C++で全ペアのGCDから元の数値を復元する方法
概要
ある配列 array[] には、別の配列に含まれる要素同士の「すべての可能なペア」に対して計算されたGCD(最大公約数)の値が格納されています。本記事では、このGCD配列をもとに、計算に使われた元の数値を復元するアルゴリズムをC++で解説します。
入力例
array[] = {6, 1, 1, 13}
出力例
13 6 gcd(13, 13) = 13 gcd(13, 6) = 1 gcd(6, 13) = 1 gcd(6, 6) = 6
入力例(長いケース)
arr[] = {1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 6, 6, 6, 8, 11, 13, 3, 3}
出力例
13 11 8 6 6
アルゴリズムの考え方
まず、与えられた配列を降順にソートします。
最大の要素は必ず元の数値のひとつです。この数値を結果として保持し、配列から取り除きます。
直前のステップで確定した要素と、残りの要素(大きいものから順に)とのGCDを計算し、そのGCD値を出現頻度表から差し引いていきます。
動作のポイント
GCD配列には、同じ2つの数値のペアが順序違いとして2回ずつ含まれます。そこで、新しい数値を1つ確定するたびに、それまでに確定済みの各数値とのGCDを2つ分ずつ頻度表から減算します。こうすることで、すでに説明済みのペアを二重に数えることを防ぎ、頻度がまだ正のまま残っている要素だけが「未確定の元の数値」として検出できる仕組みです。
C++による実装例
// 手法のC++実装
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
// 配列の内容を出力するユーティリティ関数
void printArr(int array[], int n1){
for (int i = 0; i < n1; i++)
cout << array[i] << " ";
}
// 元の数値を求める関数
void findNumbers(int array[], int n1){
// 配列を降順にソート
sort(array, array + n1, greater<int>());
int freq1[array[0] + 1] = { 0 };
// 各要素の出現回数をカウント
for (int i = 0; i < n1; i++)
freq1[array[i]]++;
// 結果配列のサイズ
int size1 = sqrt(n1);
int brr1[size1] = { 0 }, x1, l1 = 0;
for (int i = 0; i < n1; i++) {
if (freq1[array[i]] > 0) {
// 最も大きい要素を結果配列に格納
brr1[l1] = array[i];
// その要素の出現回数を1つ減らす
freq1[brr1[l1]]--;
l1++;
for (int j = 0; j < l1; j++) {
if (i != j) {
// GCDを計算
x1 = __gcd(array[i], brr1[j]);
// 該当するGCD値を2つ分減らす
freq1[x1] -= 2;
}
}
}
}
printArr(brr1, size1);
}
// ドライバーコード
int main(){
/* int array[] = { 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1,1, 1, 1, 6, 6, 6, 8, 11, 13, 3, 3}; */
int array[] = { 6, 1, 1, 13};
int n1 = sizeof(array) / sizeof(array[0]);
findNumbers(array, n1);
return 0;
}
出力
13 6
-
C++で2つの数の最大公約数(GCD)を求めるプログラム
最大公約数(GCD)とは最大公約数(GCD: Greatest Common Divisor)とは、2つの整数をどちらも割り切る正の整数のうち、最も大きい数のことです。プログラミングの基礎的なアルゴリズム問題としてよく取り上げられるテーマであり、分数の約分や暗号処理など、さまざまな場面で活用されます。例として、45と27という2つの数を考えてみましょう。45 = 5 × 3 × 327 = 3 × 3 × 3両方の数に共通する素因数は「3 × 3」であるため、45と27の最大公約数は9となります。方法1:ユークリッドの互除法による実装2つの数の最大公約数を求める最も効率的な方法が「ユークリッド
-
Pythonで全ペアのGCDから元の配列を復元する方法
問題の概要 ある配列Aが与えられたとします。この配列の各要素は、別の配列(元の配列)から選んだ2つの要素のペアごとに計算した最大公約数(GCD)に対応しています。私たちの課題は、このGCD配列をもとに、計算に使用された元の数値を復元することです。 例として、入力が A = [6, 1, 1, 13] の場合を考えてみましょう。このときの出力は [13, 6] となります。理由は以下の通りです。 gcd(13, 13) = 13 gcd(13, 6) = 1 gcd(6, 13) = 1 gcd(6, 6) = 6 アルゴリズムの鍵となる考え方 このアルゴリズムのポイントは、「GCD配列の中