TinyLetterの使い方ガイド|無料メールマガジンの設定方法とMailChimpとの違い
「お金はリストの中にある(The money is in the list)」――これはインターネットマーケティング業界で最もよく知られた格言のひとつです。考え方はシンプルで、読者をメールリストに集め、そのリストに対してマーケティングを行うというもの。だからこそ、多くのWebサイトがメールニュースレターや無料のメール購読サービスを提供しています。
自分自身をアピールしながら読者との距離を縮めたいけれど、メールリストの作成や管理に手間をかけたくない――そんな方には、TinyLetterがぴったりのツールでした。
※編集部注:TinyLetterは2024年にサービスを終了しています。本記事は当時の手順を参考資料としてまとめたものです。現在はSubstackやButtondownなど、同様のサービスを検討することをおすすめします。
TinyLetterとMailChimpの違いとは?
メール購読サービスといえば、多くの人がまず思い浮かべるのがMailChimpでしょう。では、TinyLetterとMailChimpにはどんな違いがあるのでしょうか。一言でいえば、TinyLetterは「MailChimpのシンプル版」。設定も操作も簡単な反面、MailChimpが持つ高度な機能は省かれています。主な違いは以下の通りです。
- TinyLetterは完全無料で、最大5,000人まで購読者を登録できます。一方、MailChimpの無料プランは合計2,000人まで。
- MailChimpは有料プランへのアップグレードで購読者数を増やせますが、TinyLetterには有料オプションがありません。
- TinyLetterなら送信メール数は無制限。MailChimpの無料プランは月6通まで(2,000人×6通=月12,000通が上限)という制限があります。
- TinyLetterで作成できるリストは1つだけ。MailChimpは複数のメーリングリストを運用できます。
- A/Bテスト、詳細なトラッキング、外部サービスとの連携、マルチユーザー対応、セグメント分割、位置情報、画像ホスティングといった高度な機能は、MailChimpにのみ搭載されています。
結論として、インターネットマーケターではなく「シンプルで無料のメールマガジンプラットフォーム」を探しているなら、TinyLetterがまさにうってつけでした。より多機能なツールが必要な場合は、MailChimpなどの有料サービスを選びましょう。
TinyLetterの初期設定手順
TinyLetterは自らを「Email for people with something to say(伝えたいことがある人のためのメール)」と掲げており、ビジネス向けの高機能なシステムを必要としない一般ユーザーのために、セットアップ工程が大幅に簡略化されています。
ステップ1:アカウント登録
まず、TinyLetterのトップページにある「Sign Up Free(無料登録)」ボタンをクリックします。

続いて、メールアドレス、ユーザー名、パスワードを入力します。reCaptchaのチェックボックスにチェックを入れてロボットではないことを証明し、「Sign Up」をクリックして次へ進みましょう。なお、TinyLetterからメールを送信するには、事前にメールアドレスの認証が必要です。

ステップ2:プロフィールとニュースレターの設定
登録後はアカウントの設定ページに移動します。必要な個人情報を入力しましょう。

ページを少し下にスクロールすると、ニュースレターの設定項目が現れます。ここでは、ニュースレター名の設定、説明文の記入、通知の受け取り設定のほか、普段使いのメールクライアントから直接送信できる「シークレットメールアドレス」の確認などが行えます。

入力が終わったら、ページ下部の「Get Started」ボタンを忘れずにクリックしてください。
読者を購読者にする方法
次に行うのは、メール購読フォームの設定です。管理画面の「Design → Subscribe Page」を開くと、購読ページの見た目をカスタマイズできます。背景(Background)、フォント(Fonts)、色(Colors)、表示(Views)など、いくつかの要素を自由に調整してみてください。

デザインが完成したら「Save Settings」で保存するのをお忘れなく。
続いて、ニュースレターに購読者を集める段階です。TinyLetterでは、以下の2つの方法が用意されていました。
- 購読フォームへのリンク:「https://tinyletter.com/ユーザー名」という形式のURL。このリンクをSNSやブログで紹介すれば、誰でも直接購読ページにアクセスできます。
- 埋め込み用HTMLコード:サイトに貼り付けて使えるコードです。ウィジェットエリア、ポップアップメニュー、特定の固定ページや投稿(例:プロフィールページ)などが設置場所として適しています。
リンクとコードは、管理画面の「Share」メニューから取得できます。

さらに、TinyLetterアカウントをTwitterアカウントと連携させることも可能でした。連携すると、Twitterアカウントでのログイン、Twitter経由での新規読者の招待、購読ページへのTwitterハンドル名の表示ができるようになります。

WordPressサイトへの組み込み方
WordPressサイトにニュースレターの購読フォームを設置したい場合は、埋め込み用HTMLコードを使います。最も簡単なのはウィジェットエリアへの挿入です。「外観 → ウィジェット」メニューを開き、「テキスト」ウィジェットを選択しましょう。

テキストウィジェットを任意のウィジェットエリアにドラッグ&ドロップし、HTMLコードを貼り付けます。

これで、ウィジェットエリアに購読フォームが表示されるようになります。

また、投稿や固定ページ内に設置したい場合は、エディタを「テキスト」タブに切り替えてからコードを挿入すればOKです。
ニュースレターの管理方法
すべての設定が完了したら、いよいよニュースレターの運用開始です。管理メニューは左サイドバーにも用意されており、「Sent(送信済み)」「Replies(返信)」「Drafts(下書き)」でメールの作成・返信関連を管理できます。ページ左上には常に「Compose(作成)」ボタンがあり、クリックすると普段使っているメールソフトとよく似た作成画面が開きます。

さらに「Subscribers(購読者)」メニューでは、購読済みのメールアドレス一覧の管理、新しい購読者の手動追加、必要に応じたリストのエクスポート(書き出し)などが行えます。

まとめ:リストを育てるところから始めよう
以上で、メールマガジンの作成と管理に必要な準備はすべて整いました。あとはリストを育てる段階です。まずは購読フォームのリンクを積極的に拡散し、ブログにも埋め込んでみてください。
さあ、あなたもニュースレターを始めてみませんか? 「そもそもメルマガは必要?」といった疑問や感想があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
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