IObit UninstallerでWindows 10のソフトウェアを一括アンインストールする方法
新しいプログラムを購入してインストールしたものの、飽きてしまい、もう使わなくなった——そんな経験はありませんか?問題は、そのプログラムが動作するために他の複数のソフトウェアも一緒にインストールされていることです。すると、アンインストールしなければならないものが大量に発生してしまいます。
インストール済みのアプリやゲームをすべて確認して、削除すべきものを一つずつ選んでいく作業は非常に面倒です。しかも、削除対象が1つだけとは限りません。1つずつ順番にアンインストールしていくのは、時間と手間のかかる作業です。まさにこうした状況のために作られたのが「IObit Uninstaller」です。
IObit Uninstallerは、アンインストールすべきソフトウェアを見つけ出す手助けをしてくれるだけでなく、複数のソフトウェアを一括でアンインストールすることも可能です。今回はその使い方をご紹介します。
IObit Uninstallerでソフトウェアを一括アンインストールする
IObit Uninstallerには、有料のPro版でしか使えない機能もいくつかあります。しかし、無料版が極端に制限されているわけでも、「本物のアプリのお試し版」という位置づけでもありません。この記事で紹介する操作は、すべて無料版で行っています。まずは公式サイトからIObit Uninstallerをダウンロードし、通常のアプリと同じようにインストールしましょう。
ちなみに筆者は、Windows向けパッケージマネージャー「Chocolatey」を使ってインストールしました。その際のコマンドは「choco install iobit-uninstaller」です。Chocolateyを活用すると、アプリのダウンロードやインストールを大幅に効率化できるので、興味があればぜひ試してみてください。
それでは、IObit Uninstallerを使いたくなる典型的なシナリオを見ていきましょう。例えば、最近購入した比較的大容量のゲームをインストールするために、ストレージの空き容量を確保したいとします。理想的なら、古い大容量タイトルを1つアンインストールすれば済みますが、実際には3〜4個の小規模なソフトを削除することになるケースが多いはずです。そんなとき、1つずつ個別にアンインストールするのではなく、IObit Uninstallerを起動しましょう。
現在のPCでは、複数のストレージデバイスを使っている人が多いはずです。SSDとHDDの両方を搭載している方もいるでしょう。新しいソフトを一方のドライブにインストールしたいなら、もう片方のドライブの空き容量を増やしても意味がありません。削除するソフトウェアが目的のドライブの空き容量を確保できるよう、各項目の「詳細」をクリックしてインストールパスを確認しておきましょう。
アンインストールしたい項目が見つかったら、左側のチェックボックスにチェックを入れて削除対象としてマークします。その後、IObit Uninstallerウィンドウ右上の「アンインストール」ボタンをクリックしてください。
IObit Uninstallerが、削除されるソフトウェアのリストを表示します。ここで選択できるオプションは2つあります。「アンインストール前に復元ポイントを作成する」と「残存ファイルを自動的に削除する」です。
- 復元ポイントを作成する: 復元ポイントを活用しているなら、このオプションを有効にする価値があります。トラブルが発生することはまれですが、万が一何か問題が起きても、PCをその復元ポイントの状態に戻せるからです。
- 残存ファイルの自動削除: こちらのオプションは無効にすることをおすすめします。残存ファイルが見つかった場合は、アプリに自動削除を任せるのではなく、必ず自分の目で内容を確認すべきです。そうすることで、残しておきたいファイルが誤って削除されるのを防げます。
設定が完了したら、「アンインストール」をクリックします。
アプリのウィンドウに、最初の項目のアンインストール進捗を示すプログレスバー(正確には円形のゲージ)が表示されます。
アンインストールの過程では、各ソフトウェアの標準アンインストーラーが起動し、操作を求められることがあります。これらは各ソフト自身のアンインストーラーなので、Windowsの「プログラムの追加と削除」からアンインストールする場合と手順は同じです。
残念ながら、IObit Uninstallerはこのプロセスを自動化してくれないため、各項目のアンインストーラーを順番に操作していく必要があります。
選択したすべての項目のアンインストールが完了すると、IObit Uninstallerが処理のサマリーを表示してくれます。
IObit Uninstallerでアンインストールすべきソフトを見つける
「何をアンインストールすればいいのかわからない」「判断に迷う」という場合も、IObit Uninstallerが役立ちます。ウィンドウの左側にはカテゴリのリストが表示されており、削除対象を決める際のヒントになります。特に確認しておきたいカテゴリを紹介します。
- バンドルウェア: Pro版限定の機能です。一部のアプリには、望ましくない追加ソフトウェアが同梱されていることがあります。Pro版を購入していれば、それらをここで確認・削除できます。
- 最近インストールした項目: 新しいものから順に、最近インストールしたソフトウェアだけを表示します。インストールしたものの結局使わなかったソフトがあれば、迷わず削除できるはずです。
- 大容量プログラム: ストレージを大きく占有している項目だけを表示します。1つ削除するだけで、必要な空き容量が確保できるかもしれません。
- 使用頻度の低い項目: その名の通り、使われていないソフトウェアがここに集まります。使っていないアプリやゲームがストレージを占有したままにしておく必要はありませんよね。
