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【C++ STL】配列のdata()メソッドの使い方を例付きで解説

配列とは

配列とは、同じデータ型の要素を連続したメモリ領域に格納したコレクションのことです。

C++標準ライブラリには、配列の機能をサポートするライブラリが数多く含まれています。その中の一つが、arrayコンテナのdata()メソッドです。

C++のarray::data()は、オブジェクトの先頭要素を指すポインタを返します。これにより、配列の内部バッファへ直接アクセスしたり、連続したメモリを前提とするC言語スタイルのAPIに配列を渡したりすることができます。

構文

array_name.data();

パラメータ

この関数は、引数を受け取りません。

戻り値

配列の先頭要素を指すポインタを返します。戻り値の型は、配列の要素型へのポインタ(例えばfloat*)です。なお、空の配列に対してdata()を呼び出した場合に返されるポインタは逆参照しないよう注意してください。

使用例1:先頭要素へのポインタを取得する

array::data()メソッドの基本的な使い方を示すプログラム:

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main(){
    array<float, 4> percentage = { 45.2, 89.6, 99.1, 76.1 };
    cout << "配列の要素: ";
    for (auto it = percentage.begin(); it != percentage.end(); it++)
        cout << *it << " ";
    auto it = percentage.data();
    cout << "\n先頭要素: " << *it;
    return 0;
}

出力

配列の要素: 45.2 89.6 99.1 76.1
先頭要素: 45.2

使用例2:ポインタ演算で各要素にアクセスする

data()で取得したポインタをインクリメントして、2番目・3番目の要素にアクセスするプログラム:

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main(){
    array<float, 4> percentage = { 45.2, 89.6, 99.1, 76.1 };
    cout << "配列の要素: ";
    for (auto it = percentage.begin(); it != percentage.end(); it++)
        cout << *it << " ";
    auto it = percentage.data();
    it++;
    cout << "\n2番目の要素: " << *it;
    it++;
    cout << "\n3番目の要素: " << *it;
    return 0;
}

出力

配列の要素: 45.2 89.6 99.1 76.1
2番目の要素: 89.6
3番目の要素: 99.1

まとめ

  • array::data()は、配列の先頭要素を指すポインタを返します。
  • 引数は不要で、戻り値は要素型へのポインタです。
  • 返されたポインタに対してポインタ演算(it++など)を行うことで、任意の要素にアクセスできます。
  • 連続したメモリを前提とするC言語の関数へ配列を渡す際などに便利です。
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