Androidでマーキー(流れる)テキストを実装する方法【初心者向け解説】
Androidアプリ開発では、ニュースティッカーやお知らせ表示などでよく使われる「マーキー(Marquee)」と呼ばれる、横方向にスクロールする流れるテキストを実装したい場面があります。この記事では、TextViewのプロパティを設定するだけで簡単にマーキーテキストを実現する方法を、ステップごとにわかりやすく解説します。
実装手順
ステップ1:新しいプロジェクトを作成する
まず、Android Studioを起動し、「File」→「New Project」を選択して新しいプロジェクトを作成します。必要な項目(プロジェクト名、パッケージ名、保存先など)を入力してプロジェクトをセットアップしましょう。
ステップ2:レイアウトファイル(activity_main.xml)を編集する
次に、res/layout/activity_main.xmlに以下のコードを追加します。
<?xml version = "1.0" encoding = "utf-8"?> <RelativeLayout xmlns:android = "https://schemas.android.com/apk/res/android" xmlns:tools = "https://schemas.android.com/tools" android:layout_width = "match_parent" android:gravity = "center" android:layout_height = "match_parent"> <TextView android:id = "@+id/text" android:textSize = "20dp" android:textAlignment = "center" android:layout_width = "match_parent" android:ellipsize = "marquee" android:fadingEdge = "horizontal" android:marqueeRepeatLimit = "marquee_forever" android:scrollHorizontally = "true" android:textColor = "#ff4500" android:text = "Simple application that shows how to use marquee, with a long text" android:layout_height = "wrap_content" android:singleLine = "true" /> </RelativeLayout>
このコードでは、TextViewに対してマーキー効果を実現するための重要なプロパティを設定しています。ポイントとなる属性は以下の5つです。
android:ellipsize = "marquee" android:fadingEdge = "horizontal" android:marqueeRepeatLimit = "marquee_forever" android:scrollHorizontally = "true" android:singleLine = "true"
各属性の役割は次のとおりです。
- ellipsize="marquee":テキストが画面幅を超えた場合に、末尾を省略する代わりにマーキースクロールを有効にします。
- fadingEdge="horizontal":左右の端でテキストがフェードしながら消える視覚効果を追加します。
- marqueeRepeatLimit="marquee_forever":スクロールを無限に繰り返す設定です。数値を指定すれば繰り返し回数を制限することもできます。
- scrollHorizontally="true":テキストを横方向にスクロール可能にします。
- singleLine="true":テキストを1行に固定します。マーキーは単一行テキストでのみ動作するため、必須の設定です。
ステップ3:MainActivity.javaにコードを追加する
続いて、src/MainActivity.javaに以下のコードを記述します。
package com.example.andy.myapplication;
import android.os.Bundle;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
import android.widget.TextView;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
TextView txt = findViewById(R.id.text);
txt.setSelected(true);
}
}ここで最も重要なのは txt.setSelected(true); の1行です。マーキースクロールはTextViewにフォーカスが当たっている(選択されている)状態でのみ動作するため、この呼び出しを忘れるとテキストが流れません。XML側だけで完結させたい場合は、レイアウトファイルのTextViewに android:selected="true" を追加する方法もあります。
アプリを実行して確認する
それではアプリを実際に実行してみましょう。AndroidスマートフォンをPCに接続している状態で、Android Studioから任意のアクティビティファイルを開き、ツールバーの「Run」アイコンをクリックします。接続した実機を選択して起動すると、デバイス上に以下のような画面が表示されます。

実行結果を見ると、テキストが右から左へ向かって滑らかにスクロールしていることが確認できます。これで、シンプルなマーキーテキストの実装は完了です。
まとめ
Androidでマーキーテキストを実装するポイントは、次の2点に集約されます。
- レイアウトXMLで
ellipsize="marquee"やsingleLine="true"などの属性を設定する - コード側で
setSelected(true)を呼び出してTextViewを選択状態にする
ニュース速報や告知バナーなど、情報を動的に見せたいUIにぜひ活用してみてください。なお、singleLine は非推奨属性となっているため、新しいプロジェクトでは maxLines="1" と組み合わせて使うことも検討するとよいでしょう。
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