MongoDBでドキュメント内の配列オブジェクトを更新する構文とは?
配列内のオブジェクトを更新する基本手法
ドキュメント内の配列に格納されたオブジェクトを更新するには、MongoDBのfindOneAndUpdate()メソッドを使用します。このメソッドは、指定したフィルター条件とソート条件に基づいて、単一のドキュメントを検索して更新できる便利なメソッドです。位置演算子「$」と組み合わせることで、配列内の特定の要素だけをピンポイントで変更できます。
1. サンプルコレクションの作成
まず、insertOne()メソッドを使って、試験情報を持つサンプルコレクションを作成しましょう。
> db.demo553.insertOne(
... {
... id:101,
... "Name":"John",
... midExamDetails:
... [
... {"SubjectName":"MySQL","Marks":70},
... {"SubjectName":"MongoDB","Marks":35}
... ]
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8e3da19e5f92834d7f05ed")
}2. 登録されたドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみます。
> db.demo553.find();
実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e8e3da19e5f92834d7f05ed"), "id" : 101, "Name" : "John", "midExamDetails" : [
{ "SubjectName" : "MySQL", "Marks" : 70 },
{ "SubjectName" : "MongoDB", "Marks" : 35 }
] }3. 配列内のオブジェクトを更新するクエリ
ここからが本題です。以下のクエリでは、フィルター条件で「id:101」かつ「midExamDetails.SubjectNameがMongoDB」という要素を特定し、$set演算子と位置演算子「$」を使って該当する配列要素のMarks値を97に更新しています。
> db.demo553.findOneAndUpdate(
... { id:101,
... "midExamDetails.SubjectName":"MongoDB"
... },
... { $set:{
... 'midExamDetails.$.Marks': 97
... }
... }
... );
{
"_id" : ObjectId("5e8e3da19e5f92834d7f05ed"),
"id" : 101,
"Name" : "John",
"midExamDetails" : [
{
"SubjectName" : "MySQL",
"Marks" : 70
},
{
"SubjectName" : "MongoDB",
"Marks" : 35
}
]
}ポイントは、「midExamDetails.$.Marks」という記述です。位置演算子「$」は、フィルター条件にマッチした最初の配列要素を自動的に参照するため、インデックス番号を意識せずに目的の要素を更新できます。
4. 更新結果の確認
再度find()メソッド(.pretty()で整形表示)を実行して、更新結果を確認しましょう。
> db.demo553.find().pretty();
実行すると、次のようにMongoDBの点数が35から97へ正しく更新されていることが分かります。
{
"_id" : ObjectId("5e8e3da19e5f92834d7f05ed"),
"id" : 101,
"Name" : "John",
"midExamDetails" : [
{
"SubjectName" : "MySQL",
"Marks" : 70
},
{
"SubjectName" : "MongoDB",
"Marks" : 97
}
]
}まとめ
配列内のオブジェクトを更新する際は、findOneAndUpdate()(またはupdateOne())に対して、①配列内の対象要素を特定するフィルター条件と、②位置演算子「$」を使った$setによる更新値の指定、という2つの組み合わせが基本となります。このパターンを覚えておけば、ネストされたデータ構造を持つドキュメントでも柔軟に部分更新が行えます。
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