【Android】ビューの絶対座標を取得する方法をサンプルコード付きで解説
Androidでビューの絶対座標を取得するには?
本題に入る前に、「絶対座標」とは何かを確認しておきましょう。絶対座標とは、ウィンドウマネージャー上におけるビューの絶対的な位置(x, y)のことです。画面左上を原点として、そこからの距離で表されます。
この記事では、Androidアプリで特定のビューの絶対座標を取得する方法を、実際のサンプルコードとともに段階的に解説していきます。
手順1:新規プロジェクトを作成する
まず、Android Studioで新しいプロジェクトを作成します。メニューから「File」→「New Project」を選択し、必要な項目をすべて入力してプロジェクトを作成しましょう。
手順2:レイアウトファイル(activity_main.xml)を編集する
次に、res/layout/activity_main.xml に以下のコードを追加します。
<?xml version = "1.0" encoding = "utf-8"?>
<RelativeLayout
xmlns:android = "https://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:tools = "https://schemas.android.com/tools"
android:layout_width = "match_parent"
android:layout_height = "match_parent"
android:padding = "16dp"
tools:context = ".MainActivity"
android:background = "#dde4dd">
<TextView
android:id = "@+id/text"
android:layout_marginLeft = "100dp"
android:layout_width = "wrap_content"
android:layout_height = "wrap_content"
android:text = "Hello World!" />
</RelativeLayout>
上記のXMLでは、TextViewを1つ配置しています。ユーザーがこのTextViewをタップすると、そのビューの画面上の位置がToastで表示される仕組みです。
手順3:MainActivity.javaを実装する
続いて、src/MainActivity.java に以下のコードを追加します。
package com.example.andy.myapplication;
import android.graphics.Point;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
import android.os.Bundle;
import android.view.View;
import android.widget.TextView;
import android.widget.Toast;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
TextView textView;
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
textView = findViewById(R.id.text);
textView.setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View v) {
int[] location = new int[2];
textView.getLocationOnScreen(location);
Toast.makeText(MainActivity.this,"X axis is "+location[0] +"and Y axis is "+location[1],Toast.LENGTH_LONG).show();
}
});
}
public static Point getLocationOnScreen(View view) {
int[] location = new int[2];
view.getLocationOnScreen(location);
return new Point(location[0], location[1]);
}
}
コードのポイント
上記のコードの核となるのは getLocationOnScreen() メソッドです。引数として渡したint型の長さ2の配列に、結果が格納されます。
- location[0] … X座標(画面左端からの距離)
- location[1] … Y座標(画面上端からの距離)
ユーザーがTextViewをタップすると、取得した絶対座標がToastとして画面に表示されます。
なお、補足として類似メソッドとの違いも押さえておくと便利です。getLocationInWindow() を使うとウィンドウ基準の座標を取得でき、getLocationInWindow() と getLocationOnScreen() の違いは、ステータスバーなどのシステム領域を含むかどうかです。用途に応じて使い分けましょう。
アプリを実行して動作を確認する
それでは、アプリを実際に実行してみましょう。ここでは、実機のAndroidスマートフォンをパソコンに接続している前提で説明します。
Android Studioでプロジェクト内のいずれかのアクティビティファイルを開き、ツールバーの「Run」アイコンをクリックしてください。表示された選択肢から接続中のモバイルデバイスを選ぶと、端末にアプリの初期画面が表示されます。

上記の画像がアプリの初期画面です。ここでTextViewをタップすると、以下のようにビューの絶対座標がToastで表示されます。

まとめ
Androidでビューの絶対座標を取得するには、getLocationOnScreen() メソッドを使用します。長さ2のint型配列を渡すだけで、X座標とY座標を簡単に取得できるため、ドラッグ&ドロップの実装やカスタムアニメーション、ビュー間の位置関係の判定など、さまざまな場面で活用できます。ぜひ実際のプロジェクトでも試してみてください。
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