JSPでHTTPヘッダー情報を読み取る方法をわかりやすく解説
JSPでHTTPヘッダーを読み取る基本の仕組み
JSPでは、暗黙オブジェクトであるrequest(HttpServletRequest)が持つgetHeaderNames()メソッドを利用することで、クライアントから送信されたすべてのHTTPヘッダー情報を簡単に取得できます。このメソッドは、現在のHTTPリクエストに関連付けられたヘッダー名の一覧をEnumerationオブジェクトとして返します。
Enumerationを取得できたら、あとは標準的な方法でループ処理を行うだけです。hasMoreElements()メソッドでまだ要素が残っているかどうかを判定しながら、nextElement()メソッドでヘッダー名を1つずつ取り出します。さらに、取り出したヘッダー名をgetHeader()メソッドに渡すことで、対応するヘッダーの値も取得できます。
サンプルコード
<%@ page import = "java.io.*,java.util.*" %>
<html>
<head>
<title>HTTP Header Request Example</title>
</head>
<body>
<center>
<h2>HTTP Header Request Example</h2>
<table width = "100%" border = "1" align = "center">
<tr bgcolor = "#949494">
<th>ヘッダー名</th>
<th>ヘッダーの値</th>
</tr>
<%
Enumeration headerNames = request.getHeaderNames();
while(headerNames.hasMoreElements()) {
String paramName = (String)headerNames.nextElement();
out.print("<tr><td>" + paramName + "</td>\n");
String paramValue = request.getHeader(paramName);
out.println("<td> " + paramValue + "</td></tr>\n");
}
%>
</table>
</center>
</body>
</html>上記のコードをmain.jspというファイル名で保存し、Webブラウザからアクセスしてみましょう。
実行結果の例
main.jspにアクセスすると、以下のようにリクエストに含まれるHTTPヘッダーの一覧が表形式で表示されます。なお、表示される内容は使用しているブラウザや実行環境によって異なります。
HTTP Header Request Example
| ヘッダー名 | ヘッダーの値 |
|---|---|
| accept | */* |
| accept-language | en-us |
| user-agent | Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; InfoPath.2; MS-RTC LM 8) |
| accept-encoding | gzip, deflate |
| host | localhost:8080 |
| connection | Keep-Alive |
| cache-control | no-cache |
補足:その他の便利なヘッダー取得メソッド
HttpServletRequestには、getHeaderNames()以外にもヘッダー操作に役立つメソッドが用意されています。
- getHeader(String name):指定した名前のヘッダー値を文字列として返します。同名のヘッダーが複数存在する場合は、最初の値が返されます。
- getHeaders(String name):指定した名前を持つすべてのヘッダー値をEnumerationとして返します。複数の値を持つ可能性があるヘッダーに有効です。
- getIntHeader(String name):指定したヘッダー値をint型として返します。ヘッダーが存在しない場合は-1が返され、数値に変換できない場合はNumberFormatExceptionがスローされます。
これらのメソッドを組み合わせることで、User-Agentによる端末判定やAccept-Languageによる言語設定など、リクエストヘッダーを活用した柔軟な処理を実装できます。
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