C++のquick_exit()関数とは?使い方とサンプルコードを解説
本記事では、C++標準ライブラリ(STL)におけるquick_exit()関数の動作、構文、そして具体的な使用例について詳しく解説します。
quick_exit()とは?
quick_exit()は、C++標準ライブラリに組み込まれている関数で、<cstdlib>ヘッダーファイル内で定義されています。この関数は、呼び出し元のプロセスを迅速に終了させるために使用されます。つまり、リソースのクリーンアップ処理を行わずにプロセスを即座に終了させます。
quick_exit()による終了は「通常の終了」として扱われますが、オブジェクトのデストラクタが呼び出されないなど、追加的な後処理は実行されません。その一方で、C言語のストリームはクローズ・フラッシュされ、tmpfile()で開かれた一時ファイルは削除されます。
quick_exit()を使用してプロセスを終了すると、ホスト環境に対して終了ステータスが返されます。
- ステータスが0またはEXIT_SUCCESSの場合 → 終了は成功
- ステータスがEXIT_FAILUREの場合 → 終了は不成功(失敗)
構文
void quick_exit( int status );
パラメータ
この関数は以下のパラメータを受け取ります。
- status − 終了ステータス。0またはEXIT_SUCCESSであれば終了は成功、EXIT_FAILUREであれば終了は不成功であることを意味します。
戻り値
この関数は何も返しません(void型)。
使用例
入力
printf("Before exit");
quick_exit(EXIT_SUCCESS);
printf("After Exit");出力
Before exit
この例では、quick_exit(EXIT_SUCCESS)が呼び出された時点でプログラムが即座に終了するため、その後の「After Exit」は表示されません。
at_quick_exit()との組み合わせ例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
void exit_func1(){
cout << "This is exit function 1" << endl;
}
void exit_func2(){
cout << "This is exit function 2" << endl;
}
void exit_func3(){
cout << "This is exit function 3" << endl;
}
void exit_func4(){
cout << "This is exit function 4" << endl;
}
int main(){
at_quick_exit(exit_func1);
at_quick_exit(exit_func2);
at_quick_exit(exit_func3);
at_quick_exit(exit_func4);
quick_exit(0);
return 0;
}出力
This is exit function 4 This is exit function 3 This is exit function 2 This is exit function 1
この例では、at_quick_exit()関数を使って4つの関数を事前に登録しています。quick_exit(0)が呼び出されると、登録された関数が登録と逆順(LIFO:後入れ先出し)で実行されるため、exit_func4からexit_func1までの順番で出力されます。終了時に特定の処理を実行したい場合は、at_quick_exit()と組み合わせて活用すると便利です。
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