Windows
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Windows

Windows 11/10でHyper-Vを無効化する3つの方法【コントロールパネル・PowerShell・レジストリ】

Hyper-Vは、Microsoftが提供するハードウェア仮想化製品です。ソフトウェア上で構築されたコンピュータ環境である「仮想マシン」を作成・実行することができます。各仮想マシンは独立したOSやアプリケーションを実行できる、いわば1台の完全なコンピュータのように動作します。本記事では、Windows 11/10においてHyper-Vを無効化する3つの方法を順番にご紹介します。

Windows 11/10でHyper-Vを無効化する3つの方法【コントロールパネル・PowerShell・レジストリ】

Hyper-Vとは?その主なメリット

Hyper-Vは、各仮想マシンをそれぞれ独立した分離空間で実行します。そのため、同じハードウェア上で複数の仮想マシンを同時に稼働させることが可能です。これにより、ある仮想マシンのクラッシュが他のワークロードへ波及するのを防いだり、ユーザーやグループ、サービスごとに異なるシステムへのアクセス権を分けたりすることができます。

具体的には、Hyper-Vは以下のような用途に役立ちます。

  • プライベートクラウド環境の構築・拡張: 共有リソースへの移行や利用拡大により、需要の変化に応じて柔軟に調整できるオンデマンド型のITサービスを提供できます。
  • ハードウェアの有効活用: サーバーやワークロードを少数の高性能な物理マシンに統合することで、消費電力と設置スペースを削減できます。
  • ビジネス継続性(BCP)の向上: 計画的・突発的なダウンタイムがワークロードに与える影響を最小限に抑えられます。
  • 仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)の構築・拡張: 一元管理されたデスクトップ戦略により、ビジネスの俊敏性とデータセキュリティを高め、規制対応やデスクトップOS・アプリケーションの管理を簡素化できます。Hyper-Vとリモートデスクトップ仮想化ホスト(RD仮想化ホスト)を同一サーバーに展開すれば、個人用仮想デスクトップや仮想デスクトッププールをユーザーに提供可能です。
  • 開発・テスト作業の効率化: 物理マシンを多数購入・保守することなく、さまざまなコンピューティング環境を手軽に再現できます。

Windows 11/10でHyper-Vを無効化する手順

Windows 11/10でHyper-Vを無効にするには、主に以下の3つの方法があります。それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。

  1. コントロールパネルから無効化する
  2. PowerShellから無効化する
  3. レジストリエディタから無効化する

方法1:コントロールパネルからHyper-Vを無効化する

Windows 11/10でHyper-Vを無効化する3つの方法【コントロールパネル・PowerShell・レジストリ】

コントロールパネルを使ってHyper-Vを無効化するには、以下の手順に従ってください。

  • Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  • ダイアログボックスに appwiz.cpl と入力し、Enterキーを押して「プログラムと機能」を開きます。
  • ウィンドウ左側にある「Windowsの機能の有効化または無効化」というリンクをクリックします。
  • 機能の一覧が表示されるまでしばらく待ちます。
  • Hyper-V」を展開し、さらに「Hyper-Vプラットフォーム」を展開します。
  • Hyper-Vハイパーバイザー」のチェックを外します。親フォルダである「Hyper-V」自体のチェックを外しても構いません。

以上で完了です。そのままコントロールパネルを閉じて問題ありません。

なお、一覧を少し下にスクロールすると「Windowsハイパーバイザープラットフォーム」という項目が見つかります。これは、仮想化ソフトウェアをWindowsハイパーバイザー上で動作させるためのもので、Dockerイメージの実行に必要であり、Oracle VirtualBox、QEMU、VMware Workstationなどのサードパーティ製ソフトウェアをHyper-V経由で動作させるためにも使われます。デフォルトでは選択されていません。

