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C/C++のiswgraph()関数の使い方を例付きで解説

この記事では、C++ STLで提供されているiswgraph()関数の仕組み、構文、そして具体的な使用例について詳しく解説します。

iswgraph()は、<cwctype>ヘッダーファイルに定義されている関数で、指定されたワイド文字が「グラフィカルな表現」(画面上に表示できる文字)を持っているかどうかを判定するために使われます。この関数は、<cctype>ヘッダーにあるisgraph()関数のワイド文字版に相当します。

グラフィカルな表現を持つワイド文字とは?

画面上に出力できるすべてのワイド文字が、グラフィカルな表現を持つ文字に該当します。反対に、改行(\n)やタブ(\t)などのエスケープ文字(制御文字)は画面に直接表示されないため、グラフィカルな表現を持ちません。

構文

int iswgraph(ch);

パラメータ

この関数が受け取る引数は1つだけです。

  • ch:判定対象のワイド文字(wchar_t型)

戻り値

整数値を返します。

  • ワイド文字がグラフィカルな表現を持たない場合:0
  • ワイド文字がグラフィカルな表現を持つ場合:0以外の値

使用例

入力:iswgraph('?');
出力:グラフィカルな表現があります。

入力:iswgraph(' ');
出力:グラフィカルな表現がありません。

例1:記号文字の判定

#include <cwctype>
#include <iostream>
using namespace std;

int main() {
    wchar_t ch_1 = '%';
    wchar_t ch_2 = ')';

    if (iswgraph(ch_1))
        wcout << "It has graphical representation: " << ch_1;
    else
        wcout << "It doesn't have graphical representation: " << ch_1;

    if (iswgraph(ch_2))
        wcout << "\nIt has graphical representation: " << ch_2;
    else
        wcout << "\nIt doesn't have graphical representation: " << ch_2;

    return 0;
}

出力

上記のコードを実行すると、以下の出力が得られます。

It has graphical representation: %
It has graphical representation: )

「%」と「)」はどちらも画面に表示可能な記号であるため、iswgraph()は両方に対して真(0以外)を返します。

例2:数字とエスケープ文字の判定

#include <cwctype>
#include <iostream>
using namespace std;

int main() {
    wchar_t ch_1 = '9';
    wchar_t ch_2 = '\n';

    if (iswgraph(ch_1))
        wcout << "It has graphical representation: " << ch_1;
    else
        wcout << "It doesn't have graphical representation: " << ch_1;

    if (iswgraph(ch_2))
        wcout << "\nIt has graphical representation: " << ch_2;
    else
        wcout << "\nIt doesn't have graphical representation: " << ch_2;

    return 0;
}

出力

上記のコードを実行すると、以下の出力が得られます。

It has graphical representation: 9
It doesn't have graphical representation:

数字の「9」は画面に表示できる文字なのでグラフィカルな表現を持ちますが、改行を表す「\n」はエスケープ文字であり画面に表示されないため、グラフィカルな表現を持たないと判定されます。

まとめ

iswgraph()関数を使えば、ワイド文字が画面に表示できる文字(グラフィカルな表現を持つ文字)かどうかを簡単に判定できます。英数字や記号などの表示可能な文字には0以外の値が返り、スペースや改行といった空白類・制御文字には0が返るという点を覚えておきましょう。ワイド文字列の入力バリデーションや整形処理などで活用できる便利な関数です。

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