MySQLで同じ値を持つ行の数をカウントする方法
MySQLでは、COUNT(*)関数とGROUP BY句を組み合わせることで、同じ値を持つ行の数を簡単に集計できます。データベースの分析や重複データの確認など、実務でもよく使われるテクニックです。
基本構文
同じ値を持つ行をカウントする基本的な構文は以下のとおりです。
SELECT カラム名1, COUNT(*) AS 別名 FROM テーブル名 GROUP BY カラム名1;
GROUP BYで指定したカラムの値ごとに行がグループ化され、COUNT(*)が各グループ内の行数を返します。
サンプルテーブルの作成
構文を理解するために、まずテーブルを作成しましょう。以下のクエリで学生情報を管理するテーブルを作成します。
mysql> CREATE TABLE RowWithSameValue (
-> StudentId INT,
-> StudentName VARCHAR(100),
-> StudentMarks INT
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.55 sec)
このテーブルには、学生ID・氏名・点数の3つのカラムが定義されています。
テストデータの挿入
次に、同じ値を持つレコードを挿入します。この例では、複数の学生に同じ点数(89点)を設定しています。
mysql> INSERT INTO RowWithSameValue VALUES(100, 'Carol', 89); Query OK, 1 row affected (0.21 sec) mysql> INSERT INTO RowWithSameValue VALUES(101, 'Sam', 89); Query OK, 1 row affected (0.15 sec) mysql> INSERT INTO RowWithSameValue VALUES(102, 'John', 99); Query OK, 1 row affected (0.12 sec) mysql> INSERT INTO RowWithSameValue VALUES(103, 'Johnson', 89); Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
挿入したデータの確認
登録したすべてのレコードを表示して確認してみましょう。
mysql> SELECT * FROM RowWithSameValue;
実行結果は以下のとおりです。
+-----------+-------------+--------------+ | StudentId | StudentName | StudentMarks | +-----------+-------------+--------------+ | 100 | Carol | 89 | | 101 | Sam | 89 | | 102 | John | 99 | | 103 | Johnson | 89 | +-----------+-------------+--------------+ 4 rows in set (0.00 sec)
4件のうち、89点を取っている学生が3名、99点が1名であることが確認できます。
同じ値を持つ行をカウントするクエリを実行
それでは、冒頭で紹介した構文を使って、同じ値(点数)を持つ行の数をカウントしてみましょう。
mysql> SELECT StudentMarks, COUNT(*) AS SameValue
-> FROM RowWithSameValue
-> GROUP BY StudentMarks;
実行結果
各値ごとの出現回数が表示されます。
+--------------+-----------+ | StudentMarks | SameValue | +--------------+-----------+ | 89 | 3 | | 99 | 1 | +--------------+-----------+ 2 rows in set (0.00 sec)
結果から、「89点」の行は3件、「99点」の行は1件あることがわかります。このように、GROUP BYでグループ化したカラムごとにCOUNT(*)で集計することで、同じ値を持つ行の数を一目で把握できます。
まとめ
- COUNT(*):グループ内の行数をカウントする集計関数
- GROUP BY:指定したカラムの値ごとに行をグループ化する
- AS 別名:結果のカラムにわかりやすい名前を付ける
この組み合わせは、売上データの商品別集計や、ログデータのエラー種別ごとの発生件数カウントなど、さまざまな場面で応用できる便利なテクニックです。
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