MySQLサブクエリにおけるEXISTS・NOT EXISTS演算子の使い方を解説
MySQLサブクエリにおけるEXISTS・NOT EXISTS演算子とは
MySQLのEXISTS演算子は、サブクエリの結果セットに行が存在するかどうかを判定するために使用されます。サブクエリが1行でも結果を返せば、EXISTSはTRUE(真)となり、逆に1行も返さなければFALSE(偽)となります。NOT EXISTSはその逆で、サブクエリが結果を返さない場合にTRUEになります。
ここでは、以下の3つのテーブル「Cars」「Customers」「Reservations」を使って、EXISTSとNOT EXISTSの動作を具体的に見ていきましょう。
サンプルデータの確認
mysql> Select * from Cars; +------+--------------+---------+ | ID | Name | Price | +------+--------------+---------+ | 1 | Nexa | 750000 | | 2 | Maruti Swift | 450000 | | 3 | BMW | 4450000 | | 4 | VOLVO | 2250000 | | 5 | Alto | 250000 | | 6 | Skoda | 1250000 | | 7 | Toyota | 2400000 | | 8 | Ford | 1100000 | +------+--------------+---------+ 8 rows in set (0.02 sec) mysql> Select * from Customers; +-------------+----------+ | Customer_Id | Name | +-------------+----------+ | 1 | Rahul | | 2 | Yashpal | | 3 | Gaurav | | 4 | Virender | +-------------+----------+ 4 rows in set (0.00 sec) mysql> Select * from Reservations; +------+-------------+------------+ | ID | Customer_id | Day | +------+-------------+------------+ | 1 | 1 | 2017-12-30 | | 2 | 2 | 2017-12-28 | | 3 | 2 | 2017-12-29 | | 4 | 1 | 2017-12-25 | | 5 | 3 | 2017-12-26 | +------+-------------+------------+ 5 rows in set (0.00 sec)
EXISTSを使用したサブクエリの例
次のクエリでは、EXISTSを使って「予約履歴のある顧客」だけを抽出しています。
mysql> Select Name from customers WHERE EXISTS (SELECT * FROM Reservations WHERE Customers.customer_id = Reservations.customer_id); +---------+ | Name | +---------+ | Rahul | | Yashpal | | Gaurav | +---------+ 3 rows in set (0.06 sec)
このクエリは、Reservationsテーブルに該当するレコードが存在する顧客、つまりすでに予約を行った顧客の名前を返します。相関サブクエリとして、外側のクエリの各行に対してCustomers.customer_id = Reservations.customer_idという条件で存在チェックが行われている点がポイントです。
NOT EXISTSを使用したサブクエリの例
一方、NOT EXISTSを使うと、条件に合致する行が存在しない場合にTRUEとなるため、「予約履歴のない顧客」を抽出できます。
mysql> Select Name from customers WHERE NOT EXISTS (SELECT * FROM Reservations WHERE Customers.customer_id = Reservations.customer_id); +----------+ | Name | +----------+ | Virender | +----------+ 1 row in set (0.04 sec)
このクエリは、Reservationsテーブルに対応するレコードが1件も存在しない顧客、つまりまだ一度も予約をしていない顧客の名前を返します。上記の例ではVirenderのみが該当しました。
まとめ
- EXISTS:サブクエリが結果を返す場合にTRUEとなり、関連するデータが「存在する」レコードを抽出できる。
- NOT EXISTS:サブクエリが結果を返さない場合にTRUEとなり、関連するデータが「存在しない」レコードを抽出できる。
EXISTS / NOT EXISTSは、IN句との違いとしてNULLの扱いに強く、また一致する行が見つかった時点で評価を打ち切るためパフォーマンス面でも有利なケースが多い演算子です。「〜を持っているレコード」「〜を持っていないレコード」といった存在チェックが必要な場面でぜひ活用してください。
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