【初心者向け】Pythonのgetattr()関数とsetattr()関数の違いをわかりやすく解説
getattr()関数とは
getattr()関数は、Pythonの組み込み関数の一つで、オブジェクトが持つ「指定した名前の属性」の値を取得するために使われます。もし属性が見つからない場合は、あらかじめ指定しておいたデフォルト値を返すことができるのが特徴です。
基本構文
getattr(object, name[, default])
パラメータ
- object:属性を取得したい対象のオブジェクト
- name:取得したい属性の名前(文字列で指定)
- default(省略可能):属性が存在しなかった場合に返す代替の値
戻り値
- 指定した名前の属性が存在する場合 → その属性の値
- 属性が存在せず、defaultが指定されている場合 → defaultの値
- 属性が存在せず、defaultも指定されていない場合 → AttributeError例外が発生
使用例
class Person:
def __init__(self):
self.name = "太郎"
p = Person()
print(getattr(p, "name")) # 太郎
print(getattr(p, "age", 20)) # 20(ageは存在しないためデフォルト値)
print(getattr(p, "age")) # AttributeErrorが発生setattr()関数とは
setattr()関数もPythonの組み込み関数で、オブジェクトの指定した属性に新しい値を設定するために使われます。なお、まだ存在しない属性名を指定した場合は、その場で新しい属性が動的に作成される点に注意してください。
基本構文
setattr(object, name, value)
パラメータ
- object:属性を設定する対象のオブジェクト
- name:設定したい属性の名前(文字列で指定)
- value:設定する値
戻り値
setattr()関数は常にNoneを返します。これは、値の設定だけを行い、結果を返さないことを意味します。
使用例
class Person:
pass
p = Person()
setattr(p, "name", "花子")
print(p.name) # 花子getattr()とsetattr()の違いまとめ
| 項目 | getattr() | setattr() |
|---|---|---|
| 主な用途 | 属性値の取得 | 属性値の設定 |
| 引数の数 | 2〜3個 | 3個 |
| 戻り値 | 属性の値(またはデフォルト値) | None |
| 属性が存在しない場合 | デフォルト値を返すか、AttributeErrorが発生 | 新しく属性が作成される |
このように、getattr()は「読み取り専用のアクセス」、setattr()は「書き込み用のアクセス」と覚えると理解しやすいでしょう。動的に属性へアクセスしたい場面や、文字列で属性名を扱いたい場面で非常に便利な関数なので、ぜひ使いこなしてみてください。
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