Pythonで10進数を2進数に変換する方法|再帰と組み込み関数の2つのアプローチ
この記事では、10進数で表された数値を2進数に変換するPythonプログラムについて、その考え方と具体的な実装方法をわかりやすく解説します。
問題文
ある整数が与えられたとき、その数値を2進数に変換します。例えば、10進数の「35」は2進数では「100011」と表現されます。
アプローチ1:再帰を使った解法
再帰処理を利用すると、シンプルなコードで10進数を2進数に変換できます。基本的な流れは以下の擬似コードのとおりです。
DecToBin(num): if num > 1: DecToBin(num // 2) print num % 2
サンプルコード
def DecimalToBinary(num): if num > 1: DecimalToBinary(num // 2) print(num % 2, end = '') # main if __name__ == '__main__': dec_val = 35 DecimalToBinary(dec_val)
出力結果
100011
このプログラムでは、すべての変数と関数がグローバルスコープで宣言されています(下図参照)。

仕組みの解説
この再帰処理では、まず引数 num を2で整数除算した値を自分自身に渡し、商が1以下になるまで再帰呼び出しを繰り返します。再帰が最も深い地点に到達した後、呼び出しスタックが戻る過程で、各段階の「num % 2」(2で割った余り)が順番に出力されます。これにより、計算順序とは逆の「上位ビットから下位ビットへ」という正しい桁順で2進数が表示される仕組みです。
アプローチ2:組み込み関数bin()を使った解法
Pythonには標準で用意されている組み込み関数 bin() を使えば、わずか1行で10進数から2進数への変換が可能です。bin() の戻り値は「0b」というプレフィックスが付いた文字列のため、replace() メソッドで「0b」を取り除けば完成です。
サンプルコード
def decimalToBinary(n):
return bin(n).replace("0b", "")
# Driver code
if __name__ == '__main__':
print(decimalToBinary(35))
出力結果
100011
こちらの場合も、すべての変数と関数はグローバルスコープで宣言されています(下図参照)。

まとめ
この記事では、Pythonで10進数を2進数に変換する2つの方法――再帰を利用した自作関数によるアプローチと、組み込み関数 bin() を活用する簡潔なアプローチ――を紹介しました。アルゴリズムの動作原理を深く理解したい場合は再帰版を、実務で手軽に変換処理を行いたい場合は bin() 関数の利用をおすすめします。
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