方法2:PowerShellからHyper-Vを無効化する

Windows 11/10でHyper-Vを無効化する3つの方法【コントロールパネル・PowerShell・レジストリ】

PowerShellを使ってHyper-Vを無効化するには、以下の手順を実行します。

  • Windowsキー + X を押してパワーユーザーメニューを開きます。
  • キーボードの A を押して、管理者(昇格)モードでPowerShellを起動します。
  • PowerShellコンソールに、以下のコマンドを入力またはコピー&ペーストしてEnterキーを押します。
Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V-Hypervisor

ヒント: BIOS/UEFIでハードウェア仮想化支援機能が有効になっている場合、同じコマンドでHyper-Vを素早く有効化することもできます。その際は、コマンド内の DisableEnable に置き換えてください。

  • 処理には多少時間がかかる場合があります。コマンドの実行が完了したら、PowerShellを終了してかまいません。

方法3:レジストリエディタからHyper-Vを無効化する

これはレジストリを直接操作する方法のため、万が一のトラブルに備えて、事前にレジストリのバックアップを取るか、システムの復元ポイントを作成しておくことを強くおすすめします。

レジストリエディタを使ってWindows 10でHyper-Vを無効化するには、以下の手順に従います。

  • Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  • ダイアログボックスに notepad と入力し、Enterキーを押してメモ帳を開きます。
  • 以下のコードをコピーしてテキストエディタに貼り付けます。
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\DeviceGuard]
"RequireMicrosoftSignedBootChain"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\DeviceGuard\Scenarios]

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\DeviceGuard\Scenarios\HypervisorEnforcedCodeIntegrity]
"WasEnabledBy"=dword:00000000
"Enabled"=dword:00000000
  • メニューの「ファイル」をクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。
  • ファイルの保存先を選択します(デスクトップなど分かりやすい場所がおすすめです)。
  • 拡張子を .reg としたファイル名を入力します(例:Disable_HyperV.reg)。
  • 「ファイルの種類」ドロップダウンリストから「すべてのファイル」を選択します。
  • 保存した .reg ファイルをダブルクリックして、レジストリに内容を結合(マージ)します。
  • 確認画面が表示されたら、「実行」→「はい」(UAC)→「はい」→「OK」の順にクリックしてマージを承認します。
  • 必要であれば、マージ後に .reg ファイルは削除しても構いません。

以上、Windows 11/10でHyper-Vを無効化する3つの方法のご紹介でした。操作の難易度や目的に応じて、自分に合った方法を選んでお試しください。

  1. Windows 11でOneDriveを無効にする方法|同期停止からアンインストールまで完全解説

    2007年8月に登場したOneDriveは、Microsoftが開発したファイルホスティングサービスです。ファイルやフォルダ、各種データを複数のデバイス間で共有できるオンラインクラウドストレージとして、個人用・業務用のデータをひとつの場所にまとめて管理できます。 ただし、OneDriveには小さな制限があります。無料プランで利用できるストレージ容量はわずか5GBです。すべてのファイルやデータを保存するには不十分だと感じる方も多いでしょう。有料プランにアップグレードすれば容量を増やせるほか、OneDriveが提供する多彩な機能をフル活用できます。 OneDriveはWindows 11と深く統

  2. Windows 11の広告を無効にする方法【8つの設定を徹底解説】

    ネットで記事を読んだりSNSを閲覧したりしていると、今や常に広告に囲まれていると感じることは珍しくありません。広告は多くの人や企業にとって重要な収入源ですが、日常的に使っているOSの中まで広告だらけでは、さすがに受け入れがたいものです。しかし、それこそがWindows 11の現状です。Edgeブラウザーへの誘導、設定アプリ内のおすすめ表示、ロック画面でのヒントやコツなど、MicrosoftはWindows 11のあちこちで自社製品やサービスをさりげなく宣伝しています。幸い、こうした広告の多くはオフにできます。必要なのは「どこを設定すればいいか」を知ることだけ。この記事では、広告を目にする回数を