Windows 10にスパイさせない!プライバシーを自分の手で管理する方法
Windows 10はあなたを見ています。有名なクリスマスソングの歌詞を借りるなら、「眠っているときも見ているし、起きているときも分かっていて、あなたが良い子か悪い子かまで知っている」のです。
もちろん、ビル・ゲイツが煙突から降りてくることはありませんが、Microsoftの最新OSが、これまでのどのバージョンよりも多くの個人情報を収集しているのは間違いありません。それが良いことなのか悪いことなのかは、立場によって変わります。
プライバシーをもっとしっかり管理したいなら、いくつかの選択肢があります。グループポリシーエディターや設定アプリといったWindows標準のツールに加え、Windowsのテレメトリ(利用状況データ収集)機能を無効化するために特化したサードパーティ製ツールも存在します。
Windows 10による監視を止めたい方(そして今年こそクリスマスプレゼントをもらいたい方)は、ぜひ続きをお読みください。
Windows 10標準のツール
まずは、Windows 10に標準で搭載されているプライバシー管理ツールから見ていきましょう。
1. 設定アプリ
Windows 10でプライバシーを管理する最も手軽な方法は、設定アプリを使うことです。
プライバシー関連のオプションは「設定 > プライバシー」からアクセスできます。Creators Update以降、変更できる項目は非常に多く、初心者には圧倒されるかもしれません。設定はなんと18のセクションに分かれています。
Microsoftは、これらすべての設定がきめ細かなコントロールを実現していると主張するかもしれません。しかし批判者たちは、このアプリは意図的に分かりにくく設計されている――つまり、Microsoftはユーザーにすべてのプライバシー設定を無効化してほしくないのだ――と指摘します。
各設定を一つひとつ詳しく解説するのは本記事の範囲を超えますが、ご安心ください。Windows 10のプライバシー設定に関する完全ガイドを参考にすれば、大きな失敗はないはずです。
2. Microsoftアカウントのプライバシーダッシュボード
2017年初頭、Microsoftはオンラインポータル「Microsoftアカウント」のプライバシーセクションを全面的に刷新しました。新しい設定の一部はオンライン上のプライバシーを守り、別の一部はWindows 10使用時のプライバシーを守ります。
同社はブログ記事の中で、この変更について「透明性というプライバシー原則を支えるため」だと述べています。
新しい設定を確認するには、account.microsoft.comにアクセスしてサインインします。ログイン後、ページ上部の「プライバシー」タブをクリックしてください。
設定は5つの主要エリアに分かれています。「閲覧履歴」「検索履歴」「位置情報アクティビティ」「Cortanaのノートブック」「ヘルス(健康)アクティビティ」です。
Windows 10の観点からは、「位置情報アクティビティ」と「Cortanaのノートブック」に注目しましょう。それぞれのリンクをクリックすると、Microsoftがあなたについて把握している内容を確認でき、データの編集や削除も可能です。
筆者はメインマシンではすべてのトラッキングを無効化していますが、テスト用マシンではすべて有効にしています。Microsoftが保持していたデータの量を見て、正直ぞっとしました。
3. ローカルグループポリシーエディター
グループポリシーエディター(GPE)は、デフォルトではWindows 10 Pro、Enterprise、Educationエディションでのみ利用可能です。Homeエディションには搭載されていませんが、有効化する回避策はいくつか存在します。
GPEは、設定アプリだけでは実現できないレベルでシステムを詳細に構成・制御できる強力なツールです。そのパワーの高さゆえに、プライバシー管理にも最適だといえます。
さらに嬉しいことに、GPEの専門家でなくても活用できます。108ドルで入手できる「The Group Policy Pack: Privacy and Telemetry」は、Microsoftのテレメトリをすべてブロックすることを目指したパックです。70個のポリシーと250個のレジストリキー、40個のバックグラウンドアプリの無効化、OneDriveなどのプリインストールアプリを削除するスクリプト、hostsファイルにエントリを追加してテレメトリサーバーへの接続をブロックするスクリプトなどが含まれています。
108ドルは高いと感じる場合(私たちも実際にはテストしていませんが)、スクリプトを自作することも可能です。ただし、平均的なユーザーにとってはかなり複雑で時間のかかる作業になります。
ダウンロード:The Group Policy Pack: Privacy and Telemetry(108ドル)
サードパーティ製ツール
グループポリシーエディターを使うのは難しそうだが、設定アプリやプライバシーダッシュボードだけではコントロールが足りないという方は、サードパーティ製ツールの出番です。
ネット上には多数のツールがあり、当サイトでも詳しく取り上げてきたものが数多くあります。ここでは、その中でも特に優れた3つを紹介します。
1. Privacy Repairer
Privacy Repairerは、Windows 10のユーザーインターフェースからインスピレーションを得た小型のポータブルアプリです。
アプリは「テレメトリと診断」「システム」「Windows Defender」「Windowsストアアプリ」「Cortanaとスタートメニュー」「ロック画面」「EdgeとInternet Explorer」「Windows Media Player」といったセクションに分かれています。
各セクション内には、調整できる設定が複数あります。それぞれに推奨設定が用意されており、変更がシステムに与える影響についても丁寧な説明が付いています。
また、システム全体のプライバシーをワンクリックで最適化する機能も搭載しています。便利そうに聞こえますが、一度にあまり多くの変更を加えるのは現実的ではないかもしれません。この機能を使う際は注意が必要です。
ダウンロード:Privacy Repairer(無料)
2. O&O ShutUp10
O&O ShutUp10は、サードパーティ製プライバシーツールの中でおそらく最も有名な存在です。
Privacy Repairerと同様にポータブルアプリで、各設定に推奨値が表示され、開発者の推奨設定へ一括変更できるワンクリック機能も備えています。
調整できる設定は50以上あり、「セキュリティ」「プライバシー」「位置情報サービス」「ユーザーの行動」「Windows Update」のカテゴリに分類されているため、目的の設定を見つけやすくなっています。
難点は、Privacy Repairerのような詳細な説明がないことです。そのため、初心者には不向きかもしれません。
ダウンロード:O&O ShutUp10(無料)
3. Spybot Anti-Beacon
Spybot Anti-Beaconは、アンチマルウェアツール「Spybot Search & Destroy」を開発したのと同じチームによる製品です。
このツールはWindows 10のテレメトリのみに特化しています。アプリがMicrosoftの広告IDを使用するのを防ぎ、ローカルネットワーク外へのP2Pアップデートをブロックし、テレメトリサービスを停止させ、コンシューマー体験向上プログラム(CEIP)へのデータ送信を阻止するなど、多彩な保護機能を備えています。
O&O ShutUp10やPrivacy Repairerとは異なり、細かな設定調整はできません。すべてオフにするか、すべてオンのままにするかの二択です。「Immunize(免疫化)」というラベルの付いたボタンを1つ押すだけで、保護プロセスが完了します。
ダウンロード:Spybot Anti-Beacon(無料)
あなたはどうやってプライバシーを管理していますか?
今回は、Windows 10でプライバシーを管理する3つの標準的な方法と、OS本体の設定を超える機能を持つ3つのツールを紹介しました。標準設定とサードパーティ製ツールを組み合わせれば、Microsoftにあなたの行動をほぼ把握されないようにできるでしょう。ちなみに、誰かがあなたのPCを覗き見していないか確認する方法もあります。
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