【JavaFX入門】2D形状のsmoothプロパティで図形の輪郭を滑らかに描画する方法
JavaFXのsmoothプロパティは、2D形状を描画する際にアンチエイリアス処理(平滑化ヒント)を使用するかどうかを指定するためのプロパティです。この値を設定するには、javafx.scene.shape.Shapeクラスが提供するsetSmooth()メソッドを使用します。
このメソッドはboolean型の値を受け取ります。trueを渡すと図形の輪郭は滑らかに描画され、falseを渡すと輪郭にギザギザ感(ジャギー)が残ります。特に線幅の太いストロークや鋭い角度を持つ図形では、その違いがはっきりと現れます。
サンプルコード
以下の例では、同じ三角形ポリゴンを2つ作成し、一方にはsetSmooth(true)を、もう一方にはsetSmooth(false)を設定して、描画結果の違いを比較しています。
import javafx.application.Application;
import javafx.scene.Group;
import javafx.scene.Scene;
import javafx.scene.paint.Color;
import javafx.scene.shape.Polygon;
import javafx.scene.shape.StrokeLineJoin;
import javafx.scene.text.Font;
import javafx.scene.text.FontPosture;
import javafx.scene.text.FontWeight;
import javafx.scene.text.Text;
import javafx.stage.Stage;
public class SmoothExample extends Application {
public void start(Stage stage) {
Font font = Font.font("verdana", FontWeight.BOLD, FontPosture.REGULAR, 12);
// smooth = true のラベル
Text label2 = new Text("Smooth: true");
label2.setFont(font);
label2.setX(80.0);
label2.setY(250.0);
// 滑らかに描画される三角形
Polygon shape1 = new Polygon(100.0, 75.0, 50.0, 200.0, 200.0, 200.0);
shape1.setStroke(Color.BLUE);
shape1.setStrokeWidth(20);
shape1.setStrokeLineJoin(StrokeLineJoin.MITER);
shape1.setSmooth(true);
// smooth = false のラベル
Text label3 = new Text("Smooth: false");
label3.setFont(font);
label3.setX(370.0);
label3.setY(250.0);
// ギザギザした輪郭になる三角形
Polygon shape2 = new Polygon(450.0, 75.0, 350.0, 200.0, 500.0, 200.0);
shape2.setStroke(Color.BLUE);
shape2.setStrokeWidth(20.0);
shape2.setStrokeLineJoin(StrokeLineJoin.MITER);
shape2.setSmooth(false);
// Groupオブジェクトの作成
Group root = new Group(label2, label3, shape1, shape2);
// Sceneオブジェクトの作成
Scene scene = new Scene(root, 595, 310);
// Stageにタイトルを設定
stage.setTitle("Smooth Example");
// SceneをStageに追加
stage.setScene(scene);
// Stageの内容を表示
stage.show();
}
public static void main(String args[]){
launch(args);
}
}
実行結果

上記のコードをコンパイルして実行すると、JavaFXのウィンドウが表示されます。左側の三角形はsetSmooth(true)が適用されているため、太い青色のストロークでも頂点や辺の輪郭が滑らかに描画されます。一方、右側の三角形はsetSmooth(false)が適用されているため、輪郭にジャギー(ギザギザ)が残っていることが確認できます。
このように、smoothプロパティを活用することで、図形の見た目の品質を簡単に制御できます。高品質な描画が必要な場合はtrue(デフォルト)、意図的にレトロなピクセル調の表現をしたい場合などはfalseを指定するとよいでしょう。
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