フォーマットできない外付けハードディスクからファイルを復旧する方法【完全ガイド】
概要:この記事では、フォーマットが完了せずアクセス不能になったり、破損・エラー状態に陥った外付けハードディスクから、データ復旧ソフトを使ってファイルを取り戻す方法と、その後のフォーマットエラーの解決手順を詳しく解説します。
外付けハードディスクが壊れる原因とは?
外付けハードディスクは、データのバックアップや大容量ファイルの持ち運びに便利なポータブルストレージとして広く利用されています。しかし、複数のPCに接続して使う機会が多いため、内蔵ドライブに比べてウイルス感染や論理エラーなどのトラブルに見舞われやすいという弱点があります。
たとえば、感染したPCに外付けハードディスクを接続すると、ウイルスが移ってファイルが破損したり、ファイルシステムが損傷してドライブが「RAW」状態になりアクセスできなくなることがあります。また、安全な取り外しを行わずにケーブルを抜くといった不適切な扱いも、同様のエラーを引き起こす原因となります。
Windowsで外付けハードディスクがRAW状態になると、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」
「ディスクを使用する前にフォーマットする必要があります。」
「Windowsはフォーマットを完了できませんでした。」
こうした状況では、データを完全に失わないよう、できるだけ早く外付けハードディスクのデータ復旧を行うことが重要です。まずはStellar Data Recovery ProfessionalのようなDIY型データ復元ソフトを使って失われたデータを救出し、その後、フォーマットエラーを修正していきましょう。
外付けハードディスクのデータ復旧手順
フォーマットを受け付けない外付けハードディスクからデータを復旧するには、以下の手順に従ってください。
ステップ1:ソフトウェアのダウンロードと起動
Stellar Windows Data Recoveryソフトをダウンロードして起動します。
ステップ2:復元したいデータの種類を選択
復元したいデータ(文書、写真、動画など)を選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ3:対象ドライブの選択
復元したいハードディスクのパーティションを選択します。本ツールはRAW状態になったボリュームを自動的に認識し、「接続されたドライブ」の一覧に表示します。
もしボリュームやパーティションが一覧に表示されない場合は、「その他の場所」にある「ドライブが見つかりません」オプションを使って、消失したボリュームやパーティションを検索・復元できます。
ステップ4:スキャン結果の確認
スキャン完了後、ファイルのプレビューを確認できます。左ペインの「ファイルタイプ」タブをクリックすると、スキャン結果を種類別に並べ替えることも可能です。
ステップ5:復元するファイルの選択
復元したいデータを選択し、「復元」ボタンを押します。
ステップ6:保存先の指定と保存
「参照」をクリックして保存先を指定し、「保存開始」ボタンを押してファイルを保存します。
データ復旧後のフォーマットエラー解決方法
大切なデータを無事に取り戻したら、次はフォーマットエラーを解消し、ハードディスクを修復しましょう。以下の手順を順番に試してください。
手順1:CHKDSKスキャンを実行する
CHKDSKコマンドは、ドライブの破損やファイルシステムの損傷を修復できるWindows標準のユーティリティです。不良セクタを検出してマークすることもできるため、フォーマットエラーの原因解消に役立ちます。
実行手順は以下の通りです。
a. コマンドプロンプトを管理者として実行します。
b. chkdsk /f /r X: と入力します(Xは対象ドライブのドライブ文字)。
c. 「Enter」キーを押してスキャンを実行します。
スキャンが完了したら、再度フォーマットを試みてください。
注意:ドライブが深刻に破損しているRAW状態の場合、CHKDSKが機能しないことがあります。また、パーティションにドライブ文字が割り当てられていない場合にも実行できない点にご注意ください。
手順2:ウイルススキャンを実行する
Windows Defenderまたは信頼性の高いサードパーティ製アンチウイルス・マルウェア対策ソフトでハードディスク全体をスキャンし、感染ファイルを検出・隔離します。
スキャン完了後、エクスプローラーからフォーマットを試してみましょう。
手順3:書き込み保護を解除する
書き込み保護が有効になっているとフォーマットできません。レジストリエディターで設定を変更して解除します。
a. 「Windows + R」キーを押し、「regedit」と入力します。
b. 「Enter」キーまたは「OK」ボタンを押します。
c. 管理者権限の確認画面が出たら許可します。
