Tkinterの主なイベント一覧と使い方を徹底解説
Tkinterは、PythonでGUIアプリケーションを作成するための標準ライブラリです。豊富な組み込み機能や拡張機能を備えており、これらを活用することでアプリケーションのパフォーマンスや動作を最適化できます。Tkinterのイベントは、ユーザーとアプリケーションのロジックをつなぐ橋渡しとなるインターフェースを提供する役割を担っており、イベントを適切に活用することで、どんなTkinterアプリケーションでも操作性と実用性を高めることができます。
Tkinterの代表的なイベント一覧
以下は、アプリケーションをインタラクティブにするために頻繁に使用される、Tkinterの主要なイベントの一覧です。
- <Button> − マウスボタンやマウスホイールの操作をハンドラにバインドする際に使用します。
- <ButtonRelease> − ボタンをクリックする代わりに、マウスボタンを「離した」タイミングでイベントを発生させることができます。
- <Configure> − ウィジェットのプロパティ(サイズや位置など)を変更する際に使用します。
- Destroy − 特定のウィジェットを破棄・終了させる際に使用します。
- <Enter> − マウスポインタがウィジェットの上に乗ったときにフォーカスを取得できるイベントです。
- <Expose> − 他のウィンドウに隠れていたウィジェットや画面の一部が、再び表示されたときに発生するイベントです。
- <FocusIn> − 特定のウィジェットにフォーカスが当たったときに使用します。
- <FocusOut> − 現在のウィジェットからフォーカスが外れたときに使用します。
- <KeyPress> − キーを押したタイミングで処理を開始したり、ハンドラを呼び出したりできます。
- <KeyRelease> − キーを離したタイミングで処理を開始したり、イベントを発生させたりできます。
- <Leave> − ユーザーがあるウィジェットから別のウィジェットへ移動したときに、マウスポインタの動きを追跡するために使用します。
- <Map> − アプリケーション内のウィジェットを画面に表示する際に使用します。
- <Motion> − アプリケーション内でマウスポインタが移動するたびにイベントを検知します。
- <Unmap> − ウィジェットをアプリケーションから非表示にできます。grid_remove()を使ってウィジェットを隠すのと似た動作になります。
- <Visibility> − アプリケーションの一部が画面上に表示されたときに発生するイベントです。
サンプルコード
ここでは、<Button>イベントを使い、マウスボタンが押されるたびにウィジェットへメッセージを表示する例を紹介します。
# 必要なライブラリをインポート
from tkinter import *
# tkinterフレーム(ウィンドウ)のインスタンスを作成
win = Tk()
# ウィンドウのサイズを設定
win.geometry("700x350")
# メッセージを表示する関数を定義
def display_text(e):
label.config(text="Code never lies, comments sometimes do", font=('Helvetica 17 bold'))
# テキストを表示するためのラベルウィジェットを作成
label = Label(win, text="")
label.pack(pady=50)
# マウスボタンのイベントをバインド
win.bind('<Button-1>', display_text)
win.mainloop()
実行結果
上記のPythonスクリプトを実行すると、まず何も表示されていない空のウィンドウが立ち上がります。そのウィンドウ上で左クリックすると、あらかじめ定義しておいたメッセージが画面に表示されます。

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