Raspberry PiでCalibreコンテンツサーバーを構築する方法|電子書籍ライブラリを複数デバイスからアクセス可能に
Calibreは、電子書籍コレクションの管理に最適な無料ソフトウェアです。デスクトップアプリとして使えるだけでなく、実はサーバーとしても導入できることをご存じでしょうか?サーバー化すれば、電子書籍を一箇所に集約して保管し、さまざまなデバイスからいつでもアクセスできるようになります。この記事では、Raspberry PiにCalibreコンテンツサーバーをインストールする手順を詳しく解説します。
動作環境について
本記事では、Raspbian 10(Buster)を搭載したRaspberry Pi 3B+を使用しています。ただし、ここで紹介する方法は、Raspberry Piに対応するほとんどのOSでそのまま利用できるはずです。
Calibreコンテンツサーバーのインストール手順
まずはターミナルを開き、以下のコマンドを実行してCalibreをインストールします。
sudo apt install calibre
インストールが完了したら、アプリケーションメニューからCalibreを起動しましょう。初めてCalibreを実行する場合は、初期設定ウィザードが表示されます。ここでは、電子書籍ライブラリの保存場所や使用しているeBookリーダーデバイスを選択します。内容はシンプルなので、画面の指示に従って進めれば問題ありません。
初期設定が完了したら、Calibreのメニューから「Connect/share(接続/共有)」を選択してください。
続いて、「Start Content server(コンテンツサーバーを起動)」をクリックします。
ホームネットワーク内からアクセスする方法
コンテンツサーバーが起動すると、同じホームネットワーク上にあるデバイスから書籍ライブラリへアクセスできるようになります。家庭内ネットワークから自分のライブラリを閲覧するには、Raspberry Piの内部IPアドレスを確認する必要があります。
IPアドレスの確認は簡単です。再びメニューから「Connect/share」を選択すると、Raspberry Piの内部アドレスが表示されます。このアドレスを、ホームネットワークに接続している任意のデバイスのWebブラウザに入力すれば、コンテンツサーバーにアクセスできます。その際、ポート番号も忘れずに付けてください。入力形式は以下のとおりです。
IPアドレス:8080
IPアドレスの後にポート番号を続けて入力します。ポート番号は、「Connect/share」を選択した際にIPアドレスと同じ画面内に表示されています。
外部ネットワークからアクセスする方法
自宅のネットワーク外からコンテンツサーバーにアクセスしたい場合は、いくつか追加の設定が必要です。
- ルーターの設定で、Calibreが使用しているポート(既定では8080)をポートフォワーディング(ポート開放)する
- Raspberry PiのグローバルIPアドレス(外部IPアドレス)を確認する
外部IPアドレスは、whatismyipaddress.comなどのサイトにアクセスするだけで簡単に確認できます。外部IPアドレスがわかったら、以下の形式で入力することにより、どのネットワークに接続していても、どこからでも自分のコンテンツサーバーへアクセスできるようになります。
外部IPアドレス:8080
セキュリティに関する注意点
外部にサーバーを公開する場合は、必ずユーザー名とパスワードによる認証を設定しておきましょう。Calibreの設定画面から「共有 over net」の項目で認証情報を登録できます。また、不特定多数に公開しない限り、VPN経由でのアクセスを検討するのも安全な選択肢です。
まとめ
以上の手順に従えば、Raspberry Piを使って手軽にCalibreコンテンツサーバーを構築できます。自作の電子書籍サーバーがあれば、タブレットやスマートフォン、PCなど、あらゆるデバイスから自分のライブラリにアクセス可能になり、電子書籍の管理が格段に便利になります。
サーバーを構築したら、次は電子書籍ライブラリを充実させましょう。Kindle Unlimited以外の定額読み放題サービスも活用すれば、よりお得に書籍を楽しめます。
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