Pythonでリスト内の2つの異なる要素から最大の積を求めるプログラム
はじめに
数値のリストが与えられたとき、その中から異なる2つの要素を選び、その積(掛け算の結果)の最大値を求める問題を考えてみましょう。
例えば、入力が [5, 3, 7, 4] の場合を考えます。このとき最大の積は 7 × 5 = 35 となります。
解き方のアプローチ
最もシンプルな方法は、全ての要素ペアの組み合わせを調べる総当たり(ブルートフォース)による解法です。手順は以下の通りです。
- 現在の最大値を保持する変数
curr_maxを負の無限大(-inf)で初期化します。 - 外側のループでインデックス
iを 0 から要素数 - 1 まで回します。 - 内側のループでインデックス
jをi + 1から要素数 - 1 まで回し、同じペアを重複して調べないようにします。 nums[i] * nums[j]がcurr_maxより大きければ、curr_maxを更新します。- すべてのペアを確認した後、
curr_maxを返します。
実装例
class Solution:
def solve(self, nums):
curr_max = float('-inf')
for i in range(len(nums)):
for j in range(i+1, len(nums)):
if nums[i] * nums[j] > curr_max:
curr_max = nums[i] * nums[j]
return curr_max
ob = Solution()
print(ob.solve([5, 3, 7, 4]))
入力
[5, 3, 7, 4]
出力
35
計算量について
この総当たりの解法では、2重ループを使用するため時間計算量は O(n²) となります。リストのサイズが小さい場合は十分実用的ですが、要素数が多い場合には効率が低下します。
より効率的な代替案:ソートを利用する方法
リストをあらかじめ昇順にソートしておけば、最大の積は以下のいずれかになります。
- 最も大きい2つの要素の積(末尾の2要素)
- 最も小さい2つの要素(負の数同士)の積
この性質を使うと、時間計算量 O(n log n) で解くことができます。
class Solution:
def solve(self, nums):
nums.sort()
return max(nums[0] * nums[1], nums[-1] * nums[-2])
特に注意が必要なのは、リストに負の数が含まれるケースです。例えば [-10, -9, 1, 3] のような場合、最大の積は -10 × -9 = 90 となり、正の大きな数同士の組み合わせではなく、負の数同士の組み合わせが答えになります。上記のソートを使った方法なら、こうしたケースも自動的にカバーできます。
まとめ
本記事では、Pythonでリスト内の2つの異なる要素から最大の積を求める方法を紹介しました。理解しやすい総当たり法と、実務で有利なソート活用法の両方を押さえておくと、面接や実装の場面で役立ちます。
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