$or演算子を使ってMongoDBコレクションから複数の条件で値を評価する方法
MongoDBで1つ以上の条件に一致する値を評価したい場合、find()メソッドと$or演算子を組み合わせることで実現できます。この記事では、実際のコレクション作成からクエリ実行まで、具体的な手順を解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。ここでは、学生名(StudentName)と国名(CountryName)を持つドキュメントを3件挿入します。
> db.demo174.insertOne({"StudentName":"Chris","CountryName":"US"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e383c709e4f06af551997e5")
}
> db.demo174.insertOne({"StudentName":"David","CountryName":"UK"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e383c779e4f06af551997e6")
}
> db.demo174.insertOne({"StudentName":"Bob","CountryName":"AUS"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e383c7e9e4f06af551997e7")
}
insertOne()メソッドは、指定したドキュメントを1件だけコレクションに挿入します。実行結果として、挿入が成功したことを示すacknowledged: trueと、自動生成されたObjectIdが返されます。
コレクション内の全ドキュメントを表示する
find()メソッドを使うと、コレクション内のすべてのドキュメントを確認できます。
> db.demo174.find();
上記のクエリを実行すると、以下のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e383c709e4f06af551997e5"), "StudentName" : "Chris", "CountryName" : "US" }
{ "_id" : ObjectId("5e383c779e4f06af551997e6"), "StudentName" : "David", "CountryName" : "UK" }
{ "_id" : ObjectId("5e383c7e9e4f06af551997e7"), "StudentName" : "Bob", "CountryName" : "AUS" }
$or演算子で複数の条件を評価する
それでは、本題である1つ以上の値を評価するクエリを見ていきましょう。$or演算子は、配列形式で渡された複数の条件のうち、いずれか1つでも一致すればそのドキュメントを返します。
ここでは、「学生名がDavid」または「国名がUS」という2つの条件でドキュメントを取得します。
> db.demo174.find({$or:[{"StudentName":"David"},{"CountryName":"US"}]});
実行すると、以下の出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e383c709e4f06af551997e5"), "StudentName" : "Chris", "CountryName" : "US" }
{ "_id" : ObjectId("5e383c779e4f06af551997e6"), "StudentName" : "David", "CountryName" : "UK" }
結果のポイント
出力結果に注目すると、以下の2件が取得されています。
- Chris(US):国名が「US」という条件に一致
- David(UK):学生名が「David」という条件に一致
一方、Bob(AUS)はどちらの条件にも該当しないため、結果には含まれていません。このように$or演算子を使えば、異なるフィールドに対する複数の条件を柔軟に組み合わせて検索できます。
まとめ
MongoDBで複数の条件のいずれかに一致するドキュメントを取得したい場合は、find({$or: [条件1, 条件2, ...]})という形式を使用します。なお、すべての条件に一致するドキュメントを取得したい場合は、代わりに$and演算子を使用してください。条件分岐によるデータ抽出は、実務でのデータベース操作において非常に頻繁に使われるテクニックなので、ぜひマスターしておきましょう。
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