Matplotlibで図をラスター画像としてPDFに保存する方法
Matplotlibで作成した図を、ラスター画像(ビットマップ)としてPDFファイルに保存する方法を解説します。ベクター形式ではなくラスター形式で出力することで、大量のデータを含むプロットでもファイルサイズを大幅に抑えることができます。
保存までの手順
- 図のサイズを設定し、サブプロット間および周囲の余白(パディング)を調整する
- 新しいfigureオブジェクトを作成する(または既存のfigureをアクティブ化する)
- サブプロット構成の一部として、figureにAxes(軸)を追加する
- NumPyを使ってランダムなデータを生成する
- データを2Dラスタ画像として表示する(imshowを使用)
- プロットをPDF形式で保存する
コード例
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.50, 3.50]
plt.rcParams["figure.autolayout"] = True
fig = plt.figure()
ax = fig.add_subplot(111, rasterized=True)
data = np.random.rand(5, 5)
ax.imshow(data, cmap="copper", aspect=True, interpolation="nearest")
plt.savefig("rasterized.pdf")
コードのポイント
このコードで最も重要なのは fig.add_subplot(111, rasterized=True) の部分です。rasterized=True を指定すると、そのAxes内に描画される内容がベクターではなくビットマップ(ラスター)としてPDFに埋め込まれます。数百万点規模の散布図など、ベクター出力するとファイルが巨大化してしまうケースで特に有効です。
また、plt.rcParams["figure.autolayout"] = True を設定しておくと、ラベルやタイトルが図の領域からはみ出さないようにレイアウトが自動調整されます。さらに savefig() の呼び出し時に dpi 引数を指定すれば、出力されるラスター画像の解像度も細かく制御できます。
実行結果
このコードを実行すると、プロジェクトの作業ディレクトリに「rasterized.pdf」という名前で、以下のようなヒートマップ風の画像が保存されます。

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