Windows 10
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Windowsでブート構成データ(BCD)をバックアップ・復元する完全ガイド

Windows Vista以降、Microsoftは従来のWindowsブートローダーNTLDRの使用を廃止し、新たにBOOTMGRへと移行しました。新しいブートマネージャーのコードは、アクティブパーティションのルートにある「bootmgr」という特殊なファイルに格納されています。ブートマネージャーは、BCD(Boot Configuration Data/ブート構成データ)と呼ばれる専用ストアに保存された構成情報に基づいてシステムを起動します。

このBCDストアは、アクティブパーティション(通常は非表示の「システム予約済み」パーティション)のBOOTフォルダー内に存在する「BCD」という名前のバイナリファイルです。

bootmgrはBCDの構成に従ってWindowsカーネルを読み込みます。さらに、ブートマネージャーは同じPCにインストールされた他のWindows OS(NT/2000/XP)やLinuxの起動にも対応しており、仮想ディスクファイルやWIMイメージをマウントして起動することも可能です。

BCDは、Windows XP/2000時代におなじみのboot.iniファイルに似た役割を持っていますが、テキストエディターで直接編集することはできません。BCDを変更できるのは、専用のコマンドラインツール「bcdedit.exe」(Boot Configuration Data Editor)のみです(c:\Windows\System32に格納されています)。

重要なのは、Windowsの起動がBCD内の情報の正確性と整合性に依存しているという点です。このファイルが破損または削除されると、Windowsは正常に起動できなくなります。そのため、デュアルブート・マルチブート環境の構築や、Windowsブートマネージャーへのセーフモード追加など、BCDに関わる操作を行う前には、必ずバックアップを作成しておくことをおすすめします。万が一問題が発生しても、バックアップがあれば元の状態へロールバックできます。

本記事では、Windows 10 / Windows 8におけるBCDストアのバックアップと復元の方法を詳しく解説します。

ブート構成データ(BCD)のバックアップ方法

管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。

bcdedit /export e:\bcd_backup.bcd

この例では、BCDがE:ドライブ上のbcd_backup.bcdというファイルにエクスポートされます。バックアップ先は、外付けストレージやUSBメモリなど、システムとは別の媒体に保存するのが安全です。

BCDを再構築する方法

BCDの編集中にエラーや不具合が発生し、システムが正常に起動しなくなった場合(例:BOOTMGR is MissingBOOTMGR is compressed のエラーが表示される場合)は、BCDを再構築する必要があります。手順は以下の通りです。

  • Windows 10またはWindows 8のインストールメディア(DVD/USB)からPCを起動します
  • インストールディスクを使用する場合は、「コンピューターの修復」オプションを選択します
  • 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」の順に進みます
  • 以下のコマンドを順番に実行します

bootrec /FixMbr — システムパーティションのマスターブートレコード(MBR)を上書きします。

bootrec /FixBoot — ブートパーティションのブートセクターを再作成します。

bootrec /ScanOS — すべてのディスクをスキャンしてWindows互換のインストール済みOSを検出し、見つかったOSのエントリをBCDに追加します。

bootrec /RebuildBcd — BCDファイルの構成全体を再構築します。

バックアップからブート構成データ(BCD)を復元する方法

事前に保存しておいたBCDのバックアップをインポートして、現在のBCD構成を置き換えるには、次のコマンドを使用します。
bcdedit /import e:\bcd_backup.bcd
インポートが完了したら、PCを再起動し、以前利用できたすべてのブートオプションが正しく表示され、正常に動作することを確認してください。

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