JavaScriptで元の配列を変更せずにオブジェクトのキー名を変更する方法
JavaScriptで配列内のオブジェクトのキー名(プロパティ名)を変更したい場合、deleteで直接削除してしまうと元のオブジェクトまで書き換わってしまいます。そこで役立つのが、map()メソッドとスプレッド構文(...)、分割代入を組み合わせたイミュータブル(非破壊的)な手法です。
この記事では、オブジェクトのキー「name」を「fullName」に変更しながら、元の配列を一切変更しない方法をサンプルコード付きで解説します。
サンプルコード
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>元の配列を変更せずにオブジェクトのキーを変更する</h1>
<button class="Btn">CLICK HERE</button>
<p class="sample"></p>
<p class="result"></p>
<script>
let BtnEle = document.querySelector(".Btn");
let resEle = document.querySelector(".result");
let sampleEle = document.querySelector(".sample");
let obj = [
{ name: "Rohan Sharma", age: 12 },
{ name: "Shawn Mendes", age: 18 },
{ name: "Michael Shaw", age: 15 },
{ name: "Mitch Johansson", age: 19 },
];
BtnEle.addEventListener("click", () => {
// 分割代入とスプレッド構文で、元のオブジェクトを壊さずにキーを入れ替える
const newArr = obj.map((ele) => {
const { name, ...rest } = ele;
return { fullName: name, ...rest };
});
console.log("新しい配列:", newArr);
console.log("元の配列:", obj);
});
</script>
</body>
</html>実行結果
上記のコードを実行し、「CLICK HERE」ボタンをクリックしてコンソールを確認すると、次のように出力されます。
- 新しい配列:すべてのオブジェクトで
nameキーがfullNameに置き換えられている - 元の配列:
nameとageを持った状態のまま、まったく変更されていない
コードの解説
ポイントは map() のコールバック関数内にある次の2行です。
const { name, ...rest } = ele;
return { fullName: name, ...rest };const { name, ...rest } = ele;で、オブジェクトからnameプロパティを取り出し、残りのプロパティ(ここではage)をrestにまとめています。{ fullName: name, ...rest }で、新しいキーfullNameに元の値を設定し、残りのプロパティを展開することでまったく新しいオブジェクトを生成しています。map()は常に新しい配列を返すため、元の配列objやその中身のオブジェクトは一切変更されません。
注意点:delete を使う方法との違い
よく見かける次のような書き方は、一見うまく動くように見えますが注意が必要です。
obj = obj.map((ele) => {
ele["fullName"] = ele["name"];
delete ele["name"];
return ele;
});この方法では map() が新しい配列を返すものの、各要素は元のオブジェクトへの参照のままのため、delete を実行した時点で元のオブジェクト自体が書き換わってしまいます。元のデータを後から使いたいケースでは、冒頭で紹介したスプレッド構文によるコピー方式を使いましょう。
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