Tkinterで垂直・水平スクロールバーを作成する方法を徹底解説
スクロールバーは、アプリケーションに動的な操作性を持たせるために非常に便利なウィジェットです。Tkinterでは、垂直方向と水平方向の両方のスクロールバーを簡単に作成できます。スクロールバーは、Scrollbar()ウィジェットのオブジェクトを初期化することで生成されます。
水平スクロールバーを作成する場合は、orientオプションに「HORIZONTAL」または「VERTICAL」を指定して向きを設定します。さらに、対象となるウィジェット(TextやListboxなど)とスクロールバーを連携させる設定を行うことで、初めて実際に操作できるようになります。
コード例
# 必要なライブラリをインポート
from tkinter import *
# Tkinterフレームのインスタンスを作成
win = Tk()
# フレームのサイズを設定
win.geometry("700x350")
# 表示用のダミーテキストを用意
text_v = "Python is dynamically-typed and garbage-collected. It supports multiple programming paradigms, including structured (particularly, procedural), object-oriented and functional programming."
text_h = ("\nNASA \n Google \nNokia \nFacebook \n Netflix \n Expedia \n Reddit \n Quora \n MIT\n Udemy \n Shutterstock \nSpotify\nAmazon\nMozilla\nDropbox")
# 垂直スクロールバーを追加
scroll_v = Scrollbar(win)
scroll_v.pack(side=RIGHT, fill="y")
# 水平スクロールバーを追加
scroll_h = Scrollbar(win, orient=HORIZONTAL)
scroll_h.pack(side=BOTTOM, fill="x")
# Textウィジェットを追加
text = Text(win, height=500, width=350, yscrollcommand=scroll_v.set,
xscrollcommand=scroll_h.set, wrap=NONE, font=('Helvetica 15'))
text.pack(fill=BOTH, expand=0)
text.insert(END, text_v)
text.insert(END, text_h)
# スクロールバーをTextウィジェットに連携
scroll_h.config(command=text.xview)
scroll_v.config(command=text.yview)
win.mainloop()
ポイント解説
- side=RIGHT, fill="y":垂直スクロールバーをウィンドウ右端に縦方向いっぱいに配置します。
- orient=HORIZONTAL:スクロールバーの向きを水平に指定します。
- yscrollcommand / xscrollcommand:Textウィジェット側のスクロール状態をスクロールバーに同期させます。
- config(command=...):スクロールバーの操作をTextウィジェットの表示領域に反映させます。
- wrap=NONE:テキストの折り返しを無効にすることで、水平スクロールが有効になります。
実行結果
上記のコードを実行すると、Pythonプログラミング言語に関するテキストが表示されたウィンドウが開きます。垂直・水平の両方のスクロールバーを操作することで、ウィンドウに収まりきらない長いコンテンツも動的に閲覧できます。

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