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【MySQL】WHERE句で実際の行数(COUNT(*))を条件にする方法|サブクエリの活用テクニック

MySQLでは、WHERE句の中でサブクエリを組み合わせることで、テーブル全体の実際の行数(COUNT(*))を抽出条件として扱うことができます。本記事では、その基本的な考え方から、サンプルテーブルを使った具体的な動作確認まで、手順を追ってわかりやすく解説します。

基本構文

ポイントは、WHERE句の中で同じテーブルに対する COUNT(*) をサブクエリとして記述し、その結果を数値と比較する点です。基本形は以下の通りです。

SELECT yourColumnName1,yourColumnName2,...N FROM yourTableName
WHERE
(
  SELECT COUNT(*) FROM yourTableName
)=2;

この例では、「テーブルの総行数がちょうど2件である場合にのみ、すべての行を返す」という動作になります。

サンプルテーブルを作成する

それでは、実際の動きを確認してみましょう。まずは従業員名を格納するシンプルなテーブルを作成します。

mysql> create table CountWithSubqueryDemo
    -> (
    -> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
    -> EmployeeName varchar(20)
    -> );
Query OK, 0 rows affected (2.09 sec)

テストデータを挿入する

続いて、INSERT文で複数件のレコードを登録します。NULL値や空文字('')が含まれていても、COUNT(*) はすべての行をカウントする点に注目してください。

mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values('John');
Query OK, 1 row affected (0.54 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values(NULL);
Query OK, 1 row affected (0.36 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values('Carol');
Query OK, 1 row affected (0.23 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values('');
Query OK, 1 row affected (0.31 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values('Bob');
Query OK, 1 row affected (1.24 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values(NULL);
Query OK, 1 row affected (0.30 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values('Sam');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values('Mike');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values('James');
Query OK, 1 row affected (0.26 sec)

登録済みデータの確認

SELECT文ですべてのレコードを表示し、データが正しく登録されているかを確認します。

mysql> select *from CountWithSubqueryDemo;

実行結果は以下の通りです。合計9件のレコードが登録されています。

+----+--------------+
| Id | EmployeeName |
+----+--------------+
|  1 | John         |
|  2 | NULL         |
|  3 | Carol        |
|  4 |              |
|  5 | Bob          |
|  6 | NULL         |
|  7 | Sam          |
|  8 | Mike         |
|  9 | James        |
+----+--------------+
9 rows in set (0.19 sec)

WHERE句で行数を条件に使ってみる

ここで、冒頭で紹介した構文を使い、WHERE句内で実際の行数を評価してみます。条件は「行数が2件の場合」です。

mysql> select Id,EmployeeName from CountWithSubqueryDemo
    -> where
    -> (
    -> select count(*) from CountWithSubqueryDemo
    -> )=2;
Empty set (0.03 sec)

結果は空セット(Empty set)となりました。これは、現在テーブルには9件のレコードが存在しており、「行数が2件」という条件を満たしていないためです。つまり、このクエリは「テーブルの総行数が2件のときだけ、全行を返す」という意味になります。

レコードを2件に絞り込んで再確認

動作を正しく理解するために、一度テーブルを空にしてから、レコードを2件だけ登録し直してみましょう。

テーブルの初期化

TRUNCATE文ですべてのレコードを削除します。

mysql> truncate table CountWithSubqueryDemo;
Query OK, 0 rows affected (1.95 sec)

2件のレコードを挿入

今度はレコードを2件だけ挿入します。

mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values('James');
Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
mysql> insert into CountWithSubqueryDemo(EmployeeName) values(NULL);
Query OK, 1 row affected (0.46 sec)

データの再確認

mysql> select *from CountWithSubqueryDemo;

実行結果:

+----+--------------+
| Id | EmployeeName |
+----+--------------+
|  1 | James        |
|  2 | NULL         |
+----+--------------+
2 rows in set (0.00 sec)

条件を満たした場合の実行結果

この状態でもう一度、WHERE句で行数を評価するクエリを実行します。

mysql> select Id,EmployeeName from CountWithSubqueryDemo
    -> where
    -> (
    -> select count(*) from CountWithSubqueryDemo
    -> )=2;

今回はテーブルの行数がちょうど2件なので条件を満たし、すべての行が返されます。

+----+--------------+
| Id | EmployeeName |
+----+--------------+
|  1 | James        |
|  2 | NULL         |
+----+--------------+
2 rows in set (0.00 sec)

まとめ

WHERE句の中で (SELECT COUNT(*) FROM テーブル名) のようにサブクエリを記述することで、テーブル全体の実際の行数を抽出条件として扱えます。「行数が特定の値と一致する場合のみデータを取得したい」といったケースに応用できる便利なテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。

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