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Magento・OpenCart・PrestaShopのサイトがブラックハットSEOスパムに感染?症状・検出・駆除を徹底解説

近年、ハッカーたちは、サイト運営者が苦労して積み上げてきたSEOの成果を悪用し、自らのスパムサイトを目立たせる手法を使い始めています。これがブラックハットSEOスパム(SEOポイズニング)です。Magento、OpenCart、PrestaShopなどのCMSで構築されたECサイトで特に被害が報告されています。本記事では、こうした攻撃の種類、症状、原因、影響、そして具体的な駆除手順まで詳しく解説します。

ブラックハットSEOスパム攻撃の主な種類

日本語キーワードハック(Japanese Keyword Hack)

日本語キーワードハックは、最近特に多発している不正なブラックハットSEOスパムです。ハッカーは、PrestaShop、OpenCart、Magento、Drupal、WordPressなどのCMSで構築されたサイトに、自動生成された日本語テキストのリンクを大量に埋め込みます。検索エンジンの結果には、あなたのサイト名とともに意味不明な日本語のページが表示されることになります。

Magento・OpenCart・PrestaShopのサイトがブラックハットSEOスパムに感染?症状・検出・駆除を徹底解説

訪問者がそのようなリンクをクリックすると、偽ブランド品や模倣品を販売するアフィリエイトサイトへ強制的にリダイレクトされます。詳細は後述します。

無意味なキーワードハック(Gibberish Keywords Hack)

この手の攻撃では、ハッカーがキーワードを詰め込んだ無意味なテキストで満たされたスパムページを作成し、あなたのサイトへのリンクを設置します。画像を含めて検索エンジンを欺き、Google検索でのランキングとトラフィックを不正に引き上げるケースもあります。

ハッキングされたページにアクセスすると、訪問者は偽商品サイトなど無関係なページへリダイレクトされます。ハッカーは、こうしたスパムページへのアクセスから収益を得ています。

リダイレクト先のスパムページは一般的に次のような見た目です。

Magento・OpenCart・PrestaShopのサイトがブラックハットSEOスパムに感染?症状・検出・駆除を徹底解説

また、日本語キーワードハックと同様に、ハッカーはクローキング(隠蔽)技術を使い、サイト所有者が感染に気づきにくくすることもあります。

ファーマハック(Pharma Hack)

3つ目のよく知られたブラックハットSEOスパムがファーマハックです。攻撃者は脆弱性のあるサイトを悪用し、あなたのサイトを経由して訪問者に医薬品(多くは違法薬品)を販売しようとします。症状としては、ページに埋め込まれたリンクやスパムテキスト、検索エンジン結果ページ(SERP)上の改ざんされたリストなどが挙げられます。

これらの攻撃は、GoogleやBingといった主要検索エンジンからのトラフィックを違法な製薬ビジネスへ誘導することを目的としています。また、リンクが関連性があるように見せかけるための偽のタイトルや説明文が追加されることも一般的です。検索結果は通常以下のように表示されます。

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ブラックハットSEOスパムの検出方法

1. Google検索を利用する

site:[あなたのサイトのURL] japan のように検索することで、スパムページを発見できます。検索結果に日本語のページが大量に表示される場合、日本語キーワードハックの被害を受けている可能性があります。

また、特定のキーワードで検索すればGibberish Keywordsのページを、医薬品関連のワードで検索すればファーマハックのページを見つけることができます。

Magento・OpenCart・PrestaShopのサイトがブラックハットSEOスパムに感染?症状・検出・駆除を徹底解説

上の画像のように、サイトのメインドメインが.co.ukなのに医薬品がカナダから発送されているなど、不審なコンテンツが見つかった場合は、サイトがハッキングされている兆候かもしれません。

2. Google Search Consoleを利用する

Google Search Console(旧Googleウェブマスターツール)の左サイドバーにある「セキュリティの問題」ツールを確認しましょう。サイトがハッカーによって改ざんされていた場合、このページでその旨が通知されます。次のようなメッセージが表示されることがあります。

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3. 「Fetch as Google」ツールを利用する

上記2つの手順を実行した結果「404: ページが見つかりません」エラーが表示された場合は、「Fetch as Google」ツールにサイトのURLを入力してクローキングの有無を確認するのが有効です。(クローキングとは、ユーザーや検索エンジンにはスパムのURLやコンテンツを表示しながら、サイト所有者にはHTTP 404エラーを見せる手口です。)攻撃を受けている場合、異常な結果が表示されます。

4. サイトマップを確認する

サイトのサイトマップをチェックし、ハッカーがページを素早くインデックスさせるために作成した不審な新規リンクがないか確認してください。不審なページが見つかれば、サイトがハッキングされている可能性があります。

