MongoDBで$pushと$sliceを組み合わせて配列を操作する方法
MongoDBでは、$push演算子と$slice演算子を組み合わせることで、配列に要素を追加しながら、配列のサイズを制限することができます。この記事では、実際のコード例を通じて、複数回のプッシュとスライスの動作を確認していきます。
コレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。
> db.demo656.insertOne({Name:"John"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5ea060264deddd72997713cf")
}ドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.demo656.find();
実行すると、以下のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5ea060264deddd72997713cf"), "Name" : "John" }$pushと$sliceによる最初の更新
次に、MongoDBでプッシュとスライスを同時に行うクエリを見てみましょう。$pushの中で$eachと$sliceを使用するのがポイントです。
> db.demo656.update({Name:"John"}, {"$push":{"ListOfName": {"$each": ["John"], "$slice": -9}}});
WriteResult({ "nMatched" : 1, "nUpserted" : 0, "nModified" : 1 })ここで$slice: -9は、配列の末尾から9個の要素を保持することを意味します。つまり、古い要素から順に削除され、最新の要素が残ります。
再度find()メソッドで結果を確認します。
> db.demo656.find();
実行結果は以下の通りです。
{ "_id" : ObjectId("5ea060264deddd72997713cf"), "Name" : "John", "ListOfName" : [ "John" ] }ListOfNameフィールドが新しく作成され、「John」が追加されたことがわかります。
2回目のプッシュとスライス
続いて、もう一度同じ操作を行い、別の要素「David」を追加してみましょう。
> db.demo656.update({Name:"John"}, {"$push":{"ListOfName": {"$each": ["David"], "$slice": -9}}});
WriteResult({ "nMatched" : 1, "nUpserted" : 0, "nModified" : 1 })再度find()メソッドですべてのドキュメントを表示します。
> db.demo656.find();
実行すると、以下の出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5ea060264deddd72997713cf"), "Name" : "John", "ListOfName" : [ "John", "David" ] }まとめ
このように、$pushと$each、$sliceを組み合わせることで、配列に要素を追加しつつ、配列の最大サイズを制御できます。負の値を指定した場合は末尾から指定した件数が保持され、正の値を指定した場合は先頭から保持されます。履歴データやログのように、最新の一定件数だけを保持したい場合に非常に便利なテクニックです。
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