HTMLのpushStateステートオブジェクトとは?意味と使い方を解説
pushStateのステートオブジェクトとは
history.pushState()は、HTML5 History APIに含まれるメソッドで、ページを再読み込みすることなくURLを変更し、新しい履歴エントリを作成できます。その第1引数として渡すのが「ステートオブジェクト(状態オブジェクト)」です。ここには、その履歴エントリに関連付けておきたい任意のデータを保存でき、ユーザーが「戻る」ボタンで履歴を遡った際に、保存したデータを取り出してページの表示状態を復元するために活用されます。
pushStateで履歴エントリを作成する例
以下の例では、ユーザーが選択した色をステートオブジェクトに格納し、それに対応する履歴エントリを作成しています。
function display(color) {
var myState = { selectedColor: color },
myTitle = "Page title",
myPath = "/" + color;
history.pushState(myState, myTitle, myPath);
}
このコードでは、selectedColorプロパティを持つオブジェクトを状態として渡すことで、URLを /色名 の形式で更新しながら履歴に記録しています。
popstateイベントで状態を復元する
ユーザーがブラウザの「戻る」や「進む」ボタンで履歴間を移動すると、popstateイベントが発生します。このイベントを受け取って、保存しておいたステートオブジェクトから選択された色を復元する例が以下です。
$(window).on('popstate', function(event) {
var myState = event.originalEvent.state;
if (myState) {
selectColor(myState.selectedColor);
}
});
event.originalEvent.stateから取得したステートオブジェクトが存在すれば、その中のselectedColorを使って画面の表示を元の状態へ戻せます。
利用時の注意点
- ステートオブジェクトには、シリアライズ可能なデータのみを指定できます。
- popstateイベントは、同一ドキュメント内での履歴移動時にのみ発生します。
- ページを直接再読み込みした場合、ステートオブジェクトは自動的には復元されません。必要に応じてURLから状態を復元する仕組みも併用すると安全です。
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