Windows 10でDHCPを無効にする方法【固定IPアドレスの設定手順と再有効化の方法】
要点
- Windows + Xキーを押し、設定 > ネットワークとインターネット > 接続を選択 > プロパティ > 編集の順にクリックすると、DHCPの設定画面にアクセスできます。
- または、コントロールパネル > ネットワークと共有センター > アダプターの設定の変更からも同様の設定が可能です。
この記事では、Windows 10でDHCPを無効にする方法、その必要性、そして設定がうまくいかない場合に再度有効に戻す方法について解説します。
Windowsで接続ごとのDHCPを無効にする
一般的な家庭用ネットワークでは、各デバイスはDHCP(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)によってIPアドレスを受け取ります。つまり、ネットワークに接続したタイミングでIPアドレスが自動的に割り当てられ、次回接続時にはまったく別のアドレスが割り当てられることもあります。
デバイスがDHCPを使用するかどうかは、接続ごとに個別に設定される点に注意してください。言い換えれば、有線接続のDHCPをオフにしても、ワイヤレス接続では同じ操作を行うまでDHCPが引き続き使われます。
Windowsで特定の接続のDHCPをオフにする手順は以下の通りです。
- Windows + Xキーを押し、設定を選択します。
- ネットワークとインターネットをクリックします。
- 設定したいネットワーク接続(有線またはWi-Fiなど、例:イーサネット)をクリックし、プロパティボタンを押します。
- 接続の詳細画面にIP設定というセクションがあるので、そこの編集ボタンをクリックします。
- IP設定の編集ダイアログが開き、初期状態では自動(DHCP)になっているはずです。ドロップダウンをクリックして手動に変更します。
- IPv4とIPv6の2つのトグルスイッチが表示されます。どちらか一方、または両方を有効にでき、設定手順は共通です。ここでは説明のためIPv4側をオンにします。
- 複数の入力フィールドが現れます。最低限、以下の項目を入力しましょう。
・IPアドレス:そのマシンに割り当てたいアドレス
・サブネット プレフィックスの長さ:ネットワークの規模(クラス)を表す数値です。まず24を試し、通信できない場合は16に変更してみてください
・ゲートウェイ:ルーターのIPアドレス。多くの環境では192.168.0.1です
・優先DNS:契約プロバイダ(ISP)が指定するDNSサーバーを使うか、分からなければGoogleの8.8.8.8を利用できます - 保存をクリックして変更を確定します。
また、コントロールパネル > ネットワークと共有センター > アダプターの設定の変更からも同じ設定が行えます。対象の接続を選択してこの接続の設定を変更するをクリックし、インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)の項目を選択します(チェックボックス自体は外さないでください)。その後プロパティボタンを押すと、設定アプリとほぼ同等の内容が「従来型」のWindowsスタイルのダイアログで表示されます。IPv6も同じ要領で設定可能です。
WindowsでDHCPを再度有効にする方法
接続のDHCPを無効にするのはやや手間がかかりますが、再有効化するのははるかに簡単です。
- 設定 > ネットワークとインターネットを開き、該当するネットワーク接続のプロパティボタンをクリックします。
- IP設定セクションの編集ボタンをクリックします。
- IP設定の編集ダイアログには以前の設定内容が残っています。ダイアログ上部のドロップダウンを手動から自動(DHCP)に戻せば完了です。
DHCPの仕組み
近年のネットワーク機器の多くは、デフォルトでDHCPサーバーとして動作するように設計されています。家庭用ルーターなどの機器は、IPアドレスを要求してくる新しいデバイスを常に監視しており、要求に応じてアドレスを割り当てるとともに、そのアドレスが他のデバイスに重複して付与されないよう管理します。
一方、パソコンやスマートフォンなどのOSも、標準でDHCPクライアントとして設定されています。つまり、ネットワークに接続した瞬間にDHCPサーバーへIPアドレスを要求する仕組みです。これにより、LANケーブルを挿したりWi-Fiに接続したりするだけで、特別な設定なしにすぐインターネットへアクセスできるわけです。
DHCPを無効にするメリット・理由
ただし、DHCPの性質上、デバイスのIPアドレスは時間の経過とともに変わる可能性があります。これが都合の悪いケースもあります。代表例が、自宅運用のWebサーバーなど、サーバーを稼働させている場合です。
サーバーへ安定してアクセスするには、固定IPアドレス(静的IPアドレス)を割り当てるのが最も簡単な方法です。つまり、マシンのIPアドレスを自分で直接設定します。この方法の利点は、どのアドレスを使うかを自分で管理できることです。その一方で、他のデバイスとのアドレス重複が起きないよう、設定には十分な注意が必要です。
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