JavaScriptのエラー処理と例外処理の実装例をわかりやすく解説
JavaScriptにおけるエラー処理(例外処理)は、プログラムの実行中に発生する予期しない問題に対応し、アプリケーションのクラッシュを防ぐために欠かせない仕組みです。JavaScriptでは主に try...catch 構文を使ってエラーを捕捉します。
基本となる3つの要素
- tryブロック: エラーが発生する可能性があるコードを記述します。
- throw文: 「0での除算は不可」など、独自のカスタムエラーを意図的に発生させることができます。
- catchブロック: tryブロック内でエラーが発生した際に、そのエラーを受け取って適切な処理を行います。
実装例
以下は、JavaScriptでエラー処理と例外処理を実装した具体的なサンプルコードです。2つの数値を入力して除算を実行し、2つ目の値が「0」の場合には throw 文でカスタム例外を発生させる構成になっています。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.sample {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>エラー処理と例外処理のサンプル</h1>
<div class="sample"></div>
<input class="inputNum" type="number" />
<input class="inputNum" type="number" />
<button class="Check">DIVIDE</button>
<h3>
上のボタンをクリックすると除算が実行されます
</h3>
<script>
let sampleEle = document.querySelector(".sample");
let num, num1;
document.querySelector(".Check").addEventListener("click", () => {
num = document.querySelectorAll(".inputNum")[0].value;
num1 = document.querySelectorAll(".inputNum")[1].value;
try {
if (num1 === "0") throw "Can't divide by zero";
sampleEle.innerHTML = `${num} divide by ${num1} = ${num / num1}`;
} catch (e) {
sampleEle.innerHTML = "Error: " + e;
}
});
</script>
</body>
</html>
動作のポイント
DIVIDEボタンをクリックすると、イベントリスナー内で入力された2つの値を取得し、try ブロックの中で除算処理を行います。ここで重要なのが次の一行です。
if (num1 === "0") throw "Can't divide by zero";
2つ目の値が「0」だった場合、throw 文によって文字列型の例外が発生し、以降の処理はスキップされて catch ブロックへ制御が移ります。その結果、画面には「Error: Can't divide by zero」というエラーメッセージが表示され、無効な演算が実行されることを防げます。
出力結果
通常どおり数値を入力してDIVIDEボタンをクリックした場合 −

2つ目の数値として「0」を入力してDIVIDEボタンをクリックした場合 −

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