JavaScriptのNumber.EPSILONプロパティとは?浮動小数点誤差を解決する方法
Number.EPSILONは、JavaScriptのNumberオブジェクトが持つ静的プロパティの一つで、「1」と「1より大きい最小の浮動小数点数」の差を表します。その値は約 2.220446049250313e-16(2の-52乗)です。
このプロパティは、コンピュータが扱う倍精度浮動小数点数(IEEE 754)における計算誤差の限界を示すものであり、浮動小数点数同士を正確に比較したい場合などに活用されます。
構文
Number.EPSILONの構文は以下のとおりです。
Number.EPSILON
引数は不要で、Numberオブジェクトに対して直接呼び出します。
基本的な使用例
<html>
<head>
<title>JavaScript Example</title>
</head>
<body>
<script type="text/javascript">
var result = Number.EPSILON;
document.write("イプシロンの値 : " + result);
</script>
</body>
</html>
出力結果
イプシロンの値 : 2.220446049250313e-16
実践的な活用例:浮動小数点数の比較
JavaScriptでは、0.1 + 0.2 === 0.3 のような単純な計算でも false が返されることがあります。これは浮動小数点数の内部表現による誤差のためです。このような場合、Number.EPSILONを使うことで安全に比較できます。
function numbersAlmostEqual(a, b) {
return Math.abs(a - b) < Number.EPSILON;
}
console.log(0.1 + 0.2 === 0.3); // false
console.log(numbersAlmostEqual(0.1 + 0.2, 0.3)); // true
まとめ
- Number.EPSILONは「1と、1より大きい最小の浮動小数点数との差」を表す定数です。
- 値は約 2.220446049250313e-16 です。
- 浮動小数点数の誤差を考慮した数値比較を行う際に役立ちます。
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