MongoDBで平均値を超えるドキュメントを抽出する方法
MongoDBで平均値より大きい値を持つドキュメントを抽出したい場合は、aggregate()メソッドを使用します。平均値の算出には、集計演算子の$avgを活用します。
この記事では、サンプルコレクションを作成し、実際に平均値を超えるドキュメントを取得する手順を解説します。
1. サンプルコレクションの作成
まず、insertOne()メソッドを使ってコレクションにドキュメントを挿入します。
> db.demo552.insertOne({values:10});{
"acknowledged" : true, "insertedId" : ObjectId("5e8e3b1c9e5f92834d7f05ea")
}
> db.demo552.insertOne({values:50});{
"acknowledged" : true, "insertedId" : ObjectId("5e8e3b1f9e5f92834d7f05eb")
}
> db.demo552.insertOne({values:40});{
"acknowledged" : true, "insertedId" : ObjectId("5e8e3b289e5f92834d7f05ec")
}2. 登録されたドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.demo552.find();
実行すると、以下のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e8e3b1c9e5f92834d7f05ea"), "values" : 10 }
{ "_id" : ObjectId("5e8e3b1f9e5f92834d7f05eb"), "values" : 50 }
{ "_id" : ObjectId("5e8e3b289e5f92834d7f05ec"), "values" : 40 }3. 平均値を超えるドキュメントを取得するクエリ
次に、aggregate()と$avgを使って平均値を計算し、その結果を変数に格納します。その後、$gt(より大きい)演算子と組み合わせて、平均値を超えるドキュメントだけを抽出します。
> var findAvg = db.demo552.aggregate([
... { "$group": { "_id": "null", Average: { "$avg": "$values"} }}
... ]).toArray()[0]["Average"];
> db.demo552.find({ "values": { "$gt": findAvg } })4. 実行結果
上記のクエリを実行すると、以下のように平均値(この例では33.33)を超えるドキュメントのみが出力されます。
{ "_id" : ObjectId("5e8e3b1f9e5f92834d7f05eb"), "values" : 50 }
{ "_id" : ObjectId("5e8e3b289e5f92834d7f05ec"), "values" : 40 }処理の流れのポイント
- $groupステージ:_idを「null」に設定することで、コレクション全体を1つのグループとして扱います。
- $avg演算子:「values」フィールドの平均値を計算します。この例では(10 + 50 + 40) ÷ 3 = 33.33となります。
- $gt演算子:計算した平均値より大きい値を持つドキュメントのみをフィルタリングします。
このように、aggregate()による平均値の計算結果を変数に保存し、find()の条件式に組み込むことで、平均以上のデータを簡単に抽出できます。大量のデータを扱う場合でも、同様の手順で柔軟に対応可能です。
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