MongoDBで複数のプロパティを比較するには?$where演算子の使い方
MongoDBで同一ドキュメント内の複数のプロパティ(フィールドの値)を比較したい場合は、$where演算子を使用します。本記事では、配列内の複数の値を比較する具体例を通して、その基本的な使い方と実行結果の違いを解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、比較対象となるドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。次のクエリでは、Valuesという配列フィールドを持つドキュメントを1件挿入しています。
> db.comparingMultiplePropertiesDemo.insertOne({"Values":[10,70,60]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cf228fcb64a577be5a2bc0a")
}登録したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.comparingMultiplePropertiesDemo.find().pretty();
上記のクエリを実行すると、次のようなドキュメントが出力されます。
{
"_id" : ObjectId("5cf228fcb64a577be5a2bc0a"),
"Values" : [
10,
70,
60
]
}$where演算子による複数プロパティの比較
ケース1:条件が真(true)の場合
条件式がtrueと評価されると、該当するドキュメントが表示されます。以下は、配列の2番目と3番目の要素を比較するクエリの例です。
> db.comparingMultiplePropertiesDemo.find({ $where : "this.Values[1] > this.Values[2]" });この例では「70 > 60」が成立するため条件が真となり、次のドキュメントが出力されます。
{ "_id" : ObjectId("5cf228fcb64a577be5a2bc0a"), "Values" : [ 10, 70, 60 ] }ケース2:条件が偽(false)の場合
逆に、条件式がfalseと評価された場合は、何も表示されません。以下のクエリを確認してみましょう。
> db.comparingMultiplePropertiesDemo.find({ $where : "this.Values[1] < this.Values[2]" });この場合、「70 < 60」は偽であるため、該当データは表示されません。
まとめ
MongoDBで複数のプロパティや配列要素を比較する際は、$where演算子が便利です。JavaScript形式の条件式を記述できるため、柔軟な比較処理が可能になります。ただし、$whereはドキュメントごとにJavaScriptを実行する仕組みのため、大量のドキュメントを扱うコレクションではパフォーマンスに影響が出る可能性がある点には留意してください。
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