD *.NEW
たとえば、JPEGをJPGへ一括変更するコマンドは次のようになります。
* はワイルドカードで、条件に合致するすべてのファイルにコマンドを適用できます。特定の1ファイルだけを変更したい場合は、* を完全なファイル名に置き換えます。
コピーして名前を変更する場合
元のファイルを残しつつ、目的の拡張子を持つ新しいファイルを作成したい場合は、次のコマンドを使用します。
xcopy *.OLD *.NEW
xcopyコマンドを実行するには、管理者権限のあるコマンドプロンプト(昇格されたコマンドプロンプト)が必要な場合があります。Windows 10では、スタートボタンを右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。cd コマンドに続けてフォルダーのパス(例:cd C:\Users\your_username\Downloads\Batch Rename)を入力すれば、手動で目的のフォルダーへ移動できます。
専用ソフトを使う方法
コマンドプロンプトは見た目ほど難しくありませんが、それでもGUIの方が安心という方には、拡張子の一括変更に特化したツールがあります。
Bulk Extension Changer
このツールの機能はひとつだけ、拡張子の一括変更です。そのため、ユーザーインターフェースは非常にシンプルです。
まず、ツールが検索する場所と条件を指定します。サブディレクトリを含めることも可能です。
次に、変更前の拡張子と変更後の拡張子を入力します(例:DAT → DOC)。拡張子のないファイルも、ステップ2の一番下にある空行に拡張子を追加すれば、同じように処理できます。
最後に「Go!」を押して、結果を確認しましょう。
なお、Bulk Extension Changer はコピーを作らず、元のファイルの名前を直接変更する点に注意してください。
より高度なオプションを備えた代替ツールとしては、Bulk Rename Utility や AdvancedRenamer があります。非常に複雑な要件があるなら前者を、ニーズがシンプルでクリアなUIを好むなら後者を選ぶのがおすすめです。
まとめ:もう拡張子で悩まない
これで、拡張子の変更に関するほぼすべてを把握できたはずです。忘れてはならないのは、拡張子を変えてもファイルの種類や形式そのものは変わらないという点です。ある形式から別の形式へ本当に変換するには、適切なファイル変換作業が必要です。
どのようなファイルで困った経験がありますか?どのように解決しましたか?ファイルの種類、形式、拡張子について他にも質問があれば、ぜひコメントでお知らせください!
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