ブラックハットSEOスパムに感染していませんか?チャットウィジェットからご連絡いただければ、喜んでサポートいたします。今すぐSEOポイズニングを解消しましょう。

ブラックハットSEOスパムによる影響

  • 日本語キーワードハックをはじめとするブラックハットSEOスパムは、サイトのSEOに悪影響を及ぼし、トラフィックと収益の低下につながります。
  • Googleが「このサイトはハッキングされている可能性があります」や「偽装サイト」といった警告を表示し始めることがあります。最悪の場合、Googleからブラックリストに登録されることもあります。
  • ECサイトの場合、ユーザーが決済プロセスや支払い情報の安全性を疑い、売上の減少を招く恐れがあります。
  • GoogleやBingは関連性の高いリンクのみを表示するため、バックリンクの売買を行うサイトは排除されます。偽のリンクがあると、あなたのサイトがそうしているように見えてしまい、トラフィックと収益に打撃となります。
  • サイト上のスパムは評判にも悪影響を与えます。訪問者との信頼関係を再構築するには、膨大な労力が必要です。

ブラックハットSEOスパムの駆除方法

1. クリーンアップ前にサイトのバックアップを取る

清掃作業中にユーザーが感染ページへアクセスしないよう、サイトを一時的にオフラインにすることをおすすめします。すべてのコアファイルとデータベースのバックアップを必ず取得してください。バックアップは.zipなどの圧縮形式で保存しましょう。

2. Google Search Consoleから見覚えのないアカウントを削除する

Search Consoleに認識できないアカウントやユーザーがあれば、直ちに削除してください。ハッカーはサイト設定を変更できるよう、こうしたスパム管理者アカウントを追加することがよくあります。

3. .htaccessファイルを確認する

ハッカーは.htaccessファイルを利用して、ユーザーや検索エンジンを悪意あるページへリダイレクトすることがあります。サイトのバックアップがあれば、そのバージョンと比較して.htaccessファイルの内容を検証できます。不審なコードが見つかったら、削除するかコメントアウトしてください。

4. コアファイル、プラグイン、テーマファイルを置き換える

感染したコアファイルは、信頼できるソースから入手したオリジナル版と置き換えましょう。最新版のファイルやディレクトリをダウンロードした後、古いファイルを削除します。

5. 最近変更された不審なファイルを削除する

最近変更されたファイルを確認することで、感染の可能性があるファイルを見つけられることがあります。ターミナルやFTPクライアント経由で感染ファイルを削除してください。それでもマルウェアが検索結果に表示され続ける場合は、データベースにバックドアが仕掛けられている可能性があります。

6. キーワードをチェックする

ハッカーは、既存のキーワードに似た名前を使って悪意あるファイルをサーバーに追加することがあります。例えば以下のようなコードです。

<title>{keyword}</title>
<meta name="description" content="{keyword}" />
<meta name="keywords" content="{keyword}" />
<meta property="og:title" content="{keyword}" />
<div style="position: absolute; top: -1000px; left: -1000px;">Cheap prescription drugs </div>

ここでは「keywords」が「keyword」に置き換えられています。このようなキーワードを必ずチェックし、悪意あるコードを除去してください。

7. バックドアを削除する

一般に、ハッカーはheader.phpファイルにバックドアを組み込み、公開ページがリクエストされるたびに悪意あるコードが実行されるようにします。これは主に、あなたのサイトを使って検索エンジンクローラーにスパムを送り込むためです。さらにwp-page.phpを「削除保護」機能として再生成させることもあります。該当ファイルとheader.php内のinclude関数を削除すれば、SERPからスパム結果を確実に取り除けます。

8. マルウェアスキャンを実行する

Webサーバーに対してマルウェアおよび悪意あるファイルのスキャンを実行しましょう。ホスティング業者が提供するcPanelの「Virus Scanner」ツールを使用するか、Astra Proプランで専門家によるマルウェア除去サービスを受けることも可能です。

9. クリーンアップを検証する

マルウェアの除去後、完全に駆除できたかを確認する良い方法は、Googleにサイト全体を再クロールさせることです。Google Search Consoleにログインし、クロール > Fetch as Google へ移動します。対象URLの場所を入力または検索し、インデックス登録をリクエスト(Reindex)ボタンをクリックしてください。「Not Found」ページが返ってくれば、サイトのクリーンアップは完了です。

まとめ

サイバー攻撃は恐ろしいものですが、その後遺症はさらに深刻です。私たちの調査によれば、仮に迅速にサイトを復旧できたとしても、SEOへのダメージは避けられません。

顧客を引きつけるためには、サイトの信頼性とセキュリティが不可欠です。スパムはその観点から壊滅的な打撃となり得ます。ハッカーはサイトの規模などを気にしません。どんなサイトでも常に感染リスクにさらされているのです。

こうした問題に直面したくないなら、プロアクティブなサイト保護への投資と、標準的なセキュリティ運用の維持を検討しましょう。ファイアウォールやセキュリティプラグインは実績のあるソリューションであり、サイト保護に大きく貢献します。そうすれば、もうハッキングを心配する必要はありません。

Astraについて

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