これらのカテゴリを活用すれば、「すべてのプログラム」リストを一つずつ確認しなくても、ストレージの空き容量を効率的に確保できます。しかし、IObit Uninstallerの機能はアンインストールだけにとどまりません。
IObit UninstallerでWindowsを軽快にする
ウィンドウ左側の「Software Health(ソフトウェアの健康状態)」カテゴリを開いてみましょう。ここには、IObit Uninstallerが検出・削除できる、いわば「不要なゴミ」のリストが表示されます。
- アンインストールの残留物: アンインストール完了後に削除されなかったファイルの残骸です。
- ソフトウェアのアクセス許可: やや曖昧なカテゴリで、アプリの「動作」やデスクトップへの変更のうち、望ましくないと感じるものがリストアップされます。自動起動するサービスから、ログイン時に自動的に読み込まれるアプリ、右クリックメニューに追加される項目まで、さまざまなエントリが含まれます。「ソフトウェアのアンインストール」ではありませんが、IObit Uninstallerはこれらを「アクセス許可」として管理できます。
- 迷惑な通知: うっとうしい通知を表示しがちなアプリを「ミュート」できます。SkypeやBitTorrentクライアントに通知で攻撃されたくないなら、ここでその権限を取り上げてしまいましょう。
- インストールファイル: ソフトウェアのインストール完了後も残り続けたインストーラーのことです。残しておく意味があるのは、同じソフトを再インストールする予定がある場合だけです。
Pro版のライセンスを購入していない場合は、「古いソフトウェア」、「アンインストールに問題があるプログラム」、「悪意のあるソフトウェア&拡張機能」のチェックを外したままにしておきましょう。
確認したい項目にチェックを入れて「スキャン」をクリックし、スキャンが完了するのを待ちます。スキャンが終わったら、各カテゴリの横にある「修正」をすぐにクリックするのはおすすめしません。まず「詳細」を開いて、どのようなアクションが推奨されているかを確認してください。現状のまま残したい設定やファイルを、うっかり変更・削除してしまわないよう、必ずダブルチェックしましょう。
IObit Uninstallerはインストール残留物の検出にも優れていますが、より確実なクリーンアップを実現する方法として「監視」機能も用意されています。
ウィンドウ左側のリストから「Install Monitor(インストール監視)」を選択します。IObit Uninstallerがバックグラウンドで常駐しても構わなければ、「自動監視」を有効にして、すべての新規インストールを自動的に記録させましょう。
あるいは、セットアップファイルをウィンドウ右側の「手動監視」エリアにドラッグ&ドロップする方法もあります。この場合、IObit Uninstallerがインストーラーを実行し、追加されたファイルやOSに加えられた変更を記録してくれます。
前者は手間いらず、後者はシステムリソースを節約できる方法です。どちらを選んでも、監視対象のソフトウェアをより徹底的にアンインストールできるようになります。
システムドライブの空き容量をさらに増やしつつ、Windowsの動作も軽快にしたいなら、Windows 10から不要なプリインストールソフト(bloatware)を簡単に削除する方法を解説した記事もぜひ参考にしてください。
IObit Uninstallerでブラウザをすっきりさせる
IObit Uninstallerは、拡張機能を削除することでブラウザもリフレッシュできます。もちろん、拡張機能は各ブラウザ上で個別にアンインストールすることも可能です。しかし、複数のブラウザを使っているなら、主要ブラウザの拡張機能削除に対応したIObit Uninstallerが便利です。
ソフトウェアのアンインストールと同様に、複数の拡張機能を一度に一括削除できます。ただし、操作できるのは一度に1つのブラウザのみです。
独立したWindowsストアアプリの管理
Windowsのネイティブアプリは、従来のソフトウェアとは異なる存在です。Microsoft Storeから配信されるソフトウェアは特殊な形式で提供され、暗号化が施されている場合もあります。
IObit Uninstallerは、こうしたアプリを他のソフトウェアと混ぜるのではなく、「Windowsアプリ」カテゴリに独立してリスト表示します。ここには、自分でMicrosoft Storeからインストールしたアプリに加え、Windowsに最初から同梱されていたアプリも表示されます。
デフォルトではサードパーティ製のソフトウェアのみが表示され、OSに同梱されていたWindowsアプリは非表示になっています。削除によってデスクトップの使い勝手に悪影響が出る可能性を考慮し、Windowsアプリは自信がない限り削除しないことをおすすめします。
アンインストールを試みてもどうしても消えてくれない頑固なソフトウェアはありませんか?Windows 10で隠しソフトや頑固なソフトウェアをアンインストールする方法を解説したガイドも併せてチェックしてみてください。
数クリックで不要ソフトとお別れしよう
Windowsにインストールされたほぼすべてのソフトウェアを一括削除できるIObit Uninstallerは、OSのツールボックスに加えておきたい必須ツールです。無料版だけでも、Windows標準の「プログラムの追加と削除」機能と比べて大幅なアップグレードと言えるでしょう。
Microsoftには、タスクバー上のスタートボタンの位置で一喜一憂するのではなく、IObit Uninstallerのようなソリューションからアイデアを借りて、ユーザーにとって本当に意味のある形でOSを進化させてほしいものです。
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