JSPにおけるHTTPヘッダーとは?仕組みと代表的なレスポンスヘッダーをやさしく解説
HTTPレスポンスの基本的な仕組み
WebサーバーがHTTPリクエストに応答する際、レスポンスは通常「ステータス行」「複数のレスポンスヘッダー」「空行」「ドキュメント本体」という構成で返されます。典型的なレスポンスは次のようになります。
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: text/html
Header2: ...
...
HeaderN: ...
(空行)
<!doctype ...>
<html>
<head>...</head>
<body>
...
</body>
</html>
ステータス行は、HTTPのバージョン(例では HTTP/1.1)、ステータスコード(例では 200)、そしてステータスコードに対応するごく短いメッセージ(例では OK)から成り立っています。
よく使われるHTTP 1.1レスポンスヘッダー一覧
以下は、Webサーバーからブラウザへ返される主要なHTTP 1.1レスポンスヘッダーのまとめです。いずれもWebプログラミングで頻繁に登場する重要なヘッダーです。
| 番号 | ヘッダー名と説明 |
|---|---|
| 1 | Allow サーバーがサポートしているリクエストメソッド(GET、POSTなど)を指定します。 |
| 2 | Cache-Control レスポンス文書をどのような条件でキャッシュしてよいかを指定します。public(誰でもキャッシュ可能)、private(単一ユーザー向けで共有されないキャッシュにのみ保存可能)、no-cache(決してキャッシュしない)などの値を取ります。 |
| 3 | Connection ブラウザが持続的(keep-alive)HTTP接続を使うかどうかを指示します。closeは持続的接続を使わないことを、keep-aliveは接続を維持し続けることを意味します。 |
| 4 | Content-Disposition ブラウザに対し、レスポンス内容を指定したファイル名でディスクに保存するようユーザーに促させます。ファイルのダウンロード処理などでよく利用されます。 |
| 5 | Content-Encoding ページが転送時にどのような方式でエンコードされたかを示します。 |
| 6 | Content-Language 文書が記述されている言語を示します。例:ja、en、en-us、ruなど。 |
| 7 | Content-Length レスポンスのバイト数を示します。この情報が必要になるのは、ブラウザが持続的(keep-alive)HTTP接続を使用している場合のみです。 |
| 8 | Content-Type レスポンス文書のMIMEタイプ(Multipurpose Internet Mail Extension:多目的インターネットメール拡張)を示します。「text/html」や「image/jpeg」などが代表例です。 |
| 9 | Expires コンテンツが古くなったとみなし、それ以降はキャッシュしてはならない日時を指定します。 |
| 10 | Last-Modified 文書が最後に変更された日時を示します。クライアントは文書をキャッシュしておき、以後のリクエストでIf-Modified-Sinceリクエストヘッダーにその日付を添えて送信できます。 |
| 11 | Location ステータスコードが300番台のすべてのレスポンスに含めるべきヘッダーです。新しい文書のアドレスをブラウザに通知し、ブラウザは自動的にその場所へ再接続して新しい文書を取得します(リダイレクト)。 |
| 12 | Refresh ブラウザがいつ更新ページを要求すべきかを秒数で指定します。指定した秒数が経過すると、ページが自動的に再読み込みされます。 |
| 13 | Retry-After 503(Service Unavailable)レスポンスと組み合わせて、クライアントがどのくらい後にリクエストを再試行できるかを伝えます。 |
| 14 | Set-Cookie ページに関連付けるCookieを指定します。 |
JSPでのヘッダー操作のポイント
JSPやサーブレットでは、暗黙オブジェクトのresponseを通じて response.setHeader("ヘッダー名", "値") のようにヘッダーを自由に設定できます。これにより、コンテンツタイプの指定、キャッシュ制御、リダイレクト、Cookieの発行といった処理を柔軟に実装できます。各ヘッダーの役割を理解しておくと、より効率的で信頼性の高いWebアプリケーション開発につながります。
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