d. HKEY_LOCAL_MACHINE > SYSTEM > CurrentControlSet > Control へ移動します。
「StorageDevicePolicies」が表示されない場合は、「Control」フォルダーを右クリックして「新規 > キー」を選択し、キー名を「StorageDevicePolicies」とします。
e. 「WriteProtect」をダブルクリックし、値のデータを「0」に変更します。
「WriteProtect」が存在しない場合は、「StorageDevicePolicies」を右クリックして「新規 > DWORD(32ビット)値」を作成し、名前を「WriteProtect」にします。その後、ダブルクリックして値を「0」に変更してください。
f. レジストリエディターを閉じ、外付けハードディスクを取り外します。
g. 再度PCに接続し、フォーマットを試します。
手順4:ディスクの管理ツールでフォーマットする
エクスプローラーよりも詳細なフォーマット設定が可能な「ディスクの管理」ツールを使う方法です。
a. 「Windows + X」キーを押し、「ディスクの管理」をクリックします。
b. 対象のハードディスクパーティションを右クリックして「フォーマット」を選択します。
フォーマットの項目が表示されない場合は、「新しいシンプル ボリューム」をクリックし、ウィザードに従って進めてください。
c. 「ボリューム ラベル」を入力し、「ファイル システム」を選択します。
d. 「OK」をクリックし、確認画面でもう一度「OK」を押します。
手順5:DiskPartユーティリティで強制フォーマットする
DiskPartは、Windowsに搭載されているコマンドラインベースのディスク管理ツールです。高度な操作が可能で、深刻なドライブエラーにも対応できる強力なツールですが、その分、誤った操作は重大なデータ損失につながる恐れがあります。コマンド入力時は十分に注意してください。
a. コマンドプロンプトを開きます。
b. diskpart と入力し、「Enter」を押します。
c. 管理者権限を求められたら許可します。新しいコマンドプロンプトウィンドウが開きます。
d. list disk と入力し、「Enter」を押します。
e. 表示されたディスク一覧を慎重に確認し、対象のハードディスクを特定します。
f. ここでは例として「ディスク3」が該当すると仮定し、以下のコマンドを入力して「Enter」を押します。
Select disk 3
注意:上記のコマンドはあくまで例です。必ず正しいディスク番号を確認してから入力してください。誤ったディスクを選択すると、その中身がすべて消去されます。
g. clean と入力し、「Enter」を押します。
h. list disk と入力し、正しいディスクが選択されていることを確認します。
i. create partition primary と入力し、「Enter」を押します。
j. select partition 1 と入力し、「Enter」を押します。
k. active と入力し、「Enter」を押します。
l. format FS=NTFS label=StellarDrive quick と入力し、「Enter」を押します。
「StellarDrive」の部分は、お好みのボリューム名に変更できます。
m. assign letter=X と入力します。
Xは未使用の任意のドライブ文字に変更可能です。
n. 最後に exit と入力して「Enter」を押し、DiskPartを終了します。
これで、通常はエラーなく外付けハードディスクをフォーマットできるはずです。仕上げにデフラグを実行し、ハードディスクのSMART情報をチェックして、ドライブの健康状態を確認しておきましょう。必要に応じてCHKDSKスキャンをもう一度行うのもおすすめです。
それでもフォーマットできない場合は、専門家への相談をご検討ください。
まとめ
内蔵・外付けを問わず、ハードディスクがアクセス不能になったりRAW状態になった場合は、決してすぐにフォーマットしないでください。破損したドライブをフォーマットすると、データ復旧の難易度が上がってしまう可能性があります。まずはStellar Data Recovery Professionalのようなデータ復元ソフトを使い、破損・フォーマット済み・消失したパーティションから失われたファイルを素早く取り戻すことを優先しましょう。
また、日頃から大切なファイルは外付けドライブとクラウドなど2つ以上の異なる媒体にバックアップしておく習慣をつけることが、データ損失対策の基本です。万が一バックアップがない場合でも、Stellar Data Recoveryなら数回のクリックだけで、削除・紛失・フォーマット済みのファイルを簡単に復元できます。
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