【Python】NumPyのcan_cast()メソッドでキャストルールに基づくデータ型変換の可否を判定する方法
numpy.can_cast()メソッドは、キャスティングルールに従ってデータ型間のキャスト(型変換)が実行できる場合にTrueを返します。第1引数には変換元となるデータ型または配列を、第2引数には変換先のデータ型を指定します。
デフォルトのキャスティングルールは「safe」であり、情報の欠落や精度の低下が起こらない変換のみが許可されます。そのため、たとえばcomplexからfloatへの変換はFalseと判定されます。
手順
はじめに、必要なライブラリをインポートします。
import numpy as np
続いて、can_cast()メソッドを使って、キャスティングルールに従ったデータ型間のキャストが可能かどうかを確認します。
print("Checking with can_cast() method in Numpy\n")
print("Result...",np.can_cast(np.int32, np.int64))
print("Result...",np.can_cast(np.float64, complex))
print("Result...",np.can_cast(complex, float))
print("Result...",np.can_cast('i8', 'f8'))
print("Result...",np.can_cast('i8', 'f4'))
print("Result...",np.can_cast('i4', 'S4'))
サンプルコード
import numpy as np
# numpy.can_cast()メソッドは、キャスティングルールに従って
# データ型間のキャストが可能な場合にTrueを返します。
# 第1引数:変換元のデータ型または配列
# 第2引数:変換先のデータ型
print("Checking with can_cast() method in Numpy\n")
print("Result...",np.can_cast(np.int32, np.int64))
print("Result...",np.can_cast(np.float64, complex))
print("Result...",np.can_cast(complex, float))
print("Result...",np.can_cast('i8', 'f8'))
print("Result...",np.can_cast('i8', 'f4'))
print("Result...",np.can_cast('i4', 'S4'))
出力結果
Checking with can_cast() method in Numpy Result... True Result... True Result... False Result... True Result... False Result... False
結果の解説
- np.int32 → np.int64:True。より大きな整数型へ変換されるため、値の欠落は発生しません。
- np.float64 → complex:True。float64の値は複素数として正確に表現できます。
- complex → float:False。虚部が失われるため、「safe」ルールでは許可されません。
- 'i8' → 'f8':True。64ビット整数は64ビット浮動小数点数に安全に変換できます。
- 'i8' → 'f4':False。float32では精度が不足する可能性があるため許可されません。
- 'i4' → 'S4':False。デフォルトの「safe」ルールでは、数値から文字列への変換は行えません。
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