Raspberry PiにOSMCをインストールする方法を徹底解説
Raspberry PiでKodiメディアセンターを活用したいなら、いくつかの選択肢があります。Raspbianなどの普段使いのLinuxディストリビューション上にKodiをインストールする方法もあれば、OSMCをスタンドアロンのOSとして単体で動かす方法もあります。
OSMCは当初からRaspberry Piを念頭に置いて設計・開発されているため、Piとの相性は抜群です。この記事では、お手持ちのRaspberry PiにOSMCをインストールする具体的な手順を詳しく解説します。
OSMCのダウンロード
OSMCをインストールするには、主に2つの方法があります。1つ目は、OSMCのディスクイメージをダウンロードし、balenaEtcherなどの書き込みソフトを使って自分でSDカードにフラッシュする方法。2つ目は、WindowsおよびmacOSユーザー向けに提供されている、ダウンロードから書き込みまでを一括で行えるオールインワンツールを利用する方法です。
最も手軽なのはオールインワンツールです。WindowsとMacのユーザーは、OSMCインストーラーをダウンロードし、以下の手順に従ってインストールを進めましょう。
一方、Linuxユーザーはオールインワンツールを利用できません。代わりに最新のOSMCディスクイメージをダウンロードし、img.gzファイルを展開してSDカードへの書き込み準備を整えてください。ターミナルを開いて次のコマンドを実行します。
gzip -dc OSMC_FILE.img.gz
「OSMC_File」の部分は、実際にダウンロードしたOSMCディスクイメージのファイル名に置き換えてください。
Windows・macOSでSDカードにOSMCを書き込む
WindowsまたはmacOSでOSMCインストーラーをダウンロードしたら、起動して作業を開始します。最初の画面で言語とOSMCをインストールするデバイスを選択します。ここでは、お使いのRaspberry Piのモデルを選びましょう。

なお、現時点でOSMCインストーラーの一覧には新しいRaspberry Pi 4が表示されていません。Raspberry Pi 4にOSMCをインストールする場合は、代わりに「Raspberry Pi 2/3」を選択してください。
準備ができたら矢印ボタンをクリックして次へ進みます。次のメニューでインストールするOSMCのバージョンを選択します。バージョンは日付付きで表示されるので、最新のリリースを選んでから、矢印ボタンで次の画面へ移りましょう。

続いて、OSMCのインストール先を選択します。Raspberry Piで使う場合はSDカードからOSMCを起動するのが一般的なので、「from an SD card(SDカードから)」が選択されていることを確認してください。矢印ボタンをクリックして次へ進みます。

次のメニューでは、Raspberry Piのネットワーク設定を事前に行えます。有線のイーサネット接続を使う予定なら「wired connection」を、Wi-Fiネットワークに接続する場合は「wireless connection」を選択してください。
矢印ボタンを押して次のメニューへ進みます。

「wireless connection」を選択した場合は、Wi-FiネットワークのSSID(接続するWi-Fi名)のほか、暗号化方式とパスワード(キー)の入力が必要です。
これらの情報を入力し、間違いがないか確認したうえで、矢印ボタンをクリックして次へ進みましょう。

次のメニューで、OSMCをインストールする正確な場所を確認し、矢印ボタンをクリックします。

最後に、チェックボックスにチェックを入れてOSMCのライセンス契約に同意します。矢印ボタンをクリックすると、選択したSDカードへのOSMCの書き込みが始まります。

OSMCオールインワンインストーラーの処理が完了したら、SDカードを安全に取り外し、Raspberry Piに挿入してください。
Raspberry Piの電源を入れれば、OSMCがすぐに使える状態になります。
LinuxでSDカードにOSMCを書き込む
Linux環境では、OSMCディスクイメージを最も手早く書き込む方法としてddコマンドを使うのがおすすめです。まず、SDカードのLinux上でのドライブ名(/dev/sdb など)を特定します。
SDカードのドライブ名を調べるには、次のコマンドを入力します。
sudo fdisk -l
ドライブ名が判明したら、次のコマンドを入力してSDカードへのOSMC書き込みを開始しましょう。
sudo dd if=OSMC-File.img of=/dev/sdb bs=4M conv=fdatasync
ddコマンドがOSMCイメージファイルのSDカードへの書き込みを完了するまで待ちます。完了したらSDカードをPCから取り外し、Raspberry Piに挿入すれば、OSMCの設定と使用をすぐに始められます。
OSMCで大画面エンターテインメントを楽しもう
OSMCを使えば、別のOSを起動することなく、Raspberry Pi上で直接Kodiの体験が楽しめます。OSMCをインストールしたら、アドオンやカスタムテーマを追加して、さらに自分好みにカスタマイズすることも可能です。
また、Raspberry Piの活用法はOSMCだけではありません。レトロゲーム機として使いたい場合は、RetroPieにKodiをインストールしてみるのも良いでしょう。
画像クレジット:メイン画像はOSMC公式サイトより
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