MatplotlibのAxesオブジェクトとは?役割とカスタマイズ方法を解説
MatplotlibにおけるAxesクラスは、グラフを構成するほとんどの要素――Axis(軸)、Tick(目盛り)、Line2D(線)、Text(テキスト)、Polygon(多角形)など――を内包し、データを描画するための座標系を定義する中心的なオブジェクトです。
Figure(図全体)がいわば「キャンバス」であるのに対し、Axesはその上に配置される個々の「プロット領域」に相当します。1つのFigureに複数のAxesを配置すれば、サブプロットとして複数のグラフを並べて表示することも可能です。
Axesのカスタマイズ手順
Figureサイズを設定し、サブプロット間および周囲の余白(パディング)を調整します。
rcParamsを使って軸の線幅(linewidth)を指定します。
現在のFigureに新しいAxesを追加し、操作対象として取得します。
上下左右のスパイン(枠線)それぞれに色を設定します。
show()メソッドを呼び出して図を画面に表示します。
コード例
from matplotlib import pyplot as plt
plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.50, 3.50]
plt.rcParams["figure.autolayout"] = True
plt.rcParams['axes.linewidth'] = 5
ax = plt.axes()
ax.spines['bottom'].set_color('yellow')
ax.spines['top'].set_color('red')
ax.spines['right'].set_color('black')
ax.spines['left'].set_color('blue')
plt.show()
実行結果

このコードでは、まず axes.linewidth を5に設定して枠線を太くし、続いて spines 辞書から各辺へアクセスして set_color() メソッドで色を指定しています。下辺を黄色、上辺を赤色、右辺を黒色、左辺を青色とすることで、4辺それぞれを個別に着色できます。このようにAxesオブジェクトを通じて操作することで、グラフの見た目を柔軟にカスタマイズすることが可能です。
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