JSTLタグを使ってJSPのエラーオブジェクトを処理する方法
JSTLタグを活用したエラーページの作成
JSPで例外が発生した際に表示されるエラーページは、従来のスクリプトレットではなくJSTL(JSP Standard Tag Library)タグを使用することで、可読性と保守性を大きく向上させることができます。ここでは、構造が整い、より詳細な情報を表示できるエラーページ ShowError.jsp の作成方法を紹介します。
使用するEL式のポイント
${pageContext.exception}… 発生した例外オブジェクトそのものを取得します。${pageContext.errorData.requestURI}… エラーが発生したリクエストのURIを取得します。${pageContext.errorData.statusCode}… HTTPステータスコードを取得します。${pageContext.exception.stackTrace}… スタックトレースの要素を取得し、<c:forEach>タグで1行ずつ表示します。
ShowError.jsp のサンプルコード
<%@ taglib prefix = "c" uri = "https://java.sun.com/jsp/jstl/core" %>
<%@page isErrorPage = "true" %>
<html>
<head>
<title>Show Error Page</title>
</head>
<body>
<h1>Opps...</h1>
<table width = "100%" border = "1">
<tr valign = "top">
<td width = "40%"><b>Error:</b></td>
<td>${pageContext.exception}</td>
</tr>
<tr valign = "top">
<td><b>URI:</b></td>
<td>${pageContext.errorData.requestURI}</td>
</tr>
<tr valign = "top">
<td><b>Status code:</b></td>
<td>${pageContext.errorData.statusCode}</td>
</tr>
<tr valign = "top">
<td><b>Stack trace:</b></td>
<td>
<c:forEach var = "trace"
items = "${pageContext.exception.stackTrace}">
<p>${trace}</p>
</c:forEach>
</td>
</tr>
</table>
</body>
</html>
なお、このエラーページを利用するには、エラーが発生しうる側のJSPで <%@ page errorPage="ShowError.jsp" %> のようにページディレクティブを指定しておく必要があります。
実行結果
この設定を行った状態で main.jsp にアクセスすると、以下のような情報が表形式で整形されて表示されます。
| エラー: | java.lang.RuntimeException: Error condition!!! |
| URI: | /main.jsp |
| ステータスコード: | 500 |
| スタックトレース: | org.apache.jsp.main_jsp._jspService(main_jsp.java:65) org.apache.jasper.runtime.HttpJspBase.service(HttpJspBase.java:68) javax.servlet.http.HttpServlet.service(HttpServlet.java:722) org.apache.jasper.servlet.JspServlet.service(JspServlet.java:265) javax.servlet.http.HttpServlet.service(HttpServlet.java:722) |
まとめ
JSTLとEL式を組み合わせれば、Javaコードをほとんど書かずに、例外メッセージ・リクエストURI・ステータスコード・スタックトレースまでを一覧できる高機能なエラーページを簡単に実装できます。デバッグ効率の向上にもつながるため、本番環境向けのエラーハンドリングとしてぜひ活用してください。
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