Windowsで削除できないファイルを消す方法――諦める前に試したい6つの対処法
ファイルやフォルダーを削除しようとしても、Deleteキーを何度押しても、ごみ箱にドラッグしても、どうしても消えてくれない——そんな経験はないでしょうか。
原因はさまざまですが、結果は同じで、とてもストレスが溜まるものです。そこで今回は、そうした厄介なファイルをようやく削除できる5つの方法(+おまけの技)を紹介します。
なお、Windowsのシステムファイルは通常、誤った削除から保護されています。OSに不具合が生じる恐れがあるため、システムファイルを消そうとしていないか必ず確認してください。また、万が一に備えて作業前にフルバックアップを取っておくのも賢明です。
1. アプリをすべて閉じる
ファイルが削除できない原因として最も多いのは、そのファイルが現在なんらかのアプリで使用中であるケースです。たとえばMicrosoft Wordで開いている文書は、アプリが使用を妨げているため削除できません。
対処はシンプルで、原因となっているアプリを閉じればOKです。どのアプリが原因かわからない場合は、PC上のすべてのアプリを終了してみましょう。
すべて閉じたら、もう一度ファイルの削除を試みてください。今度は問題なく消えてくれるはずです。
2. エクスプローラーを終了する
とはいえ、これほど簡単な方法で解決することはまれでしょう。次に考えられるのは、エクスプローラー自身がファイルの削除を妨げているケースです。
エクスプローラーを終了するには、タスクマネージャーを開きます(タスクバーを右クリックし、ポップアップメニューから選択)。一覧を下へスクロールして「Windowsエクスプローラー」(日本語版では単に「エクスプローラー」と表示されます)を見つけ、右クリックして「タスクの終了」を選択しましょう。
なお、エクスプローラーを終了するとデスクトップやタスクバーが一時的に見えなくなります。ファイルを削除したあとは、タスクマネージャーの「ファイル」→「新しいタスクの実行」で「explorer.exe」と入力・実行すれば、元の状態に戻せます。
3. Windowsを再起動する
最後の2つの方法を試す前に、まずはPCの再起動を試してみてください。科学的な根拠はともかく、再起動だけでWindowsのトラブルが解決することはよくあります。この場合も、上記の方法では解放できなかったアプリによるファイルのロックが、再起動によって解除されることが期待できます。
それでもダメな場合は、次の方法へ進みましょう。
4. セーフモードを使う
ここまでの方法でうまくいかないときは、セーフモードでWindowsを起動してみてください。セーフモードではOS本体と最小限のドライバーのみが読み込まれるため、何らかの理由でロックされていたファイルに、ふたたびアクセスできるようになる可能性があります。
Windows 10をセーフモードで起動する手順は専用ガイドを参照してください。Windows 7の場合は、PCを再起動する際にF8キーを連続で押し続けるだけでOKです。
セーフモードで起動したら、目的のファイルへ移動して削除を試みます。うまくいけば、文句を言われることなくファイルは消えてくれるはずです。
5. ファイル削除専用ソフトを使う
それでもファイルが頑固に残る場合は、削除を専門とするツールの出番です。「File Assassin」「Long Path Tool」、そしてMicrosoft純正の「Process Explorer」などが代表的な選択肢です。
なかでもProcess Explorerは無料で利用でき、実行中のプロセス一覧を表示できるだけでなく、どのプロセスがファイルをロックしているのかを特定して停止させられるため、その後にファイルを削除できます。
Process ExplorerをダウンロードしてPCにインストールしましょう。
アプリを起動すると、標準のエクスプローラーに似た画面が表示されます。左上の「File」メニューから「Show Details for All Processes」を選択してください。
一覧をスクロールして目的のファイルを探すこともできますが、もっと素早いのは、ウィンドウ上部のメニューバーから「Find」→「Find Handle or DLL」を選ぶ方法です。
検索欄にファイル名を入力して「Search」をクリックします。該当するファイル名が表示されたらクリックすると、Process Explorerの別ウィンドウに詳細情報が開きます。
次に、Process Explorerウィンドウ内のファイルの項目を右クリックすると、「Close Handle」と「Properties」という2つの選択肢が現れます。
「Close Handle」を選択すると、使用中だったアプリからファイルのロックが解除されます。複数のアプリが同じファイルをつかんでいる場合は、この最後の手順を繰り返す必要があるかもしれません。
これで完了です。ようやくファイルを削除できる状態になっているはずです。
6. おまけ:ドライブを別のPCに繋いで削除する
ここまで5つの方法を紹介しましたが、最後にもう1つ、すべてが失敗した場合に試せる究極の手段があります。誰にでも使える方法ではなくかなり強引ですが、予備のPCがあるなら、削除できないファイルの入ったハードディスクを取り外し、その予備PCに接続するという方法です。
できる人にはできますし、できない人には難しい作業なので、取り外しの手順の詳細はここでは割愛します。
ドライブを接続できたら予備PCを起動し、エクスプローラーでそのドライブへ移動して、問題のファイルを見つけて削除しましょう。
ただし、途中でいくつか障害に直面するかもしれません。主なものは、ユーザーフォルダーなど一部のフォルダーへのアクセス権限がない旨をWindowsに警告されるケースです。
その場合は、以下の手順で自分自身に権限を付与できます。
- アクセスできないフォルダーを右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「セキュリティ」タブを開く
- 「詳細設定」ボタンをクリックし、「所有者:」の右側にある「変更」をクリック
- 自分のアカウント名(予備PC上のWindowsアカウント名)を入力し、「名前の確認」をクリック
- 「OK」をクリック
- 「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
ハードディスクをさらに整理したい方は、Windowsで重複ファイルを削除する方法や、Windows 10で不要なプログラムをアンインストールする方法も、合わせてチェックしておきましょう。
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