JavaScriptのCookieとは?仕組みと基本をわかりやすく解説
Cookieとは何か
WebブラウザとサーバーはHTTPプロトコルを使って通信します。HTTPはステートレス(状態を保持しない)なプロトコルのため、本来はページをまたいでユーザー情報を記憶することができません。しかし、商用サイトでは異なるページ間でセッション情報を維持する必要があります。
この課題を解決するのがCookieです。Cookieを利用すれば、ユーザーの設定(プリファレンス)、購入履歴、コミッションなどの情報を効率的に記憶・追跡でき、より快適な訪問者体験の提供やサイトの統計分析に役立ちます。
Cookieの構成要素
Cookieは、5つの可変長フィールドからなるプレーンテキストのデータレコードです。それぞれの役割は以下の通りです。
- Expires(有効期限) − Cookieが失効する日付です。この項目が空の場合、訪問者がブラウザを閉じた時点でCookieは失効します。
- Domain(ドメイン) − Cookieを発行したサイトのドメイン名です。
- Path(パス) − Cookieを設定したディレクトリやWebページへのパスです。この項目が空の場合、サイト内のどのディレクトリやページからでもCookieを取得できます。
- Secure(セキュア) − このフィールドに「secure」という文字列が含まれている場合、そのCookieは安全なサーバー経由でのみ取得できます。空の場合はこの制限はありません。
- Name=Value(名前=値) − Cookieは「キー=値」のペア形式で設定・取得されます。
JavaScriptでのCookie操作
JavaScriptでは、document.cookieプロパティを使ってCookieの読み書きが行えます。設定の例は以下の通りです。
document.cookie = "username=Taro; expires=Wed, 31 Dec 2025 23:59:59 GMT; path=/";
Cookieの取得も同じくdocument.cookieを使用します。「キー=値」のペアがセミコロン区切りの文字列として返されるため、必要に応じて分割して解析します。
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